乳がんの食事 巷の情報に惑わされずバランスの良い食事を
2013年8月
「家族の助けも借りながら、バランスのよい食事を心がけましょう」と話す高嶋浩子さん 副作用の症状のために食事が摂りにくかったり、調理が困難といった悩みを抱える乳がん患者さんは少なくない。また、乳がんと食べ物・栄養の関連について、巷ではさまざまな情報が溢れ、どのように食事をしたらよいのか戸惑う患者さんも多い。乳がん患者さんの食事に対する基本的な考え方とはどのようなものだろうか。副作用を乗り切る食事 ■...
乳がん
2013年8月
「家族の助けも借りながら、バランスのよい食事を心がけましょう」と話す高嶋浩子さん 副作用の症状のために食事が摂りにくかったり、調理が困難といった悩みを抱える乳がん患者さんは少なくない。また、乳がんと食べ物・栄養の関連について、巷ではさまざまな情報が溢れ、どのように食事をしたらよいのか戸惑う患者さんも多い。乳がん患者さんの食事に対する基本的な考え方とはどのようなものだろうか。副作用を乗り切る食事 ■...
2013年8月
「適応の方にはすぐにでも併用を検討したい新薬です」と話す堀口 淳さん ハーセプチンの登場によって、HER2陽性乳がんの治療効果が大きく前進してから十数年、このタイプの乳がん治療をさらに大きく飛躍させる新薬が登場した。HER2陽性切除不能・再発乳がんの治療薬として2013年6月に承認された新薬「パージェタ」だ。どのような治療薬なのか? その効果は? 期待の新薬の全貌を紹介する。新しい抗HER2薬乳が...
2013年8月
骨転移は10年、15年たっても発現率は低下しないと話す中村さん 治療法の進歩によって、進行再発乳がんの生存期間は大幅に延長し、慢性疾患としての治療が必要になっている。そこで問題となるのが骨転移である。乳がんは骨に転移しやすく、骨折や疼痛などが生じると、QOLは急速に低下していく。骨転移による骨病変をうまくコントロールする治療が求められている。骨に問題のある世代に乳がんが増加している■図1 年齢別乳...
2013年8月
「日本でも世界最大規模の乳がんコホート研究が始まっています」と話す山本精一郎さん 「明らかでない情報のために生活を制限しすぎないほうがよいと思います」と話す溝田友里さん 再発を気にして、食事をはじめとした生活の制限をしている乳がん患者さんは少なくない。しかし、再発予防の情報にはっきりとしたエビデンスがあるものはほとんどないのが現状だ。患者さんが生活習慣を考えるうえでのポイントとは――。再発を防ぐ生...
2013年3月
「焦らず正しい情報を得てから治療へ入りましょう」と話す黒井克昌さん 乳がんは年間約6万人が罹患し、年々、患者数は増え続けています。これまでは、閉経前後の40代後半~50代前半に多かったが、閉経後の患者さんも増えています。ここでは初期治療の基礎知識について、わかりやすく解説します。Q1 がんは乳房のどこにできるの? 乳房は乳腺と脂肪などからなり、じん帯によりその形が保たれています。乳腺は、乳汁(母...
2013年3月
乳がん薬物療法の第一人者である渡辺 亨さん 乳がんは、最も個別化治療が進んでいる疾患の1つといえる。個々の患者に適した治療を選択するためには、具体的にどのようにすればいいのだろうか。2011年に改訂された『乳癌診療ガイドライン』をもとに、乳がん薬物療法について解説する。2011年にガイドラインが改訂乳がんの診療ガイドラインが初めて登場したのは2004年。以後改訂を重ね、2011年には新たな改訂版が...
2013年3月
バーバラ・スミス 1983年ハーバード大学医学部卒業。マサチューセッツ工科大学にて学士取得。ブリガム・アンド・ウィメンズ病院にて臨床研修。2006年より中国中山大学医学部客員教授。医学博士。専門は、乳がんに対する低侵襲手術及び放射線治療。若年者乳がんの診断と治療及び乳腺組織の3次元的解析 佐藤一彦 1994年防衛医科大学校医学部卒業。2003~2004年ハーバード大学医学部留学。2008年より中国...
2013年3月
「新薬で再発後も長く暮らせるようになっています」と話す渡邉純一郎さん 再発の不安がいつまでも付きまとう乳がん。しかし今、たとえ再発したとしても長く暮らしていくことが可能になりつつある。そこには、薬物療法の著しい進歩があった。著しく進歩する乳がんの薬物療法年々進歩する乳がんの治療だが、中でも大きく変わってきたのは薬物療法である。新しい薬物療法が登場することで、患者さんの生存期間は着実に延び続けている...
2013年3月
「トリプルネガティブ乳がんにも打つ手はある」と話す蓬原一茂さん 予後不良といわれているトリプルネガティブ乳がん。しかし最近では抗がん薬によく反応するタイプなども明らかになりつつあります。中でも、アンスラサイクリン系、タキサン系薬剤を中心とした抗がん薬治療で半数の人に効果があることが報告されています。トリプルネガティブとは何か?■図1 乳がんのタイプHER2受容体やホルモン受容体のように、治療の標的...
2013年3月
次世代シークエンサーによって治療の標的となる遺伝子を見つけ出した、ジャスティン・バルコさんHDAC阻害薬がトリプルネガティブ乳がん治療のカギになることを示唆したカピル・バーラさんノルバデックス10年服用の高い効果を発表したグレイ・R・デイビスさんフェマーラと新薬PD0332991併用の有効性を発表したリチャード・フィンさん「HER2陰性でも、遺伝子変異があれば抗HER2療法が有効」と報告したロン・...