副作用はこうして乗り切ろう!「抗がん薬治療中の倦怠感」
2016年2月
やまだ みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長。2006年日本看護協会がん化学療法看護認定看護師認定。11年聖隷クリストファー大学大学院博士前期課程修了(看護学修士)。同年、がん看護専門看護師認定。13年より現職。日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本看護研究学会所属 抗がん薬による倦怠感は、単に抗がん薬の副作用だけではなく、食欲低下によるエネルギー不足や貧血によるもの、精神的な...
抗がん薬治療
2016年2月
やまだ みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長。2006年日本看護協会がん化学療法看護認定看護師認定。11年聖隷クリストファー大学大学院博士前期課程修了(看護学修士)。同年、がん看護専門看護師認定。13年より現職。日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本看護研究学会所属 抗がん薬による倦怠感は、単に抗がん薬の副作用だけではなく、食欲低下によるエネルギー不足や貧血によるもの、精神的な...
2016年1月
「前立腺がんの治療で求められているのは、患者さんの個別化と治療の適正化です」と語る赤倉さん 初回ホルモン療法が効かなくなった状態を「去勢抵抗性前立腺がん」というが、従来はそうなった際の対策は限られていた。しかし、2014年に3つの新薬が承認され、治療風景は大きく変化した。一方で、延命効果はあるものの、薬価が非常に高いという医療経済上の課題も指摘され始めている。専門医に、去勢抵抗性前立腺がん治療にお...
2016年1月
やまだ みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長。2006年日本看護協会がん化学療法看護認定看護師認定。11年聖隷クリストファー大学大学院博士前期課程修了(看護学修士)。同年、がん看護専門看護師認定。13年より現職。日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本看護研究学会所属 髪の毛が抜けるショック、それは他の副作用とは種類の違う苦しみです。抗がん薬治療が終われば、また生えてきます。今は...
2015年12月
やまだ みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長。2006年日本看護協会がん化学療法看護認定看護師認定。11年聖隷クリストファー大学大学院博士前期課程修了(看護学修士)。同年、がん看護専門看護師認定。13年より現職。日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本看護研究学会所属 抗がん薬の副作用としての便秘は、様々な原因によって起こります。誰でも悩まされる便秘だからこそ、予防策と薬をうまく...
2015年11月
「新薬の登場でHER2陽性・進行再発乳がんの治療は躍進しています」と語る田村研治さん 2013年パージェタ、2014年カドサイラと、次々に新薬が登場。その結果、HER2陽性・進行再発乳がん患者さんの生存率の延長が、より期待できるようになったという。パージェタ、カドサイラとはどのような薬剤なのだろうか。ハーセプチンとパージェタの作用の違い、カドサイラの特徴と治療効果、さらなる使用法などについて、専門...
2015年11月
やまだ みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長。2006年日本看護協会がん化学療法看護認定看護師認定。11年聖隷クリストファー大学大学院博士前期課程修了(看護学修士)。同年、がん看護専門看護師認定。13年より現職。日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本看護研究学会所属 抗がん薬治療中に下痢の症状で悩む人は少なくありません。でも「下痢なんて……」と軽く見てはいけません。下痢は栄養や...
2015年10月
「将来的にがん免疫療法に適した人、そうでない人の予測ができる時代が来ることが期待されます」と語る北野滋久さん がんの免疫療法というと、「エビデンス(科学的根拠)のない民間療法」と引き気味になってしまう患者さんや医療関係者もいるのではないだろうか。しかし近年、新しい作用機序をもつ免疫療法薬と従来の化学療法薬との比較試験で、免疫療法薬の優位性が証明され、保険適用されるなど様相が変わってきた。最新のがん...
2015年10月
「切除不能とされても、ハイボリュームセンターを受診してみてほしい」と話す加藤厚さん 胆道がんは早期発見が難しいため、手術ができない進行がんの状態で見つかる場合が多い。それでも、化学療法でがんを小さくすれば外科切除が可能になるのではと、「術前化学療法」の臨床研究が行われており、その有効性が明らかになってきた。手術ができた結果、生存率が改善したという報告もある。切除不能と診断されても諦めなくていい時代...
2015年10月
「患者さんに応じた治療選択も可能になってきました」と語る伊佐山浩通さん ここのところ立て続けに新たな治療薬が登場し、治療選択肢が増えた切除不能の膵がん。一昨年(2013年)にFOLFIRINOX、昨年(2014年)にアブラキサンが保険適用されたことで、切除不能膵がんは次の治療ステージに入った。 膵がん治療は化学療法が軸に 切除不能の膵がんの治療といえば、10年ほど前までは、*ジェムザールという薬に...
2015年10月
「歯科の介入は化学治療をやり遂げるためのサポートになります」と話す上野尚雄さん 化学療法中には副作用で口腔内が乾燥して話しにくくなったり、口腔粘膜がただれて食事がしづらくなることがある。そのため最近では、化学療法を始める前から歯科と協力して口腔ケアを行うことで口腔内のトラブルを予防しようという取り組みが始まっている。また、がん専門病院と全国の開業歯科医との連携も進んでいる。 「口内炎」は検索ワード...