各種がん

乳がん

95%以上の患者さんで「臭いが改善した」との報告も もう悩まない!がん性皮膚潰瘍の臭いに効く薬が近々登場

2015年4月

「がん性皮膚潰瘍の臭いは消せますので、どうか諦めずにQOLを保って下さい」と語る渡部さん がんが皮膚表面に現れ、潰瘍を形成し、強烈な臭いを発することがある。これを「がん性皮膚潰瘍臭」というが、がんの中でもとくに乳がんの患者さんで見られるケースは多く、この臭いは身体的にも精神的にも患者さんの大きな負担となっていた。そうした中、この臭いを改善する薬が日本で初めて承認された。臭い改善率は95%以上という...

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トリプルネガティブ乳がんに、PARP阻害薬、PD-1阻害薬などの新薬も登場

2015年4月

「トリプルネガティブ乳がんでは、思いがけない治療法が効くこともあるので、希望を持って治療を続けていただきたい」と語る向井博文さん ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)受容体、HER2タンパク受容体がいずれも陰性のトリプルネガティブ乳がん。これまで治療法の少ない、予後不良の乳がんと考えられてきた。しかし、トリプルネガティブ乳がんは、非常に多種多様なものが雑多に集ったものの総称であり、近年、最新の...

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乳がん化学療法による発熱性好中球減少を防ぐ新薬

2015年4月

「医師も患者さんもよく考え G-CSF製剤を適切に使用する必要があります」と話す上野さん 抗がん薬を投与する際に、副作用として起こりうる好中球減少による発熱症状を対象とした新薬が承認された。より強い抗がん薬を使えるようになると期待する関係者も多いが、適応には慎重を期すべきとする意見もある。 作用時間の延長で より効果的な新薬登場 図1 発熱性好中球減少症(FN)発症に関するリスク因子NCCN ve...

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新時代の免疫療法成功のためにはチーム医療での取り組みが重要

2015年1月

左端がHeather L. McArthur氏(Photo by .AN)ASCO/Todd Buchanan 2014 Technical Questions 前号に続き昨年(2014年)9月に米国サンフランシスコで開催された米国臨床腫瘍学会乳癌シンポジウム(ASCO Breast Cancer Symposium)から、今号では、メラノーマ(悪性黒色腫)の治療成績を飛躍的に改善した新たな免疫療...

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サバイバーがよりよい生活を維持するための課題

2014年12月

セッションの質疑応答に臨む演者。右から3人目がAndersen氏、4人目がGoodwin氏(Photo by .AN) ASCO/Todd Buchanan 2014 Technical Questions“Survivorship and Health Policy” セッションから米国臨床腫瘍学会乳がんシンポジウム(ASCO Breast Cancer Symposium)が9月4~6日の3日...

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手術前に腫瘍を縮小し、部分切除術で乳房温存

2014年10月

「サブタイプや患者さんの状態で効果的な術前療法を選択します」と話す黒井克昌さん乳房内の腫瘍が大きければ乳房全体の切除というのが乳がん治療の定石だが、大きな腫瘍でも手術の前に化学療法を加えて小さくし、部分切除にとどめて乳房を温存するという治療選択もある。術前化学療法はどのように行われるのか――乳がんの術前化学療法の研究を続ける専門家に話を聞いた。病理学的完全奏効も 「術前化学療法の一番のメリットは、...

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ホルモン療法の耐性を分子標的薬で補う

2014年10月

「分子標的薬の登場でホルモン療法が大きく前進しています」と話す向井博文さんかつてはほぼすべての乳がん患者に行われていたホルモン療法。現在では、対象者が絞られた上、分子レベルでの研究が進んだことで急激な進歩を遂げている。ホルモン療法の難点である耐性に対して、分子標的薬との併用で大きな効果が出ることがわかった――乳がんの最新の治療に詳しい専門家に聞いた。ホルモン療法耐性に対する新しい治療 乳がんの現在...

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乳房内から腫瘍床周辺の限定した部位に放射線を照射

2014年10月

「腫瘍床付近の局所再発を抑えるという放射線治療の目的を考えれば、APBIは利にかなった治療法です」と話す佐伯さん乳房温存手術後の放射線治療は、乳房全体に外部から放射線を当てるのが一般的だが、乳房の内部から小線源を用いて切除部分を中心に範囲を限定して放射線を当てる「加速乳房部分照射(accelerated partial breast irradiation:APBI)」という治療法が、欧米で広く行...

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術後の治療選択の指標 不要な抗がん薬治療の回避も

2014年10月

「抗がん薬治療の回避により得られる経済的効果はかなり大きくなる」と語る林 直輝さん手術後に抗がん薬治療を行うかどうか、従来は臨床所見を参考に決定していたが、がん細胞の遺伝子を調べる「オンコタイプDX」検査を受けると、抗がん薬治療を回避できる人がかなりいることがわかってきた。検査の費用は高額だが、抗がん薬治療が避けられた場合には、医療経済的にもメリットは大きい。将来の保険適用が期待されている。がん細...

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乳がんサバイバーの職場復帰:外来通院中の患者さんを対象に意識調査 職場復帰には周囲の理解と本人の自覚が大切

2014年10月

「時間調整ができる職場のシステムが大切」と話す小野智恵美さん「身体的負担でこれまでの仕事ができなくなるのでは‥」「雇用条件はどうなるの?」──乳がんは治療後に良好な予後が望めるがん種だ。仕事を持つ女性が乳がんになることも珍しくないが、彼女たちの大きな悩みに「就業をどうするか」ということがある。患者さんに職場復帰への本音を聞いた調査結果がまとまった。働く世代も襲う乳がん 乳がんの罹患者数は、女性では...

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