早くからチーム医療に取り組み、日々改良を重ねる
2014年12月
幕内雅敏 日本赤十字社医療センター院長/東京大学名誉教授日本赤十字社医療センター院長の幕内雅敏さん肝がん手術の世界的権威として知られる幕内雅敏さんのもとには、他の病院で手の施しようがないという患者も多く駆けつける。多忙な院長業務をこなしながら、現在も週3回、執刀している。まくうち まさとし 1946年、東京都生まれ。73年東京大学医学部卒。国立がんセンター病院、信州大学医学部第一外科教授などを経て...
2014年12月
幕内雅敏 日本赤十字社医療センター院長/東京大学名誉教授日本赤十字社医療センター院長の幕内雅敏さん肝がん手術の世界的権威として知られる幕内雅敏さんのもとには、他の病院で手の施しようがないという患者も多く駆けつける。多忙な院長業務をこなしながら、現在も週3回、執刀している。まくうち まさとし 1946年、東京都生まれ。73年東京大学医学部卒。国立がんセンター病院、信州大学医学部第一外科教授などを経て...
2014年12月
幅広いサポートで「総合的な医療」を届けたい後藤功一さん 国立がん研究センター東病院サポーティブケアセンター室長(呼吸器内科科長) がん患者さんの悩みは多岐にわたります。治療に関することはもちろんですが、生活上の問題、そして社会生活に関わる問題もあります。治療に関する問題よりも、社会的問題の方が大きな場合にもしばしば遭遇します。医師が、治療とは直接関係ないような全ての社会的問題へ支援を行うのは、実際...
2014年12月
わたクリニックの首藤真理子さんわたクリニック 〒125-0052 東京都葛飾区柴又1-2-1 ARB1FTEL:03-5648-7025 FAX:03-5648-7035URL:www002.upp.so-net.ne.jp/gf7jwata/ 「家だと自分が主体。皆さん、患者であることから解放されるんです」――こう話すのは、病院の緩和ケア病棟の立ち上げにも携わったことのある、わたクリニック(東...
2014年10月
「分子標的薬の登場でホルモン療法が大きく前進しています」と話す向井博文さんかつてはほぼすべての乳がん患者に行われていたホルモン療法。現在では、対象者が絞られた上、分子レベルでの研究が進んだことで急激な進歩を遂げている。ホルモン療法の難点である耐性に対して、分子標的薬との併用で大きな効果が出ることがわかった――乳がんの最新の治療に詳しい専門家に聞いた。ホルモン療法耐性に対する新しい治療 乳がんの現在...
2014年10月
藤野在宅緩和ケアクリニックの石橋了知さん藤野在宅緩和ケアクリニック 〒252-0187 神奈川県相模原市緑区名倉837-6TEL:042-684-9166 FAX:042-684-9188URL:www.fujino-kanwa.com/ 「看取りに至る過程が大切で、その患者さんの最期の物語をどう紡いでいくか、ご本人、ご家族と一緒になって考えていきたい」――こう話すのは、神奈川県相模原市にある藤...
2014年10月
「化学療法による脱毛は女性のQOLを大きく低下させます」と話す金井久子さんがん化学療法を受けると脱毛することは、がんの治療経験がない人にも広く知られている。だが、抜けた頭髪や眉毛、まつげが治療終了後いつまでに、どのくらい回復するかについては、実は確かな数字はあまりないのが現状だ。乳がんの場合、医療者が経験的に得た情報から「治療終了後1年~1年半ほどでかつらを外せる人が多い」といった説明をすることが...
2014年10月
「より良い治療を受けていただきたい」と話す奥山裕美さん乳がんの薬物療法は、薬剤の進歩により外来治療にシフトしている。通院で治療を受けながら生活できるというメリットは大きいが、一方で副作用への対応が課題だ。昭和大学病院ブレストセンターでは携帯端末を使って乳がん患者さんが自宅で副作用の状態を入力し、そのデータを病院にいる医療者と共有できるというシステム開発に取り組んでいる。これまでにない、患者さんとの...
2014年10月
「サブタイプや患者さんの状態で効果的な術前療法を選択します」と話す黒井克昌さん乳房内の腫瘍が大きければ乳房全体の切除というのが乳がん治療の定石だが、大きな腫瘍でも手術の前に化学療法を加えて小さくし、部分切除にとどめて乳房を温存するという治療選択もある。術前化学療法はどのように行われるのか――乳がんの術前化学療法の研究を続ける専門家に話を聞いた。病理学的完全奏効も 「術前化学療法の一番のメリットは、...
2014年10月
すぎもと なおとし 1995年三重大学卒、大阪大学医学部第二内科入局。2003年同大大学院医学系研究科腫瘍発生学講座修了、大阪府立成人病センター消化器内科主任。広島大学大学院を経て、2008年大阪府立成人病センター臨床腫瘍科医長兼消化管内科、2010年同副部長。日本臨床腫瘍学会指導医・評議員、同会がん薬物療法専門医等高齢社会のいま、胃や大腸などの消化管がんにおいても、後期高齢者の進行・再発がんが増...
2014年10月
「腫瘍床付近の局所再発を抑えるという放射線治療の目的を考えれば、APBIは利にかなった治療法です」と話す佐伯さん乳房温存手術後の放射線治療は、乳房全体に外部から放射線を当てるのが一般的だが、乳房の内部から小線源を用いて切除部分を中心に範囲を限定して放射線を当てる「加速乳房部分照射(accelerated partial breast irradiation:APBI)」という治療法が、欧米で広く行...