各種がん

乳がん

会員6万人を有する患者支援組織「米国乳がん連合」の最新活動レポート 「2020年乳がんの終焉」に向けて米国乳がん患者たちが動き出した

2011年7月

近年患者が主体的に医療情報を学ぶ場や医療者とコミュニケーションを取る機会が増えている。これからの日本の患者活動の在り方を考えるため、20年前より活動を開始し、今や米国の医療政策にトップクラスの影響力を持つ患者組織へと成長を遂げた、米国乳がん連合の活動を取材した。乳がんの終焉を訴え行動する米国乳がん連合米国乳がん連合は、米国を中心に約600を超える乳がん患者支援団体が加盟し、登録会員数およそ6万人を...

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良好な利便性を有し、2.7カ月という時を延長した 手術不能・再発乳がん患者さんに新たな希望!日本発の新薬登場

2011年7月

「QOLを維持しながら 生存期間を延長した新薬に 期待がかかる」と話す 佐伯俊昭さん 再発・転移乳がんに新たな希望の光がさした。日本で開発された抗がん剤が2011年4月に新たに承認されたのだ。 良好な利便性を有するだけでなく、生存期間を延長するという、この新薬の効果に期待がかかる。日本生まれの抗がん剤が日米欧で認可された [図1 日本で開発された新しい抗がん剤「エリブリン」] *クロイソカイメ...

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進行・再発乳がんにも効果が期待でき、副作用が少なくQOLが保てる 患者さんの症状に合わせて使い分けが可能な最新薬物療法

2011年7月

乳がんの最新治療の 研究に邁進する 岩田広治さん 進行・再発乳がん患者さんに対して、ゼローダとさまざまな薬の組み合わせによる治療法が注目を集めている。 患者さんの症状やニーズに合わせて治療法が選択でき、効果があって副作用も少ないということは、患者さんにとって何よりの朗報だ。進行・再発乳がんでも、「長く元気に」が可能に転移するなど病期の進んだ進行乳がんや、手術後に再発した乳がんに対しては、患者さん...

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ハーセプチンの適応拡大で治療法が増え、QOLもさらに向上 待望の「術前化学療法」も認められた分子標的治療

2011年7月

分子標的治療の展望を語る 山本尚人さん 患者さんに朗報! 今年4月、分子標的薬ハーセプチンの適応拡大が承認され、術前化学療法が保険適用となった。タイケルブや多彩な抗がん剤との組み合わせによる治療法も続々と効果が認められ、乳がんの分子標的治療はますます充実しつつある。タイプ別に進められる乳がんの薬物療法最近、乳がんの薬物療法は、進行度よりも、乳がんの性質を中心に考えられるようになった。乳がんの性質は...

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乳がんホルモン療法の最新トピック SABCS2010より さらなる個別化へ―ホルモン療法剤の特徴を自身の治療に生かす

2011年3月

藤田保健衛生大学 乳腺外科教授の 内海俊明さん 毎年12月、米国テキサス州サンアントニオで開催されるサンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)。 多くの専門家が集い、乳がんに関する最新の研究成果や臨床試験結果が発表されます。今回、アロマターゼ阻害剤同士の初の比較試験として注目を集めたMA・27試験の結果を中心に、閉経後乳がんのホルモン療法に関する最新情報を紹介します。 がん増殖の鍵・エスト...

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患者の視点に立ち、治療の流れに沿ってさまざまな治療法を集約してまとめた 乳がんの新『薬物療法ガイドライン』は、ここが大きく変わった

2010年10月

昭和大学医学部 乳腺外科教授の 中村清吾さん 2010年6月に刊行された『乳癌診療ガイドライン薬物療法』改訂第3版は、治療法全体を理解するための総論やアルゴリズムが加わり、推奨グレードも4段階から5段階に分かれるなど、より利便性が高められた。 ハーセプチンの術後療法がグレードBからAに格上げされるなど、最近の研究成果も盛り込まれている。 5つに分かれている乳がんのガイドライン 2010年6...

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効果は維持しつつ、負担軽減へ~ASCO 2010報告 次々に明らかになった乳がんの不要な検査と治療

2010年10月

2010年6月4日から8日の5日間、米国イリノイ州シカゴにおいて開かれたASCO 2010年6月4日から8日の5日間、米国イリノイ州シカゴにおいて、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の第46回年次集会が開催された。 これまでスタンダードとされてきた検査や治療でも、行わなくてもいい場合がある――。 臨床現場への影響も大きい試験結果が次々と発表され、乳がんはさらなる個別化治療時代に突入した。 2010...

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臨床研究によって、1センチの早期乳がんが適応とされた 「傷をつけない治療」乳がんのラジオ波焼灼療法、実際の効果は?

2010年10月

国立がん研究センター中央病院 乳腺科・腫瘍内科副科長の 木下貴之さん 肝がんでは広く普及しているラジオ波焼灼療法。その治療法の乳がんへの応用が行われている。 がんをラジオ波で焼いて殺す。電極を入れるだけでよいため、手術のような大きな傷が残らないことから、患者さんの期待は大きいが、実際の効果はどうなのだろうか。 正確な位置とがんの大きさがラジオ波焼灼の決め手 MRIと超音波が連動した画像...

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新ガイドラインで推奨。国際的にも認められた重要な選択肢 乳がんの術後補助化学療法として新たに注目を集めるTC療法

2010年10月

国立がん研究センター東病院 化学療法科医長の 向井博文さん 新たに2010年6月に改訂された乳がんの薬物療法ガイドラインにおいて、実践すべき術後の補助化学療法としてアンスラサイクリン系薬剤を含まないTC療法が新たに推奨された。 無病生存率と生存率について、従来のアンスラサイクリン系薬剤を含んだ補助化学療法を上回る治療成績が立証されたためだ。 TC療法を推奨した新ガイドライン 新たに改訂され...

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脱毛がほとんど起こらずQOLを高く保てる経口抗がん剤の実力が評価された 乳がん術後薬物療法に新しい選択肢が登場

2010年10月

大阪府立成人病センター 乳腺・内分泌外科主任部長の 稲治英生さん 2010年に改訂された『乳癌診療ガイドライン1薬物療法』(2010年版)には、術後薬物療法の新たな選択肢が加えられている。 旧版では、エビデンス(科学的根拠)が十分ではないとされていた経口抗がん剤「UFT」の実力が、認められたのだ。 日本人の患者さんを対象に、日本で行われた臨床試験のデータが評価され、今回の改訂につながったのだと...

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