検査・治療法

緩和ケア/疼痛ケア

サポーティブケアセンターを新設 より積極的な患者支援と地域連携を目指す

2014年12月

幅広いサポートで「総合的な医療」を届けたい後藤功一さん 国立がん研究センター東病院サポーティブケアセンター室長(呼吸器内科科長) がん患者さんの悩みは多岐にわたります。治療に関することはもちろんですが、生活上の問題、そして社会生活に関わる問題もあります。治療に関する問題よりも、社会的問題の方が大きな場合にもしばしば遭遇します。医師が、治療とは直接関係ないような全ての社会的問題へ支援を行うのは、実際...

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看取りまでの過程を大切に。共に最期を考えていきたい

2014年10月

藤野在宅緩和ケアクリニックの石橋了知さん藤野在宅緩和ケアクリニック 〒252-0187 神奈川県相模原市緑区名倉837-6TEL:042-684-9166 FAX:042-684-9188URL:www.fujino-kanwa.com/  「看取りに至る過程が大切で、その患者さんの最期の物語をどう紡いでいくか、ご本人、ご家族と一緒になって考えていきたい」――こう話すのは、神奈川県相模原市にある藤...

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注目されるがんのリハビリテーション 幅広い症状を各専門職がカバー

2014年9月

専門家同士の情報共有がカギ 広めたいがんリハビリの大切さ辻 哲也さん 慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室准教授 リハビリ科は、栄養サポートチーム(NST)や褥瘡チームのように、チームメンバーが一緒になって回診をすることはない。基本的にそれぞれの専門分野で患者さんに対応している。しかし、専門家の集まりだからこそ、情報共有の場が重要となる。必要があるたびにチームカンファレンス(会議)が開かれ...

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さまざまな疼痛コントロール法を組み合わせて がんの痛みで動けなくなる患者さんを減らしたい

2014年8月

かみじま けんや 1996年香川医科大学(現・香川大学)卒業後、横浜市立大学医学部附属病院麻酔科に入局。2002年よりNTT東日本関東病院ペインクリニック科に勤務。日本麻酔科学会麻酔指導医、日本ペインクリニック学会認定医海外の医療機関と比べると、日本ではがんに伴う痛みのケアはまだまだ十分とはいえない。そんな中、NTT東日本関東病院のペインクリニック科では、神経ブロック療法を中心にがんの痛みのコント...

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病院一丸となった褥瘡対策 風通しの良さで細かな対応

2014年7月

風通しの良い組織で迅速対応 患者さんの気持ちのケアも宮川健彦さん 船橋市立医療センター皮膚科部長 褥瘡(じょくそう)対策委員会の委員長を務めている。ほかの病院と比べて特別な工夫をしているわけではないが、皮膚・排泄ケア認定看護師が中心となり、メンバーが指示待ちではなく積極的、自発的に取り組んでいるところは評価できると思う。患者さんへの迅速対応を心がける現場では患者さんに積極的に話かけたり、集めた情報...

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緩和ケア施設と一体化した緩和ケアチーム

2014年6月

緩和ケアの一貫したサポート体制を整えて 地域医療を担う宮森 正さん 川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター所長 井田病院では、将来の高齢化社会を見越して、1998年(平成10年)に「緩和ケア」「高齢者ケア」「在宅ケア」「地域連携」の4つの目標を掲げて「総合ケアセンター」を開設した。あくまで地域市民病院なので、がんだけではなく、地域社会のいろいろな病気をきちんと診るということが基本となっている。他...

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患者さんの毎日のQOLを多方面から評価 インターネット上で公開

2014年6月

「QOLの評価にはバランス感覚が大事」と語る宮森 正さん本号の施設訪問で紹介した川崎市立井田病院で、入院患者さんに対する緩和ケアで力を発揮しているのが、同院独自開発のIDAS評価システム。同院かわさき総合ケアセンター所長の宮森正さんらが考案したシステムで、患者さんの毎日のQOL(生活の質)が多方面から評価され、緩和ケアチームに属するスタッフだけではなく、各階に設けられたスタッフステーションに詰める...

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在宅・緩和チームとの連携で〝チーム血液〟の充実化図る

2014年5月

「血液がんの患者さんは、最初の段階から丁寧に支えていく必要があります」と語る近藤咲子さん自覚症状がそれほどないにもかかわらず、告知時に深刻な状態が伝えられ、すぐに治療が開始されるケースの多い血液がん。患者さんの十分な心の準備ができる前のことでもあり、早期の段階から丁寧にケアをしていく必要がある。また、血液がんでは治療による苦痛の緩和がより必要とされる。血液がんにおける緩和ケアと在宅医療の現況を紹介...

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半夏瀉心湯で 乳がん治療薬による下痢が軽減

2014年4月

「漢方で治療薬の投与期間の延長が図れる」と話す志茂 新さん抗がん薬治療の副作用対策に漢方の活用が拡大しつつある。すでに多くの施設の実地診療において漢方治療が広く行われているが、同時に、新たなエビデンス(科学的根拠)を求めた多数の基礎的検討、臨床試験も実施されている。効果の作用メカニズムの解明と、臨床的指標に対する効果の客観的な評価が重要なポイントとされているが、これらの点でエビデンスが得られれば、...

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婦人科がん化学療法における食欲不振に 六君子湯が効果発揮

2014年4月

「QOLの維持・向上での漢方の重要性が高まりつつある」と話す齋藤 滋さん抗がん薬治療の副作用対策に漢方の活用が拡大しつつある。すでに多くの施設の実地診療において漢方治療が広く行われているが、同時に、新たなエビデンス(科学的根拠)を求めた多数の基礎的検討、臨床試験も実施されている。効果の作用メカニズムの解明と、臨床的指標に対する効果の客観的な評価が重要なポイントとされているが、これらの点でエビデンス...

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