検査・治療法

胃がん腹腔鏡下手術のパイオニア 日々難症例にチャレンジを続ける

2016年3月

福永 哲 順天堂大学医学部消化器・低侵襲外科教授/順天堂大学附属浦安病院外科教授順天堂大学医学部消化器・低侵襲外科教授の福永 哲さん胃や食道・大腸など消化器に対する腹腔鏡下手術を、黎明期である1994年から手掛けてきた順天堂大学医学部附属浦安病院外科教授の福永哲さん。がんに対する通算腹腔鏡下手術症例数は約1,500例にものぼる。数多くの患者を救い、数多くの消化器外科医に腹腔鏡下手術の手技を伝え続け...

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非小細胞肺がん 耐性後は再生検を行い 適切なEGFR-TKIで治療する

2016年3月

「効果がなくなれば再生検し、早期に適切な薬へ切り替えていただきたい」と話す木浦勝行さん EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんの治療を大きく進展させた「EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)」。しかし、使い続けると1年ほどで耐性が生じるのが課題となっていた。最近の治療戦略について、耐性に効果を発揮する新しいタイプのEGFR-TKIの登場を含めて紹介する。 EGFR...

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過不足のない肺切除を実現!注目の「VAL-MAP」法

2016年3月

「VAL-MAP法は縮小手術が行いやすくなる上に、副作用もほとんどない手法です」と語る佐藤さん 肺がん手術の標準術式は肺葉切除だが、高齢患者が増えたことなどから、早期肺がんに対する縮小手術が増加すると考えられている。しかし縮小手術は、切除範囲を把握するのが難しく、難易度が高い。その問題点をクリアにするのが「気管支鏡下バーチャル肺マッピング(VAL-MAP)法」だ。国内外から、大きな注目を集めている...

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カンファレンスで情報共有 看護師がチームワークのカギ

2016年3月

明るい雰囲気を醸すのがチーム 看護師も医師も笑顔で鈴木憲史さん 日本赤十字社医療センター副院長/血液内科部長 スピードを意識し、すばやく対応 当院には約1,000人の看護師がいます。その数は全スタッフの半分以上に当たります。チームとして薬剤師など他の職種ももちろん大切ですが、患者さんと常に接している看護師の役割はとても大きなものがあります。化学療法をしている患者さんの初期変化を素早く見つけること...

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初となる治療薬登場の可能性 肺がんに対するがん悪液質対策

2016年3月

「がん悪液質に対する新たな治療手段が出てくることを期待しています」と語る横山琢磨さん 肺がんの進行期でしばしば見られることの多いがん悪液質。現在のところ有効な治療法はなく、この病態になると、食事が食べられなくなり、どんどん体重が減少し、それに伴い倦怠感も出現してきて、QOL(生活の質)が著しく低下してしまうのが問題になっていた。そうした中、新たな薬の開発が進んでいる。臨床試験においてQOL改善効果...

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非小細胞肺がんⅢ(III)期は治療選択が多く 正確な診断が重要

2016年3月

「Ⅲ(III)期の治療法を決定する上で、専門の異なる複数の医師による検討は重要です」と語る中島崇裕さん 非小細胞肺がんのⅢ(III)期と言ってもその範囲は広く、治療の選択肢は多岐にわたる。放射線療法と化学療法を組み合わせた集学的治療がいいのか、そこに手術を加えたほうがいいのか、個々の患者の状況によって、判断が必要になってくるという。そしてその前提として、正確な診断・評価が重要になってくることは言う...

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期待が高まる免疫療法 いよいよオプジーボが承認!

2016年3月

「オプジーボは慎重に使う一方、効果予測因子の解明なども必要です」と語る神田慎太郎さん 新しいタイプのがん治療薬である、免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボに対し、2015年12月、肺がんへの適応拡大が承認された。待ち望まれた薬剤だけに期待が高まるが、具体的にはどんな症例に使われ、どんな効果が見込めるのだろうか。また、副作用はどの程度あるのだろうか。その使われ方と今後の見通しについて話を伺った。 ...

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副作用はこうして乗り切ろう!「性機能への影響」

2016年3月

やまだ みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長。2006年日本看護協会がん化学療法看護認定看護師認定。11年聖隷クリストファー大学大学院博士前期課程修了(看護学修士)。同年、がん看護専門看護師認定。13年より現職。日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本看護研究学会所属 1度、性機能にダメージが生じると、回復に時間がかかったり、場合によっては永久的に元に戻らないこともあります。だか...

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泌尿器科を専門とし、がんの症状緩和にもしっかりと対応

2016年2月

「在宅医療ではしっかりと症状緩和をして、患者さんとの信頼関係を築くことが大切です」と語る目黒則男さん目黒クリニック 〒537-0014 大阪府大阪市東成区大今里西1-26-5ロハスプラザ今里2FTEL:06-6977-3355URL:meguro-clinic.com/  大阪市東成区の商業ビル内クリニックフロアにある目黒クリニック。大阪府立成人病センターなど主要な医療施設に近く、病診連携を図るの...

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血栓症リスクを知り、血液がんの治療中は症状に早く気づき受診を

2016年2月

「緊急受診時は、血栓症リスクの高い使用薬をまず伝えていただきたい」と話す岡元るみ子さん 血液がんの治療薬には、血栓症リスクを高める治療薬があり、また、高齢者に多い脳血管障害対策の抗凝固薬のワルファリンとの相互増強作用に配慮が必要なものもある。治療に際し、どのような対策が必要なのだろうか。そもそも、がんと診断され、治療を行うこと自体で血栓症のリスクが高くなるという、その基本事項から解説する。 がんの...

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