抗がん薬治療の合併症、腫瘍崩壊症候群とは?
2013年8月
急性リンパ性白血病(ALL)の息子(4歳7カ月)について質問です。抗がん薬治療の合併症に、腫瘍崩壊症候群があると聞きました。どういったものなのでしょうか?(新潟県 男性 37歳)A 治療効果が高いがゆえに、ときに起こりうる合併症腫瘍崩壊症候群(TLS)とは、治療を行った際に腫瘍細胞が急速に死滅(崩壊)することで発症します。症状には、体内の尿酸が増える、カリウム・カルシウム・リンなどの電解質のバラン...
2013年8月
急性リンパ性白血病(ALL)の息子(4歳7カ月)について質問です。抗がん薬治療の合併症に、腫瘍崩壊症候群があると聞きました。どういったものなのでしょうか?(新潟県 男性 37歳)A 治療効果が高いがゆえに、ときに起こりうる合併症腫瘍崩壊症候群(TLS)とは、治療を行った際に腫瘍細胞が急速に死滅(崩壊)することで発症します。症状には、体内の尿酸が増える、カリウム・カルシウム・リンなどの電解質のバラン...
2013年8月
娘(5歳)がCT(コンピュータ断層撮影)検査の結果、髄芽腫と診断されました。放射線治療と化学療法に入ると言われましたが、放射線による影響が心配です。やらない方法はないでしょうか?(福岡県 男性 41歳)A 予後を考えれば避けられないが、その後の総合的ケアが重要髄芽腫は、年齢や髄腔内播種*の有無、手術による腫瘍の摘出範囲によってリスク分けがされています。3歳以上で、播種がなく腫瘍がほぼ全摘された場合...
2013年8月
生後1カ月の息子のことでお聞きします。お腹が大きく膨れ上がっていたため調べてもらったところ、神経芽腫の疑いがあると言われました。その後の検査で、皮膚と骨髄にも転移がありました。担当医からは、様子を見たいとのこと。どうして治療をしないのでしょうか?(神奈川県 女性 34歳)A 神経芽腫4S期は、自然消失しうる特殊な病型神経芽腫の4期とは、リンパ節や骨・骨髄・肝臓・皮膚など原発巣から離れた他の臓器に転...
2013年7月
膵がんと診断されました。腫瘍が大きいとのことで抗がん薬による化学療法を提案されました。セカンドオピニオンでは、抗がん薬に放射線照射を加えた化学放射線療法を勧められました。また、ペプチドワクチンを使った免疫療法を勧める知人もいます。どのような治療なのでしょうか?(東京都 男性 60歳)A 放射線の併用は治療の目的による手術で切除できないと判断された場合には、標準的な治療としては化学療法と放射線治療が...
2013年7月
膵がんの手術を受けました。主治医は「がんをとり切った」と言いますが、再発予防のために抗がん薬を使うことになりました。副作用が怖いのですが、どのようなことがありますか?(愛知県 男性 66歳)A 薬も考え方も進化怖がらずに説明聞いて欧州の研究グループが手術プラス抗がん薬治療でどれくらい生存期間が延長するかという臨床試験をしています。その結果、膵がんの手術の後に化学療法を併用した場合では手術だけよりも...
2013年7月
膵がんのステージⅡとⅢの間くらいということで、手術を受けました。術後の補助療法としてジェムザール*隔週投与を7カ月行い、その後TS-1*の隔日投与に変更しました。しかし食欲不振がひどく、1カ月半くらいでジェムザールに戻しました。私はジェムザールに加え、TS-1を減薬して隔日投与に変更したいと思います。スケジュールなど、ご意見を聞かせてください。(神奈川 男性 70歳)A 悪化なければ1剤でも医師と...
2013年7月
慢性骨髄性白血病患者です。今、グリベック*を飲んでいて寛解することができています。しかし、薬剤が非常に高く、飲み続けている状態に負担を感じているので、できたら少し中断したいと考えています。今、グリベックを中断してどのくらい寛解状態が保てるかという臨床試験が行われていると聞きました。その結果はどのようなものなのでしょうか。できるのならばぜひ休薬して、悪化するようならば、また治療を再開することを望んで...
2013年7月
78歳の母が骨髄異形成症候群で、不応性貧血という診断を受けました。急性骨髄性白血病になりやすいタイプと聞き、不安です。これから薬剤による治療を行うということなのですが、母は高齢なので、治療の副作用などが心配です。副作用への対策や、治療中に高齢患者が気をつけるべきことなどを教えてください。(千葉県 女性 51歳)A 副作用の少ない治療法もご年齢を考えると、移植はありません。支持療法でいくか化学療法で...
2013年7月
多発性骨髄腫が再発し、ベルケイド*で治療をしています。病勢は非常に落ち着き安心しているのですが、副作用で手足のしびれと痛みに悩まされています。薬が効いているだけに、治療を止めたいとは言い出せずに悩んでいます。この手足のしびれの副作用を緩和するようなケア方法はありませんでしょうか。(石川県 男性 48歳)A 投与間隔を開けるという選択肢もベルケイドは、これまで静脈注射でしたが、2012年12月に皮下...
2013年7月
胃にマルトリンパ腫があると診断されました。最初に診断された病院では、手術で胃を全摘する治療が必要であると言われたのですが、できるだけ胃を残したいと思い、セカンドオピニオンで別の病院にかかったところ、胃のマルトリンパ腫はピロリ菌が影響していることが多く、ピロリ菌をきちんと除菌すれば手術をしなくて済むと聞きました。できたら手術をしない治療を選択したいと思っていますが、本当にそれでよいのかという迷いもあ...