各種がん

乳がん

多様な職種の連携で、骨転移患者さんのQOLを維持する 最期まで自分の足で歩けるように

2015年9月

「骨転移があっても、最期まで自分らしい生活を送れるように支援していきたいと思います」と話す篠田裕介さんと澤田良子さん 骨転移は骨の病気であることから、運動器を専門にしている整形外科医による診療が有用だ。骨転移のがん患者さんが急増するなか、リハビリの必要性や他職種との連携など新しい診療体制が求められている。様々な科が連携して治療にあたる、東京大学医学部附属病院の骨転移キャンサーボードの取り組みについ...

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乳がん骨転移は段階的な治療のリレーで対応

2015年4月

「骨転移には、早期発見と適切な治療でQOLを保つことが大切です」と話す川井 章さん 乳がんは骨に転移しやすい。そのため多くの乳がん患者さんは、腰痛、膝痛などがあると、骨転移を疑って不安になりがちだ。骨転移とはどんな症状なのか、受診の目安は何か、骨粗鬆症との違いは何かなど、腫瘍専門の整形外科医に伺った。 がん患者の骨転移が増えている 図1 がん骨転移の原発巣別の頻度全国骨腫瘍登録(2012)(日本整...

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閉経前乳がん患者さんには、リスクに応じたホルモン療法が重要

2015年4月

「閉経前の患者さんに対しては、リスクに応じた術後ホルモン療法が必要です」と語る木下貴之さん 手術後、再発を予防するための治療として、ホルモン療法は重要な役割を果たす。とはいえ、ホルモン療法にも副作用はあり、闇雲に行えばいいというものではない。再発リスクに応じた薬剤投与が重要になってくる。 手術後の再発予防にホルモン療法が行われる 乳がんが早期に発見されて手術を受けても、そのままでは再発してくること...

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トリプルネガティブ乳がんに、PARP阻害薬、PD-1阻害薬などの新薬も登場

2015年4月

「トリプルネガティブ乳がんでは、思いがけない治療法が効くこともあるので、希望を持って治療を続けていただきたい」と語る向井博文さん ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)受容体、HER2タンパク受容体がいずれも陰性のトリプルネガティブ乳がん。これまで治療法の少ない、予後不良の乳がんと考えられてきた。しかし、トリプルネガティブ乳がんは、非常に多種多様なものが雑多に集ったものの総称であり、近年、最新の...

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乳がん化学療法による発熱性好中球減少を防ぐ新薬

2015年4月

「医師も患者さんもよく考え G-CSF製剤を適切に使用する必要があります」と話す上野さん 抗がん薬を投与する際に、副作用として起こりうる好中球減少による発熱症状を対象とした新薬が承認された。より強い抗がん薬を使えるようになると期待する関係者も多いが、適応には慎重を期すべきとする意見もある。 作用時間の延長で より効果的な新薬登場 図1 発熱性好中球減少症(FN)発症に関するリスク因子NCCN ve...

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95%以上の患者さんで「臭いが改善した」との報告も もう悩まない!がん性皮膚潰瘍の臭いに効く薬が近々登場

2015年4月

「がん性皮膚潰瘍の臭いは消せますので、どうか諦めずにQOLを保って下さい」と語る渡部さん がんが皮膚表面に現れ、潰瘍を形成し、強烈な臭いを発することがある。これを「がん性皮膚潰瘍臭」というが、がんの中でもとくに乳がんの患者さんで見られるケースは多く、この臭いは身体的にも精神的にも患者さんの大きな負担となっていた。そうした中、この臭いを改善する薬が日本で初めて承認された。臭い改善率は95%以上という...

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マンモグラフィ検診で乳がんの見逃しを避けるには

2015年4月

「まずは検診を受け、自分の乳腺濃度を知ってください」と話す戸﨑光宏さん 日本人の乳がん罹患率は12人に1人と言われている。にもかかわらず、乳がん検診の受診率は欧米に比べて低く、発見したときには進行しているケースが少なくない。そのため日本人にとって有効で、個々に適した乳がん検診のシステムを求める声が上がっている。 マンモグラフィ検診は乳がん検診の要 乳がんの早期発見と死亡率低下を目的として、全国で「...

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いま知りたい「遺伝性乳がん・卵巣がん」

2015年4月

会場の東京医科歯科大学の鈴木章夫記念講堂 女優アンジェリーナ・ジョリーさんの 〝予防的乳房切除〟で、日本でも俄然注目度の高まった「遺伝性乳がん・卵巣がん(HBOC)」。欧米では、その経緯に至るまでの医療(診療)システムが完備しているが、日本ではまだ不備な点が多く、患者・家族を含め医療界全体での疾患に対する認識とスタッフを含めたシステム作りが叫ばれている。先ごろ東京で開かれた第3回日本HBOCコンソ...

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国内初の陽子線による乳がん臨床試験で患者さん募集

2015年4月

CT位置決め装置(左)と治療寝台 相談専用ダイヤルTel:0776-57-2981(8:30~17:00 土日祝祭日は除く)Web:福井県立病院「陽子線による乳がん治療の臨床試験」 早期乳がんで陽子線の臨床試験開始 福井県立病院陽子線がん治療センター(山本和高センター長)は、2014年10月より乳がんを対象にした臨床試験を開始している。対象は60歳以上の臨床病期Ⅰ期の早期乳がんで、外来通院可能な患...

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新時代の免疫療法成功のためにはチーム医療での取り組みが重要

2015年1月

左端がHeather L. McArthur氏(Photo by .AN)ASCO/Todd Buchanan 2014 Technical Questions 前号に続き昨年(2014年)9月に米国サンフランシスコで開催された米国臨床腫瘍学会乳癌シンポジウム(ASCO Breast Cancer Symposium)から、今号では、メラノーマ(悪性黒色腫)の治療成績を飛躍的に改善した新たな免疫療...

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