遺伝子検査が陰性。2次治療の選択肢は?
2015年11月
遺伝子検査(EGFR、KRAS、ALK)がいずれも陰性の場合の2次治療、3次治療はどのような薬物治療が選択可能なのでしょうか。なお、1次治療は*パラプラチン、*アリムタと*アバスチンの3剤併用とアリムタとアバスチンの2剤併用投与を実施しました。次回以降は*タキソテールを使用するようです。他に使用できる薬剤はありますか?(61歳 男性 大阪府)A タキソテールが標準治療。ジェムザールやアブラキサンに...
非小細胞肺がん
2015年11月
遺伝子検査(EGFR、KRAS、ALK)がいずれも陰性の場合の2次治療、3次治療はどのような薬物治療が選択可能なのでしょうか。なお、1次治療は*パラプラチン、*アリムタと*アバスチンの3剤併用とアリムタとアバスチンの2剤併用投与を実施しました。次回以降は*タキソテールを使用するようです。他に使用できる薬剤はありますか?(61歳 男性 大阪府)A タキソテールが標準治療。ジェムザールやアブラキサンに...
2015年11月
*タルセバを服用していますが、皮膚障害がひどいため150㎎から50㎎に減量して服用しています。減量するので、治療効果はやはり低下してしまうものなのでしょうか。また、150㎎のときには複視の症状はあまりなかったのですが、50㎎だと複視がひどく、頭痛も頻繁にあります。何か良い治療法はありますでしょうか。(66歳 男性 愛媛県)A 脳転移の可能性もある。まずは造影剤を用いたMRI検査を受けることを勧める...
2015年9月
血たんがあり、受診したところ肺腺がんで、骨転移があることも判明しました。EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子変異があり、分子標的薬が使えると言われましたが、かなり強い薬と聞いています。高血圧症で、糖尿病(境界型)もあるのですが、影響はないのでしょうか。できれば仕事も続けたいので、この選択が正しいのかどうか教えてください。(68歳 男性 千葉県)A 分子標的薬での治療は正しい選択日本医科大学付属病院...
2015年9月
昨年(2014年)の6月に背中が痛み、肺がん(肺腺がん)の末期と診断され、放射線治療で背中の痛みは消えました。その後、抗がん薬治療(*シスプラチン+*アリムタを4回、アムリタのみを2回、*タキソテールを2回)を受けました。4月中ごろより足にしびれが出始め、急速に歩行が困難になってきました。5月中ごろより放射線治療を13回受けましたが治らず、6月初めにまったく歩けなくなってしまい、入院しました。主治...
2015年3月
父(80歳)が、扁平上皮がんのⅠ(I)A期と診断され、一昨年(2013年)7月に左下葉摘出、リンパ節郭清をしました(術後治療はせず)。その後、昨年8月に再発(右肺に固形がん3㎝ほどと、胸膜播種)し、Ⅳ(IV)期となり、大学病院で余命6カ月と宣告されました。病院からは「積極的治療はできない。(従来の殺細胞性)抗がん薬治療、分子標的薬治療、放射線治療もできない。むしろ死期を早める」と言われ、緩和治療を...
2015年3月
家族のことでご相談です。*イレッサを2週間投与しましたが、膀胱炎で処方された薬を服用した直後から肝機能低下を示す数値が極端に上がったため、イレッサを中止。肝機能回復に1週間を経て現在に至ります。主治医からは今後イレッサから*タルセバに変えると言われていますが、このような薬の変更はしばしばあることでしょうか?副作用がタルセバは強いと聞いて心配になっています。(44歳 男性 島根県)A 減量することで...
2015年2月
69歳の母が4年前に肺腺がんの手術をし、先月再発。胸膜播種で腫瘍がいくつかあり、胸水があると言われました。今になって思えば術後に化学療法をしたほうが良かったのではと思います。EGFR遺伝子変異があり分子標的薬が使えると言われました。抗がん薬治療よりもそちらのほうがいいですか? EGFR遺伝子変異があるということは、EML4-ALK融合遺伝子はないのでしょうか? また免疫細胞療法との併用はどう思われ...
2014年12月
先日、腺がんのⅠA期と診断されました。がんの大きさは2㎝で、右肺の下葉にあります。主治医からはがんのある下葉を切除する「肺葉切除」を行う旨言われていますが、色々調べてみると、がんのある区域だけを切除して、より切除範囲を狭くする手術も行われているようです。できれば体に負担の少ない治療法を選びたいです。どういう人がこの区域切除の対象となるのでしょうか。肺葉切除と比べてデメリットはあるのでしょうか。(5...
2014年12月
2010年8月に肺腺がんと診断され、遺伝子検査の結果ALK融合遺伝子陽性と出て*ザーコリを服用しています。がんは右肺に3㎝ほどで、縦隔リンパ節にも2㎝ほどの転移があったのですが、ザーコリが効いて、がんがほぼ消失していることが分かりました。その後、2012年10月に脳転移が発覚。放射線による全脳照射を受けました。先日主治医にザーコリから同じALK融合遺伝子陽性に使える*アレセンサという薬に切り替えて...
2014年1月
肺腺がんと診断され、脳に微小な転移があるため、抗がん薬治療を受けることになりました。遺伝子検査で*EGFR陽性とわかり、*イレッサまたは*タルセバによる治療を行うと説明されました。どちらがよいのでしょうか。(75歳 女性 埼玉県)A 脳転移への治療根拠はないので 副作用を考慮して選択を横浜市立大学附属市民総合医療センター 呼吸器センター外科・化学療法部准教授の坪井正博さん脳転移の症状がない場合は、...