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各種がん

乳がん

遺伝子解析でさらに踏み込んだ治療へ トリプルネガティブ乳がんへの挑戦

2016年9月

「トリプルネガティブ乳がんにはいろいろなタイプがあり、それらを分類してそれぞれに合った、副作用が少なくて、より効果のある治療を探す動きが加速しています」と語る増田紘子さん トリプルネガティブ乳がん(TNBC)と言えば、「治療法が少ない」「予後が悪い」というイメージが先行しがちだが、それは生物学的特徴の異なるがんが集められた集団だからという考え方もできる。そこに切り込んで、個々人に合った治療を検討す...

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切らずに治す、新たな治療法への期待 早期乳がんに対するラジオ波熱焼灼療法

2016年8月

「保険収載を目指すべく、現在先進医療として早期乳がんに対するラジオ波熱焼灼療法の臨床試験が進められています」と語る木下貴之さん 〝切らない治療法〟として注目を集めたものの、きちんとした適応が定められずに行われ、再発を来してしまうケースがあった乳がんに対するラジオ波熱焼灼(しょうしゃく)療法(RFA)。こうした事態を受けて、早期乳がんに対するラジオ波熱焼灼療法の臨床試験が開始され、現在は保険収載を目...

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新設のブレストセンター チームを率いるのは3人の医師

2016年5月

目的は1つ、患者さんの幸せ 皆で自信の持てる医療を古澤秀実さん 川口工業総合病院ブレストセンター乳腺外科部長 ブレストセンターはまだ助走の段階ですが、「診療を通じて地域と国の誇りと呼ばれる集団になる」という大きな目標に向かって頑張っています。スタッフや部署の間には見方の違いや個人の性格の反目もあるかもしれませんが、それを超えるような大きな目標を掲げれば、組織はうまく回っていくものです。 医師はス...

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第3回 進行・再発乳がん国際コンセンサス会議に参加して 進行・再発乳がんを取り巻く状況と今後の展望

2016年2月

西脇市立西脇病院乳腺外科部長/昭和大学病院乳腺外科の三輪教子さん 治療法の進歩によって、進行・再発乳がん(以下mBC)の予後は大きく改善されてきました。例えば、再発後の5年生存率は、1970年代の約10%から2000年には50%近くとなっています 1)。しかし、現在でも早期乳がん(以下eBC)の20~30%が再発し、mBCの10年以上の長期生存はいまだに5%程度に留まっています。mBC患者は今後も...

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乳がんはより低侵襲治療に センチネルリンパ節陽性でも郭清省略へ

2015年11月

「センチネルリンパ節生検が必要なくなる時代も来るかもしれません」と語る井本 滋さん 乳がん治療では、患者さんの特性にあった個別化と低侵襲の治療が進んでいる。手術の分野でも、センチネルリンパ節生検を行って転移を認めても腋窩リンパ節郭清を行わない流れが加速している。やがてセンチネルリンパ節生検を行わなくて済む時代がやってくるかもしれない。 リンパ節生検で 不要な郭清を避ける 図1 センチネルリンパ節...

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妊孕性温存は 乳がん治療の準備と並行して迅速に行う

2015年11月

「今後は乳がん治療と妊娠に向けての治療との両立が課題です」と語る土屋恭子さん 若い乳がん患者さんは、化学療法やホルモン療法により、妊孕性(妊娠する力)への影響が心配される。しかし近年、受精卵や卵子、卵巣組織の凍結などの妊孕性温存療法の発展に伴い、がん治療と妊娠・出産の両方を実現したいと考える患者さんが増えている。妊孕性温存についての取り組みと今後の課題についてレポートする。 乳がん患者が増加し、妊...

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乳がん治療はここまで来た!2つの遺伝子検査が未来を拓く

2015年11月

ここ10数年で格段の進歩を遂げたがん医療。がんのタイプは細分化され、治療法も確立されつつある。乳がんと診断されたら、まずは落ち着いて、自分の体に起きていることを知る勇気を持とう。知は力。自らの乳がんタイプを知り、最適な治療法を選択することが大切な一歩になる。昨年(2015年)8月、東京・秋葉原で、乳がん市民セミナー「自分にあった治療選択を!」(共催:エビデンス社/ジェノミック・ヘルス・ジャパン合同...

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HER2陽性・進行再発乳がんの薬物療法に大きな変化

2015年11月

「新薬の登場でHER2陽性・進行再発乳がんの治療は躍進しています」と語る田村研治さん 2013年パージェタ、2014年カドサイラと、次々に新薬が登場。その結果、HER2陽性・進行再発乳がん患者さんの生存率の延長が、より期待できるようになったという。パージェタ、カドサイラとはどのような薬剤なのだろうか。ハーセプチンとパージェタの作用の違い、カドサイラの特徴と治療効果、さらなる使用法などについて、専門...

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総合的な対応が必要に HR陽性、HER2陰性・進行再発乳がん

2015年11月

「主治医だけではなく、看護師や薬剤師などを含めたチームで、患者さんの意見を汲み取る治療体制を作っていく必要があります」と語る荒木和浩さん 乳がんを分子生物学的に分析し、どの薬剤が効果が高いのかを判断するためにサブタイプとして分類することが一般的な治療として広がり、それぞれの患者さんに適した治療選択が行われている。その中で、「閉経後進行再発乳がんのホルモン受容体陽性・HER2受容体陰性タイプ」につい...

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乳がん再発・転移時には HER2発現の陰転化に配慮を

2015年11月

「再発・転移時に再生検を勧められたら、できるだけ受けていただきたい」と話す林 直輝さん 乳がん細胞のHER2発現やホルモン受容体の陽性/陰性の検査結果が、化学療法後に一定割合の患者さんで変化する。これが生じると、治療方針に影響するため、再発・転移時にはこれらの再検査が必要とされており、2015年に改訂された日本乳癌学会「乳癌診療ガイドライン」でも新たに記載が加わった。 HER2発現やホルモン受容体...

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