検査・治療法

単にがんを見つけるだけでなく、どの程度タチが悪いのかを見定めることが大事 肝がんはマーカー、超音波で確定診断。補完的にCTが主流

2009年9月

東京医科大学 内科学第4講座(消化器内科) 主任教授の 森安史典さん 最近の肝がんの検査法の進歩には目を見張るものがある。いち早く病変を見つけるとともに、悪性度をチェックする鑑別診断や、治療と一体化して正確かつ安全な治療をアシストする役割を担うまでになっている。 ほかのがんとは違う発症メカニズムを持つ肝がん 肝がんの大半はC型、B型の肝炎ウイルス感染によるものなので、肝がんのハイリスク患者に的...

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補完代替医療・健康食品の中で真に効果があるのはどれか。どう利用すればよいか 補完代替医療・健康食品の真実

2009年8月

江東病院泌尿器科部長の 住吉義光さん がんの患者さんの中には、医療機関で行われる治療以外に、補完代替医療を利用する人がたくさんいる。 しかし、効果がなかったり副作用が出るのでは利用のしがいがない。 真に効果があるのはどれか。また上手く利用するにはどうしたらいいのか、徹底的に調べた。がんの患者さんの多くが健康食品を利用している[利用している補完代替医療の内容] 出典:がんの補完代替医療ガイドブック ...

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冷静な判断と、医師に相談する勇気を持って 補完代替医療との後悔しない上手な付き合い方

2009年8月

兵庫県立大学看護学部 看護学研究科教授の 内布敦子さん がん患者にとって、民間療法をはじめとする補完代替医療を利用してよくなりたいと思うのは当然の気持ち。 ただ効果や安全性、費用などの面で問題も多く、溢れる情報に翻弄され、大切な時間やお金を無駄にしてしまう危険性もはらんでいる。 では一体、自分にあった補完代替医療を選ぶためには、どうすればいいのだろうか――。 補完代替医療の利用実態調査 [補完代...

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ハリでしびれや痛みが軽減する!? ハリ治療で乗り切る! 抗がん剤による末梢神経障害

2009年8月

大阪大学大学院 生体機能補完医学講座 特任研究員の 福田文彦さん 抗がん剤の副作用として起こる手足のしびれや痛みといった末梢神経障害。 生活が不自由になるばかりか、抗がん剤の減量や投薬の中止といった事態にもなりかねない。 今、この末梢神経障害にハリ治療が効くというエビデンス(科学的根拠)が出始めているという――。 伝統的な治療法・鍼灸の特徴 ハリや灸は昔からある身近な補完代替医療の1つ。 人...

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あるがままの自分を受け入れることができる力。 それがQOLの向上、疼痛の軽減をもたらす 音楽はがん患者の不安や恐れを癒やす!?

2009年8月

音楽療法は第2次世界大戦後、心に傷を負った兵士に対して行われたのが始まりといわれている。 米国ではすでにがん患者の心のケアにも取り入れられている。日本でもようやく導入されつつある。日常生活に溢れている音楽。 これががん患者にとって、どのような効果をもたらすのだろうか。心の傷を癒やし、ありのままの自分を受け入れられる力となる監修:新倉晶子 救世軍清瀬病院ホスピス緩和ケア病棟 音楽療法士私の生きている...

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キノコ系食品「AHCC」に見るエビデンスのレベル 本当にがんに効果があるのか!? 健康食品のチカラ

2009年8月

関西医科大学名誉教授の 上山泰男さん 健康食品は本当にがんに効果があるのだろうか。どのような効果があるのだろうか。 どこまで効くのだろうか。科学的に検証してみた。 健康食品の科学的な検証とは 補完代替医療には漢方、ハリ、アロマテラピー、気功……とあるのに、わが国では、補完代替医療といえば健康食品と思っている人がほとんどであることは、すでに見てきた通りである。 では、健康食品は、本当にがんに効...

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乳がん/マンモグラフィ検査 しこりの濃い白色と、栗の棘のような突起で良性と区別する

2009年8月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 55歳の女性Kさん。入浴中に左の乳房のしこりに気付き、近くの病院にて...

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「元気な体で延命」を目指す癌研有明病院・漢方サポート外来 漢方薬を使うと、がん治療で弱った患者が、元気になる

2009年8月

癌研有明病院 消化器内科部長の 星野惠津夫さん がんの治療において漢方が実力を発揮する場面はあるのだろうか。癌研有明病院で「漢方サポート外来」を担当する消化器内科部長の星野惠津夫さんは、長年それを検討してきたが、漢方にはがん患者さんの「元気」を回復したり、症状を和らげたり、西洋医学による治療の副作用を減らす効果が期待できることが、次第に明らかになってきた。 リンパ節、肺転移の患者が元気に が...

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がん体質を調べる遺伝子検査・診断の最前線

2009年8月

埼玉県立がんセンター 腫瘍診断・予防科科長の 赤木究さん がんになりやすい体質をその人が持っているのかどうか、それを調べる遺伝子診断。 これはどこまで進んでいるのだろうか。 先進的に取り組んでいる埼玉県立がんセンター遺伝子診断室の最前線をレポートする。 病気と遺伝子の関係について説明をしていた医師がふと口をつぐんだ。長い話に休止を挟んでいるようでもあったが、私が何か言うのを期待するようでもあ...

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肺がん(中分化型扁平上皮がん)/胸部エックス線検査&CT検査 影の質感と形、濃淡、位置で骨や血管、感染症とを峻別する

2009年7月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 65歳の男性Bさん。咳がなかなか止まらないので、近くの病院にて診察を...

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