検査・治療法

緩和ケア/疼痛ケア

オピオイドの使用で実績をあげている新潟市民病院のチーム医療を紹介「緩和ケアチーム」で取り組むがんの疼痛治療

2011年4月

新潟市民病院 総合診療内科医長・ 緩和ケアチーム長の 野本優二さん 新潟市民病院 地域医療部長・消化器外科部長・緩和ケアチーム顧問の 片柳憲雄さん 新潟市民病院では、医師、看護師、薬剤師、栄養士など多くの職種からなる「緩和ケアチーム」が組織され、主治医から依頼のあった患者さんに対し、疼痛コントロールなど、専門的な緩和ケアに当たっている。 こうした実践が、がんの痛みに対する医療用麻薬の適切な...

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痛みに苦しまないためには患者さん自らの治療参加が効果的がんの患者さんの身体と心の痛みを取り除く緩和ケア

2011年4月

北海道医療大学 看護福祉学部教授の 川村三希子さん がん医療における緩和ケアの重要性が認識されるようになり、モルヒネなどの医療用麻薬も使われるようにはなっている。しかし、痛みに苦しむ患者さんはまだ少なくない。患者さんが治療に参加することで、緩和ケアはもっと効果を上げられるのではないか──。 疼痛治療は普及したが痛みに苦しむ人はいる がんの患者さんにとって、痛みは重要...

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「腕を温める」「希釈液を増やす」……さまざまな工夫で大腸がん患者さんの苦痛を和らげる XELOX療法の副作用「血管痛」はこうして乗り切ろう!!

2010年11月

現在、進行・再発大腸がんの標準治療の1つとして、エルプラットを含むXELOX療法が広く行われています。 3週間に1回の通院で済むことから患者さんへの負担が少なく、簡便な治療として喜ばれています。 しかし、一方で点滴した腕などに痛みを訴える患者さんが多いこともわかってきました。 そこで、この副作用の問題に先進的に取り組んでいる医療従事者のみなさんにその対策を話し合っていただきました。 みしま...

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すべては患者さんのために 精神(こころ)にも身体(からだ)にも優しい緩和ケア

2010年10月

藤田保健衛生大学医学部 外科・緩和ケア講座教授で 緩和ケアセンター長の 東口高志さん(*) がんと共に生きる体づくりをすれば、本来の寿命をまっとうすることができる――今、がんの臨床現場では、こうした認識が高まりつつある。がん患者さんにとって、がんと診断されたときから、がん治療に必要な栄養サポートや積極的な緩和ケアは、精神や身体を支えるのに欠かせない。栄養は口から食事として摂るのが基本。そして、...

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オピオイドを適切に使うことで元気になり、意欲的に化学療法に取り組める 疼痛コントロールはがん治療の早い時期から始めるのが効果的

2010年5月

みやぎ県南中核病院副院長の 蒲生真紀夫さん 疼痛治療の必要性は徐々に認識されるようになってきたが、まだ十分とはいえない。痛みの状況に合わせ、早い段階からでもオピオイドを使うことが大切だ。適切な疼痛治療が、化学療法に好影響を及ぼすこともある。 オピオイドの消費量はアメリカの10分の1 がんの患者さんに対し、十分な疼痛治療が行われていないということが、ここ数年話題になってきた。それによって、状況...

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渡辺亨チームが医療サポートする:緩和ケア編

2007年12月

サポート医師・橋爪 隆弘 市立秋田総合病院外科医長 はしづめ たかひろ 市立秋田総合病院外科医長。がん治療支援・緩和ケアチームリーダー。 1986年、秋田大学医学部卒業。同第1外科入局。 91年、秋田大学医学部大学院卒業。青森県立中央病院外科勤務。 95年、市立秋田総合病院外科勤務。 2002年、緩和ケアチーム発足に伴い、チームリーダーに。 日本緩和医療学会評議員、日本乳癌学会薬物療法ガイドラ...

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聞いて欲しい! がん患者が訴える「私の痛み」

2007年5月

ケース1  池田篤子さん(61) 「冬は少々憂鬱な季節」と語る 池田篤子さん 痛む場所 右側肋骨 原因 骨転移 「寒くなると、肋骨がズキズキ痛み出します。『また、来たな』という感じです」 乳がん(腫瘍の大きさ3センチ未満) 1997年秋手術(乳房温存)、放射線治療を行う→98年脳、肺に転移。放射線治療、化学療法→99年再び脳に転移。開頭手術を行う 池田篤子さんにとって冬は少々憂鬱な...

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もっと知って欲しい。痛みを取る治療はたくさんあることを 痛みは、我慢するのが美徳ではない。きちんと訴えていこう

2007年5月

かわごえ こう ホームケアクリニック川越院長。1947年山口県生まれ。東京大学医学部卒。茨城県立中央病院産婦人科医長、東京大学講師、白十字診療所在宅ホスピス部長を経て、1994年より6年間、賛育会病院長を務め退職。2000年6月、自らのクリニックを開業すると同時に、在宅ケア支援グループ・パリアンを設立。在宅ホスピス協会顧問。聖マリアンナ医科大学客員教授。帝京大学医学部非常勤講師。著書に『生と死のは...

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がん治療医の痛み治療に関する知識不足、経験不足が患者を苦しめる 痛みに苦しむがん患者は、なぜこんなに多いのか

2007年5月

駿河台日本大学病院病院長の 小川節郎さん がんの痛みをなくす治療法は、きちんと確立したものがある。未承認抗がん剤のように、海外にあるわけではない。日本国内にあり、しかも日常の診療現場で使用されている。にもかかわらず、痛みに苦しんでいる患者さんがたくさんいるのは、なぜなのか。 どうして患者さんは痛みを取ってもらい、苦しみから解放してもらえないのだろうか。 痛みが激しく、治療どころじゃな...

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誤解だらけのがんの痛み治療 「痛み治療」に対する正しい理解が治療効果、延命効果にも影響を及ぼす

2007年5月

星薬科大学薬品毒性学教室教授の鈴木 勉さん がんによる痛みは全患者の3分の1に発生し、半数は強い痛みを感ずる、という調査結果がある。この痛みを取り除く治療法は確立されており、WHO(世界保健機関)によって推奨されている。ところが日本においては、往々にしてその治療が十分になされていない。その背景には、痛み治療で使用される医療用麻薬に対する医師・患者双方の誤解、偏見、無理解がある。そのどこに間違いがあ...

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