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各種がん

肺がん

肺がん薬物療法最前線―― 分子標的薬と、オプジーボに代表される免疫チェックポイント阻害薬が、肺がん治療をここまで変えた!

2018年2月

「化学療法、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、血管新生阻害薬。この4種類をいかに組み合わせて効果を出していけるか、その可能性は限りなく広がっています」と語る西尾誠人さん EGFR遺伝子変異が、がん細胞の増殖に関わることが突き止められて10余年。いまや遺伝子変異検査によってがん細胞のタイプを見極め、自身のがん細胞の性格に合った薬物治療を受けられる時代になった。さらに、オプジーボに代表される免疫...

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間質性肺炎に合併する非小細胞肺がんに重粒子線治療が有効 がんへのピンポイント攻撃で肺炎の増悪を最小限に抑える

2018年2月

「重粒子線治療の安全性と有用性を検証するために行った研究です。ゼロではないですが他の治療よりはリスクが低いと言えます」と語る中嶋美緒さん 間質性肺炎にかかると高い確率で合併するという特徴のある肺がん。がんの治療として手術、放射線治療、化学療法のいずれをしても肺炎のほうが急性増悪してしまう危険がある。そのような状況で注目されているのが、放射線治療の1つである重粒子線治療だ。がんへのピンポイント攻撃で...

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「忘れられて」はいない小細胞肺がん 医師主導治験で新薬開発も始まる

2017年2月

「今も昔も、小細胞がんは注目されています。患者さんをよくしたいというのは医師みんなの願いなので、よい治療開発をしたいと思っています」と語る宇田川響さん 一般的に肺がんというと、罹患者数の多い非小細胞肺がん(NSCLC)をイメージすることが多い。一方で、小細胞肺がん(SCLC)は、患者数が少ないこと、新規治療薬が長く登場していないことなどで注目を浴びる機会は少なかった。そのような状況で、新たな分子標...

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肺がんの新しい放射線療法、IMRT、陽子線治療に高まる期待

2017年2月

「装置の進化だけではなく医療者側の熟練も大切」と話す原田さん これまで根治的な放射線治療ができずに治癒が望めないことが多かった局所進行非小細胞肺がんのⅢb期。そこに、最新の放射線治療を加えて根治を目指そうという考え方がある。装置の進化と医師の技術の進歩により、周辺組織に放射線を当てずに、腫瘍だけ攻撃できるようになった。肺がん治療に放射線を用いる第一人者に現状と今後の展開を伺った。 根治の可能性を奪...

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第3世代タグリッソ登場で非小細胞肺がん治療はさらに進化

2017年2月

「T790M変異を持つ患者さんにとって、タグリッソは初回治療のような効果が期待できる薬剤になります」と語る加藤晃史さん 昨年(2016年)3月、第3世代のEGFRチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)として、タグリッソが承認された。第1世代、第2世代、第3世代と、現在4剤あるEGFRチロシンキナーゼ阻害薬。それぞれの薬剤をどのように使い分けていけばいいのか。薬が次第に効かなくなる耐性化の問題、国内初とな...

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免疫チェックポイント阻害薬登場で加速する肺がん領域のプレシジョンメディスン

2017年2月

「新たな免疫チェックポイント阻害薬の開発も進んでいます」と語る佐々木治一郎さん 非小細胞肺がんにオプジーボが承認されてから約1年。昨年(2016年)12月には、新たな免疫チェックポイント阻害薬として、キイトルーダが適応追加されている(2017年1月現在、薬価は未収載)。肺がん治療を大きく変えようとしている免疫チェックポイント阻害薬。新薬の登場で、肺がん治療は個々に適した治療を行う、プレシジョンメデ...

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現在3つのがん種で臨床試験を実施中 がんペプチドワクチン療法最前線

2016年11月

「現在も3つの臨床試験が進行中であり、がんペプチドワクチン療法には大いに期待をしています」と語る笹田哲朗さん 現在、がんに対する第4の治療法として期待されている免疫療法だが、今回はその中の1つ、がんペプチドワクチン療法について取り上げる。神奈川県立がんセンターでは、このがんペプチドワクチン療法を積極的に行っており、これまで6つの臨床試験を実施、現在も3つのがん種で臨床試験が進行中だ。がんペプチドワ...

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先進医療の結果次第で、大きく進展する可能性も! 進行・再発非小細胞肺がんに対するNKT細胞療法

2016年11月

「今後はiPS細胞を用いたNKT細胞療法が行われる予定もあり、NKT細胞療法には大きな期待が持てます」と語る本橋新一郎さん 活性化することで、がんを攻撃する働きを持つNKT(ナチュラルキラーT)細胞を使った免疫療法の研究が進んでいる。進行・再発した非小細胞肺がん患者を対象に、2012年から先進医療としてNKT細胞療法が行われ、現在登録が終了、結果を解析中だという。これまでに行われた臨床試験では、N...

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心臓ホルモン投与で肺がんの転移・再発を防ぐ 肺がん再発予防の臨床研究・全国10施設で「JANP Study」実施

2016年8月

「心臓ホルモンによって、がんの転移を未然に防ぐことができるかもしれません」と語る似鳥純一さん 心不全の治療薬によってがんの転移が未然に防げるようになるかもしれない。肺がん患者を対象に、実証するための臨床研究が国内10施設で始められた。これまでがんを治療する薬はあっても転移を防ぐ薬はなかっただけに、効果が証明されれば、がん治療は大きく変わっていく可能性がある。 心臓で作られるホルモン がんはできた場...

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肺がんの基礎知識 自分の肺がんのタイプを理解する 肺がん丸わかり基礎

2016年3月

肺がんは大腸がんに次いで2番目に罹患数の多いがん。そして死亡数では全てのがん種の中で最も多い。呼吸器ということで他の臓器にはない独特な症状があり、それに応じた治療、管理も必要となる。肺がんの特徴、診断、治療について基本的な情報をまとめた。 肺の仕組みを教えて! 図1 肺の構造とがんの発生部位 肺は、外界の空気を扱う〝貿易港〟です。呼吸によって空気を吸い込み、その空気から酸素を体内に取り込み、その...

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