各種がん

乳がん

術前化学療法のメリット、術前ホルモン療法の可能性 術前薬物療法をうまく取り入れて、自分に合った治療法を見つけよう!

2010年4月

大阪医療センター 外科・乳腺外科医師の 増田慎三さん 手術の前に薬物治療を行う、“術前薬物療法”――。 従来は、がんを小さくし、手術の縮小が主な目的であったが、最近では患者に合った薬を見極める、個別化治療の実現のために術前薬物療法の重要性が高まってきた。 術前薬物療法の目的が大きく変わってきた がんの治療には、手術、薬物療法、放射線治療という3つの柱がある。乳がんの治療についても、それは変...

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乳がんホルモン療法の最新動向 SABCS 2009より さらに広がる選択肢。最適の個別化治療をみつけるために

2010年3月

名古屋市立大学病院 乳腺内分泌外科部長の 山下啓子さん サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)。ひとつのがんについての学会としては、世界でも最も大規模な学会の1つです。 今回も90カ国以上から9000人近い医師や医療関係者が集い、乳がんに関する最新の研究成果や臨床試験の成績が報告されました。 アロマターゼ阻害剤を中心に、ホルモン療法に関する最新情報を紹介します。 最大規模の試験TE...

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通常の抗がん剤が効きにくい乳がんの術後の治療に経口抗がん剤が効果を発揮 タイプによって抗がん剤を使い分ける乳がんの術後化学療法

2010年3月

大阪大学大学院医学系研究 科乳腺・内分泌外科助教の 中山貴寛さん 最近の乳がん治療は、遺伝子の発現パターンによって乳がんを分類し、治療法を使い分ける方向に進んできた。 日本人に多い「ホルモン受容体陽性・HER2陰性」タイプの乳がんには、通常の抗がん剤治療は効きにくい。 こうしたタイプの術後治療には、ホルモン療法に経口抗がん剤である「UFT」を併用するのが効果的だということが証明された。 乳...

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アロマターゼ阻害剤で有効性を示す新たな結果も 再発を防ぐために――乳がん術後治療の最新トピック

2010年3月

藤田保健衛生大学 医学部乳腺外科教授の 内海俊明さん 目に見えないがんを叩くため、乳がんの治療は手術だけではなく、術後治療による全身療法が非常に重要となってくる。 術後治療の基本的な考え方をおさえるとともに、最新のホルモン療法についても紹介する。 目に見えないがんを叩くために術後治療が重要 [図1 局所療法と全身療法] 乳がんの治療は、手術だけで終了になることはあまりない。多くの場合、術...

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副作用が軽く長時間使用できる抗がん剤に期待 転移・再発乳がんの化学療法に新たな選択肢

2010年3月

東海大学医学部付属病院 乳腺内分泌外科講師の 鈴木育宏さん これまで肺がんや膵がんなどの治療で使われてきたジェムザール(一般名ゲムシタビン)が、転移・再発乳がん治療に対する治験を終え、適応拡大の承認が待たれる状況にある。効果の面だけでなく、副作用が比較的軽いことで知られる抗がん剤だけに、長期間治療を継続する患者さんに、大きな恩恵をもたらすことになりそうだ。 転移・再発乳がんの治療は長く続けるこ...

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「1枚の下着との出合い」を導く下着アドバイザーたちの役割 患者さんの不安を笑顔に変える試着室の中の人間ドラマ

2010年3月

「商品だけの販売なら通販と同じ。実際にリマンマを手に取っていただいて、お客様の要望をお聞きしながら、お身体に合う1枚を見つけたい」。リマンマルームでは、アドバイザーが患者さんの小さな声にしっかりと耳を傾け、納得できる1枚の下着との出合いを導いている。 そこには、患者さんとアドバイザーの間にどのような心の交流があるのだろうか。 試着したとたんに歓声を上げる人も 「お悩みを教えていただき、よき...

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副作用の抑制方法が改善し、新たなスタンダードとして普及し始めた 乳がん患者の生存率を改善した術後補助化学療法「TC療法」

2010年2月

虎の門病院乳腺・内分泌外科部長の 川端英孝さん 早期乳がんの術後化学療法において、短期間の抗がん剤治療でも十分と予測される患者の治療法が大きく変わろうとしている。 今までは4サイクルのAC療法がスタンダードとされていたが、それに代わって新たに登場した4サイクルのTC療法が広く普及し始めた。 患者とその家族もTC療法の治療効果はもとより、副作用とその対策などについて理解を深めていくことが求められ...

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長期戦に臨むための治療戦略と、心の病気の早期発見が大切 乳がんの再発・転移――確かな治療法と心のケアの重要性を知ろう

2010年2月

埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科教授の 大西秀樹さん 埼玉医科大学国際医療センター 腫瘍内科准教授の 佐治重衡さん 乳がん治療は、初発の場合と、再発・転移してしまった場合とでは、治療の目的も治療法もまったく異なる。ここでは、再発・転移した場合の治療の考え方についておさらいするとともに、非常に重要であるにも関わらず、見過ごされがちな心のケアについて紹介する。 治療目標を明確にして適...

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乳房再建の方法をよく知って、イメージ通りの乳房に 不安にならないで――全摘しても自然な乳房は取り戻せる

2010年1月

名古屋第二赤十字病院 乳腺外科部長の 久留宮康浩さん 「胸を失ってしまった」 「形が崩れてしまって、左右の大きさが全然違う……」 乳がんの手術後に、患者さんからよく聞かれる声―― でも大丈夫、自信を持って 乳房再建手術で、自然な乳房は取り戻せるのだから 乳房が温存されない温存手術なんて…… 乳がんの手術には、乳房温存手術と乳房切除手術がある。温存手術は乳房の一部だけを切除し、局所での再発を...

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ザンクトガレン2009から術後の薬物治療を読み解く 個人に最適な治療を見極める! 乳がんはより個別化の時代へ

2009年12月

大阪府立成人病センター 乳腺・内分泌外科副部長の 元村和由さん 他のがん種に比べても、とくに個別化治療が進んでいる乳がん。 最近では、個人の再発リスクを遺伝子の発現状況によって判定できるようになり、より患者さんに適した治療法が分かるようになってきた。 最新の乳がん薬物治療を、今年3月に開かれた乳がん国際会議ザンクトガレン2009から紹介する。 乳がんの術後治療がシンプルになった 乳がんが早...

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