検査・治療法

肺がん(高分化型腺がん)/胸部エックス線検査&CT検査 人体解剖図をもとに、影の形、濃淡、混じり方などを見て判断する

2009年5月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 66歳の女性Qさん。6カ月前に咳が止まらず、近所の病院に受診。カゼに...

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胃がん(スキルス型)・内視鏡検査/腹部エックス線検査 内視鏡で粘膜表面のデコボコが見えてくると、かなり進行した証し

2009年4月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 62歳の男性Aさん。1年ほど前から断続的に上腹部の違和感と食欲不振を...

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胃がん(潰瘍浸潤型)・腹部エックス線検査/内視鏡検査 胃壁の湾曲部のカーブが大きく広がっていることに注目

2009年3月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 35歳の女性Wさん。2カ月ほど前から上腹部に痛みを感じるようになり、...

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整形外科との協力で関節痛などの副作用を緩和している 副作用をコントロールして乳がん術後ホルモン療法を乗り切る

2009年3月

横浜市立大学付属 総合医療センター 乳腺・甲状腺外科部長の 石川孝さん はやし整形外科院長の 林毅さん 乳がんのホルモン療法でアロマターゼ阻害剤の治療を受けていると、関節の痛みやこわばり、骨粗鬆症などの副作用が現れ、日常生活に支障が出ることがある。そうした場合、治療を中止せざるを得なくなる場合があるが、こうした副作用を他の診療科との協力によって見事にコントロールして乗り切っているケース...

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胃がん(表面陥凹型)/内視鏡検査 潰瘍と正常粘膜の境界の堤防状の隆起に注目

2009年2月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 73歳の女性Qさん。半年ほど前からときどき上腹部の痛みを感じるように...

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「がん」を確定するには細胞診と組織診の2つの診断が不可欠 細胞の顔つきや組織のかたちで病変を鑑別する病理検査

2009年1月

癌研究所病理部顧問の加藤洋さん 「がんの疑いがある」と主治医から言われても、その段階では、まだ「がん」と確定したわけではない。本物のがんかどうかを診断するためには、病理医による「細胞診」や「組織診(生検)」と呼ばれる病理検査が欠かせないのだ。更に病理医は、「手術でちゃんとがんが取りきれたかどうか」「どんな悪さをしそうながんか」「どんな薬物治療が有効か」などを評価して治療に役立つ情報を提供する。...

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検査の目的を知り、必要な検査を受けるために これだけは知っておきたい! がんの検査の基礎知識

2009年1月

国立がん研究センター がん予防・検診研究センター長の 森山紀之さん がんの検査は種類も多く、機器もいろいろ使うので、それぞれの意味や意義がわかりにくい。 そのため必要な検査を受けなかったり、不必要な検査を何度も受けてしまったり、といった弊害が生じている。 いずれもがんの検査に対する理解不足が元となっている。そこでがんの精密検査について知っておくべき基本的な知識を取り上げる。 【1】6つの目的に...

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血糖値の異常でがんがわかる場合も 何がわかるの? 血液・尿検査

2009年1月

浜松医科大学 臨床検査医学講座教授の 前川真人さん 通常の健康診断、さらにはがんの検査をする上で、必ず行う血液・尿検査。受けている側としては、何を調べているのかよく理解せず、漫然と受けている方も多いのではないだろうか。そこで今回は、血液や尿検査で一体何を調べているのか、何が分かるのか。さらには検査数値を見る上で注意すべきことは何か、専門家に話を聞いた。 約5パーセントの人は必ず基準範囲から外れ...

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早期発見にはあまり役立たない。腫瘍マーカーを賢く使おう がんのリスクを知る! 腫瘍マーカー早わかり

2009年1月

栃木県立がんセンター 研究所技幹の 菅野康吉さん がんになると、そのがんが作る物質が血液中に出てくることがあります。これを「腫瘍マーカー」と言って、ハイリスクな人ががんを発症していないかを診断したり、がんの治療後の経過観察に使われたりしています。ただし、ここで気を付けなければならないのは、この値は絶対的なものではないということです。つまり、この値を調べれば、がんかどうかがすぐにわかる、というも...

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再発発見に驚異的力を発揮する画像診断、これを使わない手はない 納得して治療を受ける秘訣――画像診断はここまで進歩した!

2009年1月

群馬大学大学院医学系研究科 放射線診断核医学分野教授の 遠藤啓吾さん 体のなかにある「がん」の姿を、まるで透視するように画像で表す「画像診断」の技術が急速に進歩している。医師は、がんの種類や目的に応じてエコー(超音波検査)、CT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像法)による検査を行い、「がんの早期発見」「手術や治療のサポート」「治療効果の判定」などに役立てている。得られた画像診断結果...

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