検査・治療法

早期発見にはあまり役立たない。腫瘍マーカーを賢く使おう がんのリスクを知る! 腫瘍マーカー早わかり

2009年1月

栃木県立がんセンター 研究所技幹の 菅野康吉さん がんになると、そのがんが作る物質が血液中に出てくることがあります。これを「腫瘍マーカー」と言って、ハイリスクな人ががんを発症していないかを診断したり、がんの治療後の経過観察に使われたりしています。ただし、ここで気を付けなければならないのは、この値は絶対的なものではないということです。つまり、この値を調べれば、がんかどうかがすぐにわかる、というも...

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再発発見に驚異的力を発揮する画像診断、これを使わない手はない 納得して治療を受ける秘訣――画像診断はここまで進歩した!

2009年1月

群馬大学大学院医学系研究科 放射線診断核医学分野教授の 遠藤啓吾さん 体のなかにある「がん」の姿を、まるで透視するように画像で表す「画像診断」の技術が急速に進歩している。医師は、がんの種類や目的に応じてエコー(超音波検査)、CT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像法)による検査を行い、「がんの早期発見」「手術や治療のサポート」「治療効果の判定」などに役立てている。得られた画像診断結果...

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今まで見つけることのできなかった小さながんも「PET」検査で発見! 「PET」「PET-CT」検査でわかること、わからないこと

2009年1月

阪和インテリジェント 医療センターの 小川洋二さん これまで見つけることができなかった小さながんも発見できる「PET検査」。最近では、このPET検査を導入する医療機関も 増えているのが現状だ。ただし、ここで注意しておきたいのは、決してPET検査は、万能な検査ではないということ。 そこで本企画では、PET検査で何がわかるのか、そして何がわからないかを整理した。 がん細胞の性質を活かした検査機器 ...

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早期乳がんのサインである微小石灰化がこんなに鮮明に見えるとは!? 乳がんの超早期発見をもたらす最新マンモグラフィの威力

2009年1月

名古屋医療センター 放射線科部長の 遠藤登喜子さん 乳がんの早期発見をもたらすのは、2枚の板で乳房を挟んで、平べったくして撮影するマンモグラフィ検査である。そのマンモグラフィにデジタル型の最新装置が現れた。「画期的」と評判の最新マンモグラフィの威力とは、いったいどんなものか。 40歳以上の女性はマンモグラフィ検診を 富士フイルムで開発されたデジタルフラットパネルを搭載した最新乳房X線撮影装...

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悪性線維性組織球腫/CT検査 皮下脂肪ほど黒くないが、全体に黒っぽく濃淡がある点を疑う

2008年12月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 57歳の女性Xさん。1年ほど前より左足付け根部分の痛みが強くなり、次...

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がん細胞が組織をつくるとNK細胞だけでは太刀打ちできない。免疫細胞を総動員して攻撃する必要性が これだけは知っておきたい免疫療法の基礎知識

2008年12月

千葉大学大学院医学研究院 免疫発生学教授の 中山俊憲さん 「最近なんだか、風邪をひきやすくなったな。体の免疫力が落ちているのかな」など、普段何気なく口にすることが多い「免疫」という言葉。ただ、言葉自体、誰もが知っているにも関わらず、その機能や働きについてはほとんど知られていないのが現状である。そこで本特集では、「免疫」とは何か、そしてがんに対する「免疫療法」とはどういった治療方法なのか、詳し...

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絶妙の組み合わせにより、進行膵がんが完全に消失した例も出た 大きな成果を上げてきた「WT1と樹状細胞の併用療法」

2008年12月

セレンクリニックの 岡本正人さん がんの免疫療法の中で、がんに対してピンポイントで攻撃する有力な治療法として樹状細胞療法がある。 ところが、この治療法の難点は使える患者さんが少ないということ。この問題を解消したのがWT1というペプチドである。 WT1と樹状細胞を組み合わせた治療法が、今大きな成果を上げつつある。 適応する患者さんが少ない従来の樹状細胞療法 CTL(細胞障害性T細胞)が...

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手術後に再発・転移を予防するために使用するのが目的 第4のがん治療法への道開くか!? 「自家がんワクチン」療法

2008年12月

セルメディシン株式会社 代表取締役社長の 大野忠夫さん 免疫療法は以前から手術・放射線・抗がん剤に続く「第4のがん治療法」と、一部で期待されてきたが、エビデンス(科学的根拠)が確立されていないなど、まだ評価が定まっていない。そんな中、セルメディシン社(大野忠夫社長)が開発した「自家がんワクチン」療法が、免疫療法の新たな地平を開く療法として、注目されている。「自家がんワクチン」療法とは何か。 ...

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悪性リンパ腫・PET検査/PET・CT検査 新陳代謝という性質を利用し、取り込まれるがん細胞を色で表現

2008年11月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 46歳の女性Bさん。全身倦怠感があり、カゼをひいたと思って医院を訪ね...

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ハイリスクの人に的を絞って定期的な検査を エコー、CT、MRIが3本柱。肝臓がんの検査は低侵襲が主流に

2008年11月

東京慈恵会医科大学付属病院 消化器・肝臓内科講師の 小池和彦さん 肝臓がん(肝細胞がん)が他のがんと大きく違うのは原因がはっきりしていること。日本では肝臓がんの9割はB型、C型の肝炎ウイルス感染によって起こるため、このようなハイリスクの人に的を絞った定期的な検査が欠かせない。診断には腫瘍マーカー(がん検査の1つ)と超音波(エコー)検査など画像診断の併用が有効とされるが、より侵襲や副作用の少ない診...

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