EGFR遺伝子変異あり。分子標的薬から治療するのが良いか
2015年2月
69歳の母が4年前に肺腺がんの手術をし、先月再発。胸膜播種で腫瘍がいくつかあり、胸水があると言われました。今になって思えば術後に化学療法をしたほうが良かったのではと思います。EGFR遺伝子変異があり分子標的薬が使えると言われました。抗がん薬治療よりもそちらのほうがいいですか? EGFR遺伝子変異があるということは、EML4-ALK融合遺伝子はないのでしょうか? また免疫細胞療法との併用はどう思われ...
非小細胞肺がん
2015年2月
69歳の母が4年前に肺腺がんの手術をし、先月再発。胸膜播種で腫瘍がいくつかあり、胸水があると言われました。今になって思えば術後に化学療法をしたほうが良かったのではと思います。EGFR遺伝子変異があり分子標的薬が使えると言われました。抗がん薬治療よりもそちらのほうがいいですか? EGFR遺伝子変異があるということは、EML4-ALK融合遺伝子はないのでしょうか? また免疫細胞療法との併用はどう思われ...
2014年12月
先日、腺がんのⅠA期と診断されました。がんの大きさは2㎝で、右肺の下葉にあります。主治医からはがんのある下葉を切除する「肺葉切除」を行う旨言われていますが、色々調べてみると、がんのある区域だけを切除して、より切除範囲を狭くする手術も行われているようです。できれば体に負担の少ない治療法を選びたいです。どういう人がこの区域切除の対象となるのでしょうか。肺葉切除と比べてデメリットはあるのでしょうか。(5...
2014年12月
2010年8月に肺腺がんと診断され、遺伝子検査の結果ALK融合遺伝子陽性と出て*ザーコリを服用しています。がんは右肺に3㎝ほどで、縦隔リンパ節にも2㎝ほどの転移があったのですが、ザーコリが効いて、がんがほぼ消失していることが分かりました。その後、2012年10月に脳転移が発覚。放射線による全脳照射を受けました。先日主治医にザーコリから同じALK融合遺伝子陽性に使える*アレセンサという薬に切り替えて...
2014年1月
肺腺がんと診断され、脳に微小な転移があるため、抗がん薬治療を受けることになりました。遺伝子検査で*EGFR陽性とわかり、*イレッサまたは*タルセバによる治療を行うと説明されました。どちらがよいのでしょうか。(75歳 女性 埼玉県)A 脳転移への治療根拠はないので 副作用を考慮して選択を横浜市立大学附属市民総合医療センター 呼吸器センター外科・化学療法部准教授の坪井正博さん脳転移の症状がない場合は、...
2014年1月
1年前の肺腺がんの手術後、肺内転移が1つ見つかり、化学療法を受けました。ただ、抗がん薬はほとんど効いていないようで、現在は4㎝です。肺以外への転移はありません。放射線治療や手術は可能でしょうか。(62歳 男性 神奈川県)A 組織検査を行ったうえで治療薬の検討を横浜市立大学附属市民総合医療センター 呼吸器センター外科・化学療法部准教授の坪井正博さんこの方の病状について、手術時の病期、EGFR遺伝子変...
2013年10月
肺がん(扁平上皮がん)と診断されました。病巣は約6cmです。手術(右上葉と中葉切除)と化学療法を勧められました。収入も乏しく、未成年の子どももいます。経済状況が厳しいのですが、どのような治療をすればよいでしょうか。治療期間はどのくらいかかるでしょうか。(神奈川県 男性 50歳)A 治療期間は数カ月 経済的補助制度の利用を日本では、治療費支援に関する様々な制度があります。病院の相談支援センターなどに...
2013年10月
友人が肺腺がんのⅠB期で上葉切除手術を受けました。3.5cmの大きさでリンパ節への転移はなく、術後化学療法として、*UFT(2年の服用)または*TS-1(1年の服用)を勧められ、どちらを選らぶか悩んでいるようです。副作用は違いますか?どちらが効果的ですか?(北海道 男性 65歳)A 診療ガイドラインではUFTを推奨横浜市立市民病院呼吸器内科・腫瘍内科部長兼科長の岡本浩明さん日本の臨床試験の結果では...
2013年9月
過日、父(72歳)が肺腺がん(ⅠB期・腫瘍の大きさ3.5cm)の上葉切除手術を終えました。これから、術後補助化学療法としてUFT*の服用に入ると言われました。ただ、インターネットで調べたところ、服用には2年服用または1年服用があるとなっています。違いを教えてください。(埼玉県 男性 43歳)A 再発抑制効果が強いのは UFT 2年服用現在の臨床現場で、エビデンス(科学的根拠)を持って使えるⅠB期非...
2013年9月
母(76歳)が、閉塞性肺炎を併発したⅢA期の扁平上皮がんと診断されました。担当医からは手術をするよう言われましたが、高齢のため手術をさせたくありません。今後の治療法について教えてください。(岩手県 男性 51歳)A 手術を考慮。肉体年齢と暦年齢は異なる非小細胞肺がんⅢA期に対する標準治療は、放射線治療とシスプラチン*を中心とする多剤併用化学療法を同時に行うことが一般的には推奨されています。ただ、Ⅲ...
2013年9月
父(64歳)がⅡA期腺がんと診断され手術をしました。リンパ節郭清もしました。術後補助療法も受け、経過観察中です。すでに術後6カ月が経過し、その後の検査でも今のところがんはないそうです。知人から、「EML4-ALKかどうか検査してもらうとよい」と聞きました。どういったものなのか教えてください。(鳥取県 女性 32歳)A 遺伝子検査は、自分の肺がんタイプを知るために大切肺がんには、遺伝子変異によってが...