検査・治療法

緩和ケア/疼痛ケア

がんリハビリテーションのあり方について それぞれの立場から現況報告

2014年3月

右から田沼明さん、辻哲也さん、井上順一朗さん、大野綾さん、前田絵美さん、佐藤義文さん前号(2月号)に引き続き、昨年(2013年)10月に京都市で開かれた第51回日本癌治療学会学術集会でのがんのリハビリテーションに関する話題を取り上げます。シンポジウム「がんリハビリテーション治療の最前線」では、がん緩和ケアチームに所属して、がんの治療を最前線で支えている医師、看護師、理学療法士がそれぞれ専門の立場か...

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骨転移痛の緩和における全人的ケアや リハビリの在り方などを議論

2014年2月

右から京都府立医科大学大学院疼痛緩和医療学講座、病院教授の綱川豊史さん、関西医科大学放射線科教授の谷川昇さん、慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室の松本真以子さん昨年(2013年)10月に、京都市で開催された第51回日本癌治療学会学術集会では、「Bench to Home(ベンチ [研究室]から家庭まで)」をメインテーマに、最新のがんの研究成果を、家庭など患者さんが生活する場へどのようにし...

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初期からの緩和ケアで生活の質が改善される

2012年12月

「緩和ケア」というと、末期がんやホスピスを連想する人は、今も多くいます。厚生労働省が今年の6月に発表した「がん対策推進基本計画」では、重点的に取り組むべき課題の1つに「がんと診断されたときからの緩和ケアの推進」が掲げられています。それだけに初期からの緩和ケアの重要性が今、問われているのです。痛みが和らぐと、治療意欲が高まる厚生労働省が2013年6月に発表した「がん対策推進基本計画」には、重点的に取...

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自分の痛みを理解し、前向きに治療にかかわるために 自宅で痛みと付き合う患者さんをフォローする看護師の役割

2012年9月

神奈川県立がんセンター 看護局主任看護師の 山本香奈恵さん ひと昔前には、終末期の患者さんに対するケアというイメージがあった緩和ケア。現在ではがんと診断されたときから積極的に取り入れる施設が増えている。痛みをしっかりコントロールしながら自宅でがんに立ち向かう人が増えてきた昨今、大きくなっているのが看護師の役割だ。 主治医の診察日に合わせ30~40分かけて外来診療 [図1 緩和ケアチームへの依頼...

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増えるオピオイド鎮痛薬に、患者さんはどう対応したらよいか飲み間違いなどのメディケーションエラーを防ぐための患者さんと家族の心得

2012年8月

「痛みがコントロールされて いれば、同じ薬を継続的に 使ったほうがよい」と話す 岡本禎晃さん がん患者さんの約8割は、何らかの痛みを感じるといわれています。しかし、こうした痛みの多くは、医療用麻薬(オピオイド)を適切に使うことで和らげることが可能です。現在では様々な種類のオピオイド鎮痛薬が存在しており、飲み間違いや使い方の誤りといった事故(メディケーションエラー)が起こる危険性が増えています。こ...

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痛いときに自分ですぐに鎮痛薬の投与ができるスイッチ1つで痛みを緩和 秘密兵器、電動式PCAポンプとは?

2012年7月

いち早く電動式PCAポンプに 目をつけ、痛みの治療に取り組む 飯嶋哲也さん 痛みを感じたときに、ナースコールを押すことなく、患者さん自らが鎮痛薬を投与できる「電動式PCAポンプ」という 自己調節鎮痛法をご存知でしょうか?昨年1年間で2239人の患者さんに使用した山梨大学では、電動式PCAポンプを用いた痛みのケアで、「世界で1番痛みの少ない病院」を目指しています。 国内トップクラスのPCA使...

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がんの痛みは我慢しないで! 「痛み伝達シート」を活用し、生活の質向上を目指そう

2012年7月

緩和ケアの研究にも 熱心に取り組んでいる 山口 崇さん 痛み治療を受けることで、QOL(生活の質)を向上することができます。そして、それはより効果的ながん治療を受けられる体力を維持することにもつながっていきます。痛みは我慢するものと考える患者さんが多い日本で、「がんの痛み伝達シート」など痛みの自己評価ツールを活用しながら、痛みの除去に取り組む手稲渓仁会病院・緩和ケアチームに痛み治療の実際を聞き...

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外来治療を受ける患者さんへの早期からの緩和ケア 緩和ケア説明用ビデオや患者さんが記入する「痛み伝達シート」を活用する

2012年5月

市立堺病院外科主任部長の 今村博司さん がん治療の早期からの緩和ケアが理想とされるが、外来の患者さんに対して十分にいきわたっている状況ではない。 がんと診断された患者さんが治療の一環として緩和ケアの重要性を理解して、痛みに苦しむことのない状況が実現されている、患者さんへの「説明用ビデオ」や「痛み伝達シート」を活用したある病院の工夫について紹介する。 がんと診断された患者さんの不安を少しでも取り...

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オピオイドの使用で実績をあげている新潟市民病院のチーム医療を紹介「緩和ケアチーム」で取り組むがんの疼痛治療

2011年4月

新潟市民病院 総合診療内科医長・ 緩和ケアチーム長の 野本優二さん 新潟市民病院 地域医療部長・消化器外科部長・緩和ケアチーム顧問の 片柳憲雄さん 新潟市民病院では、医師、看護師、薬剤師、栄養士など多くの職種からなる「緩和ケアチーム」が組織され、主治医から依頼のあった患者さんに対し、疼痛コントロールなど、専門的な緩和ケアに当たっている。 こうした実践が、がんの痛みに対する医療用麻薬の適切な...

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痛みに苦しまないためには患者さん自らの治療参加が効果的がんの患者さんの身体と心の痛みを取り除く緩和ケア

2011年4月

北海道医療大学 看護福祉学部教授の 川村三希子さん がん医療における緩和ケアの重要性が認識されるようになり、モルヒネなどの医療用麻薬も使われるようにはなっている。しかし、痛みに苦しむ患者さんはまだ少なくない。患者さんが治療に参加することで、緩和ケアはもっと効果を上げられるのではないか──。 疼痛治療は普及したが痛みに苦しむ人はいる がんの患者さんにとって、痛みは重要...

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