検査・治療法

抗がん薬治療

進行大腸がんにおいて 原発部位が左側の患者では生存期間が長い

2017年7月

「日本人患者でも左右差のあることがデータできちんと示すことができました」と語る砂川優さん 昨年の米国臨床腫瘍学会(ASCO2016)で注目された話題の1つが「大腸がんの原発部位(左右)により予後に大きな差が認められる」という研究報告。日本でもこの左右差に関する研究は行われており、日本人患者においても同様な傾向の認められることが確認されている。原発部位の違いによる予後への影響とは? さらにこのことが...

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子宮体がんの術後補助化学療法で再発を防ぐ

2017年6月

「術後の放射線治療の位置づけが課題の1つになっています。また再発例の薬物選択には、臨床試験によるエビデンスの確立が必要です」と語る青木大輔さん 子宮頸がんよりも年間罹患者数が多い子宮体がんだが、早期の摘出手術と、その後の術後補助化学療法により予後が非常に良いことも特徴だ。手術から術後補助化学療法までを専門家に伺った。 肥満、遅い閉経などもリスクに 図1 子宮体がん罹患者数の年次推移(子宮頸がんと...

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アバスチンが新たな治療選択肢に! 最新の進行・再発子宮頸がん薬物療法

2017年6月

「現在、進行・再発子宮頸がんでは、TP+アバスチン療法が、第1に推奨される治療法になります」と語る竹島信宏さん 進行・再発してしまうと治療が難しかった子宮頸がんに、昨年(2016年)新たに予後改善が期待できるとして、分子標的薬のアバスチンが治療選択肢に加わった。新薬登場で、進行・再発子宮頸がんの治療はどのように変わっていくのか、専門家に話を聞いた。 ⅣB期と再発は薬物療法で予後延長を目指す がんの...

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新たな薬剤の登場で予後は大きく改善! 進行腎がんの薬物療法最前線

2017年5月

「分子標的薬の登場で、進行腎がんの予後は大きく改善しています」と語る高橋俊二さん サイトカイン療法時代から分子標的薬時代に入り、予後(よご)が大きく改善した進行腎がんの薬物療法。昨年(2016年)には、新たに免疫チェックポイント阻害薬が治療薬として加わり、治療選択肢はさらに増えている。進行腎がんの薬物療法はどのように進めていけば良いのか。専門家に話を聞いた。 分子標的薬の登場で治療選択肢は細分化 ...

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本邦初となる『がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2016』の内容をひも解く

2016年12月

「ガイドラインを活用することで、薬物療法の効果を向上させ、患者さんのQOLを高めることにつなげて欲しい」と語る堀江重郎さん 『がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2016』が今年6月に刊行された。現在様々な抗がん薬が登場し、臨床の現場では使われているが、今まで薬物療法時の腎障害に対する診療ガイドラインはなかったという。本邦初となるがん薬物療法時の腎障害ガイドライン。その内容をひも解く。 薬物療法...

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外来がん化学療法副作用対策 薬剤師外来の活用で安心のできる化学療法を

2016年12月

「薬剤師外来では長い時間をかけて患者さんの様子を丁寧に聞きます。夢や希望を持っていただけるお手伝いをしたいと思います」と語る山口正和さん がん化学療法は副作用を伴うので入院で……という時代から、今は外来(通院)治療に大きくシフトしている。在宅で生活できるというQOL(生活の質)の面でのメリットは大きいが、一方で副作用への対応が課題となる。これまでは医師や看護師が患者との窓口になることが多かったが、...

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制吐療法の新しい展開 薬剤師主導の臨床試験で第2世代制吐薬の優位性を証明

2016年12月

「制吐薬の個別化医療を進めていきたい」と語る鈴木賢一さん 抗がん薬治療による副作用の代表格と位置付けられてきたのが、悪心・嘔吐。日本癌治療学会が「制吐薬適正使用ガイドライン」を作成したのは2010年で、15年には第2版が出されるなど重要視されている分野だ。さらに、薬剤師の視点から独自に治療薬の効果を確かめる臨床試験を行う動きもある。 シスプラチン投与時の悪心・嘔吐を防ぐ 日本で「制吐薬適正使用ガイ...

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切除不能または術後再発胆道がん 「切れ味の良い」FOLFIRINOXの臨床試験開始へ

2016年7月

「FOLFIRINOX療法は、将来的には標準治療の第一選択になる可能性があります」と期待を語る伊佐山浩通さん 胆汁を十二指腸まで運ぶ胆道に発生するがんは早期に発見することが難しい。罹患者に高齢者が多いこともあり、手術で切除することが難しく、化学療法が選択されるケースも多い。現在は3剤による組み合わせで対応されているが、新しくFOLFIRINOXという4剤併用療法の臨床試験(先進医療B)が計画されて...

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進行肝がんに対するネクサバールのマネジメント

2016年7月

「ネクサバールの副作用である手足症候群は予防が重要です」と語る池田公史さん 進行した肝がんでは、標準的な化学療法として血管新生阻害薬であるネクサバールが使用されている。しかし、ネクサバールには手足症候群、高血圧、肝機能障害などの副作用があり、これらが治療の休止や中止の一因になることがある。医療チームを立ち上げ、ネクサバールの副作用マネジメントに取り組んでいる専門医に話をうかがった。 世界で2番目に...

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高齢者機能評価ツールを用いて判断できる可能性 進行再発がんの薬物治療〝進め方と止めどき〟

2016年6月

「薬物治療を進めていく上で、高齢者の機能評価ツールを活用できる可能性があります」と語る長島文夫さん 昨今、抗がん薬や分子標的薬の開発が進み、たとえがんが進行再発した場合でも、治療選択肢は増えてきた。そうした中、新たな問題も生じてきている。それが「いつまで治療を続けるか」という点だ。ここでは、実際にがん患者の多くを占める高齢者を対象に、機能評価の指標を用いて治療を行う専門医に、薬物治療を進めていく上...

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