検査・治療法

がん治療の最前線 温かい眼差しで患者を見守る

2016年5月

中山優子 神奈川県立がんセンター放射線治療部部長神奈川県立がんセンター放射線治療部部長の中山優子さん2015年12月、日本で5番目、がん専門病院としては初の重粒子線治療施設『i-ROCK(ion-beam Radiation Oncology Center in Kanagawa)』を開設し、他の放射線治療装置とともに総合的にきめ細かい放射線治療を目指す神奈川県立がんセンター。その放射線治療の責任...

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新設のブレストセンター チームを率いるのは3人の医師

2016年5月

目的は1つ、患者さんの幸せ 皆で自信の持てる医療を古澤秀実さん 川口工業総合病院ブレストセンター乳腺外科部長 ブレストセンターはまだ助走の段階ですが、「診療を通じて地域と国の誇りと呼ばれる集団になる」という大きな目標に向かって頑張っています。スタッフや部署の間には見方の違いや個人の性格の反目もあるかもしれませんが、それを超えるような大きな目標を掲げれば、組織はうまく回っていくものです。 医師はス...

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治験を受けられるのは〝代表選手〟 意義、メリット、デメリットを理解して参加

2016年5月

がん研有明病院の宋 菜緒子さん臨床試験や治験というと、言葉は知ってもいても、どのように行われているのかよく知らない、自分とは縁遠いものだ、と思っている患者や家族も多い。近年は免疫チェックポイント阻害薬に代表される新薬の研究が相次いでおり、医療機関に持ち込まれる治験の数も増えている。2回にわたり、臨床試験、とくに新薬を対象とした治験について分かりやすく解説する。 新薬ができるまで 新薬が市場に出回る...

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統合医療の膨大な情報を見極め 自分の価値観で行うかを判断

2016年4月

「統合医療と付き合うには、情報をうまく使いこなす能力が必要です」と語る大野 智さん 統合医療に関心を持つがんの患者さんは多い。まず大切なのは、膨大な情報の中から信頼できるものをふるい分けることだ。次に、その情報が自分に当てはまるかどうかを考え、最終的に自分の価値観に基づいて、行うかどうかを判断する。統合医療とうまくつき合うには、情報をうまく使いこなす能力が必要となる。 近代西洋医学に補完医療や伝統...

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進行・再発がんでケトン食療法が有効か!? 肺がんⅣ(IV)期の介入研究で期待以上の治療成績が得られた

2016年4月

「ケトン食が新たながん治療の選択肢となる可能性も出てきました」と語る萩原圭祐さん がんになると、それまでの食事を見直す人は多い。ただ、何を食べれば、再発を防げるか、また進行・再発がんに対してどういった食事がいいのか、現時点では確固たるエビデンス(科学的根拠)は存在しないのが現状のようだ。そうした中、新たな可能性として注目されているのがケトン食。進行・再発がんに著しく有効だったという研究結果が明らか...

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相互作用を見極めるためサプリメントは1種類を慎重に

2016年4月

正確な情報を得て「安全にサプリメントを活用していただきたい」と話す伊藤壽記さん 統合医療の中でも、がん患者に一番多く用いられているのが、健康食品・サプリメントだという。抗がん薬と同じように体内で代謝されるため、がん治療中のサプリメントの併用には注意点も多い中、期待できる効果が臨床試験によって明らかになっているものもある。最新の知見を専門家に聞いた。 サプリメントの前に ライフスタイルの改善を がん...

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西洋医学でコントロールしきれない つらい症状を緩和する鍼灸治療

2016年4月

「鍼灸はがん患者さんのつらい症状を緩和する補助的な方法の1つです」と話す里見さん(左)、佐々木さん 鍼灸は、専用の鍼や灸を使って、体表にあるツボを刺激する治療法。がん治療中の術後の痛みや、終末期の倦怠感など、西洋医学だけでは取り除くことができない症状を緩和する効果があると言われている。国立がん研究センター中央病院の緩和医療科には鍼灸専用の治療室があり、艾(もぐさ)の心地よい香りの中、「刺さない鍼」...

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香りで不快な症状を緩和し、心身を癒すアロマトリートメント

2016年4月

「がん患者さんのアロマテラピーは、とくに心理面の症状改善に有効です」と話す長谷川記子さん 植物の芳香成分を利用して、不快な症状を軽減するアロマテラピー。現在、アロマテラピー介入後のがん患者の症状を評価した臨床研究に基づき、様々なエビデンス(科学的根拠)が集積されつつある。がん患者にはどのような効果があるのだろう。また、精油(エッセンシャルオイル)はどう選び、どのようにトリートメント(マッサージ)を...

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「長く生きる」から「治癒」へ トータルテラピーで骨髄腫に挑む

2016年4月

鈴木憲史 日本赤十字社医療センター副院長・血液内科部長日本赤十字社医療センター副院長の鈴木憲史さん多発性骨髄腫(MM)は治療法の開発が遅れて1990年代までは余命が短いがんの代名詞でもあったが、相次ぐ新薬の開発や自家末梢造血幹細胞移植により、患者を取り巻く状況は格段に良くなった。この領域で39年間にわたって治療を続けてきた日本赤十字社医療センター副院長・血液内科部長の鈴木憲史さんは、さらに「延命」...

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自由な雰囲気のカンファレンスで討議 多くの専門家で1人の患者を診る

2016年4月

患者さんをエンカレッジ いろいろな立場から支える鶴丸昌彦さん 順天堂大学医学部附属順天堂医院がん治療センター長/特任教授 いろいろな職種・専門医が集まって対応する必要が 病院にはいろんな職種があります。しかし、それぞれが全ての能力を持っているかというとそうではなく、専門家の集団です。がん患者さんはすでに命を意識していますので、精神的、身体的、治療、治療後のこと、社会的なこといろいろな問題が起きて...

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