2008年4月
はら ちずこ昭和19年、旧満州生まれ。高知県立山田高校卒業。高知生徒会連合で活動し、懲戒免職になった校長の復帰運動ではらたいらさんと知り合う。就職のために上京し、不遇時代のはらさんに再会し、物心両面で支えた。昭和39年に結婚。はらさんのアシスタント、マネージャーを兼務。平成5年に乳がんになり、左乳房全摘手術を受けるが、2週間で退院した。平成18年、肝硬変・肝臓がんで緊急入院したはらさんに付き添い、...
2008年3月
佐々木 一十郎 ささき いそお 昭和25年1月10日 仙台市生まれ(58歳) 昭和47年12月 東北工業大学建築科中退 昭和51年10月1日(有)佐々木酒造店入社 昭和59年7月日名取市選挙管理委員会委員(~昭和63年3月31日) 平成4年2月1日 名取市議会議員(~2期) 平成10年3日 (有)佐々木酒造店代表取締役就任 平成10年11月12日 がん宣告 平成11年11月30日 放射線治療開始 ...
2008年2月
性のことをうまく話し合えない状況に風穴をあける 「タンポポ」などの映画で知られる女優、洞口依子さんは、子宮頸がん、8時間に及ぶ手術、術後の後遺症という幾多の試練をくぐり抜け、仕事に復帰した。が、彼女の身体には、実は大きな穴があいていた。性という名の喪失感だ。しかし、なかなか大っぴらにはしゃべれない。こんなときに知ったのが、がん患者の性問題の第一人者として知られる東京大学大学院講師の高橋都さんだ。2...
2007年12月
どうぐち よりこ65年、東京生まれ。高校生で「週刊朝日」の表紙に。19歳で映画デビュー。伊丹十三、黒沢清監督の映画や、テレビでは久世光彦作品他に出演。著書に『子宮会議』(小学館刊) 子宮頸がんは女性にとって精神的にも肉体的にも辛いがんだ。早期に発見されない限り、子宮とその周辺部を広範囲に摘出するため、子供を生めない体になるだけでなく、ホルモンの分泌が止まって様々な後遺症に襲われる。洞口さんも「精...
2007年11月
ほししま ゆあ 1963年京都市生まれ。 大学卒業後、不動産会社、商社などで営業、営業事務に携わる。 1993年卵巣がん発見。 98年、結婚紹介所を通じて知り合った男性と結婚。 05年3月、ホームページを開設。 『一発逆転ホームラン 放つのはあなた!』(文芸社刊) ホームページ『ゆあの部屋』 卵巣がんが見つかったのは今から14年前、ほししまゆあさんが30歳のときだった。 平成5年4月、...
2007年11月
がんとは何かという問いの中で、揺れながらも向き合った2人の心の軌跡 このほど、芥川賞作家で慶應義塾大学文学部教授の荻野アンナさんは、食道がんで逝ったパートナーと自分ががんと向き合った1年2カ月の軌跡を1冊の小説にまとめ刊行した。タイトルは『蟹と彼と私』。今回はこの小説に描かれたがん闘病の日々と、小説が誕生するまでの道のりをアンナさんとともに辿る。 おぎの あんな作家。慶應義塾大学文学部教...
2007年9月
豊田 泰光 とよだ やすみつ 昭和10年茨城県生まれ。 昭和27年水戸商遊撃手として甲子園出場。 昭和28年西鉄ライオンズ入団。新人王。 昭和31年リーグ優勝・日本1、首位打者、シリーズMVP。西鉄黄金時代の主力選手の1人。 昭和38年国鉄スワローズ(現ヤクルト)に移籍。 昭和47年現役引退。平均打率321厘。 近鉄コーチを経て評論活動へ。フジテレビ、文化放送、スポーツニッポンなどで野球解説。 2...
2007年7月
谷沢 淳 やざわ じゅん 栃木県小山市生まれ。麗澤大学卒業。 2001年渡米。写真・サーフィン映像編集に携わる。 2005年5月、慢性骨髄性白血病移行期の診断。6月末、日本帰国。 2006年6月、造血幹細胞移植。 自然写真と詩を合わせた作品がライフワーク。 太腿の内出血 サーフィン関連の映像編集を手がける傍ら、ネイチャー・カメラマンとして多忙な日々を送っていた谷沢淳さんが、慢性骨髄性白血病を告...
2007年7月
がん患者さんの「苦痛」は終末期に限ったものではない。身体的苦痛や心理・精神的苦痛に対する治療・ケアなどがん治療の早期から、並行して行われることが大切である。今回は、エッセイストの岸本葉子さんががん体験者の視点で癌研有明病院緩和ケア科部長・向山雄人さんに向き合う。 きしもと ようこ1961年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業後、旅や日常生活、読書をテーマにしたエッセイが、同世代の女...
2007年6月
ケーシー・ランキン けーしー・らんきん 1946年、米国カンザス州生まれ。 トランペット奏者の父とピアニストの母のもとで7歳からピアノを習う。 10代で日本人の妻・ヒロコさんと結婚し、71年から日本に永住。以来、さまざまな音楽活動をし話題を呼ぶ。 79年、吉野藤丸さんとともに「SHOGUN」を結成。デビュー曲『男たちのメロディー』は50万枚を売る大ヒットを記録し、ゴールデンシングル大賞、ゴールデン...