各種がん

乳がん

たとえ全摘必須でも、乳房を失わない方法がある 美しき乳房温存を目指す――内視鏡手術と凍結療法

2009年3月

医療法人鉄蕉会 亀田総合病院乳腺科部長の 福間英祐さん 乳房温存療法の普及で、乳がんは早期ならば乳房を失わずに摘出できるようになりました。しかし、乳房温存療法の適応にならない人もいます。 こうした人のために、救命と美容の両立に取り組んできたのが、亀田総合病院乳腺科部長の福間英祐さんです。 福間さんは、世界で初めて乳がん治療に内視鏡を導入、最近は全く乳房にメスを入れない凍結療法にも取り組んでいま...

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紆余曲折あったが、UFTも選択肢に 乳がんの術後薬物療法に初の「日本発エビデンス」

2009年3月

浜松オンコロジーセンター長の 渡辺亨さん 乳がんの患者さんの命が救われるかどうかの最初の分かれ目は、手術後にどんな治療をするかという点だ。 この術後薬物療法の分野に、日本から初めてエビデンス(科学的根拠)のある治療法が出てきた。UFT(一般名テガフール・ウラシル)という、1世代前の抗がん剤であるが、今これが脚光を浴びている。 タンポポの種をたたく治療 乳がんは、手術でしこりの部分を取ればそれで...

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ホルモン療法の最新動向 サンアントニオ乳がんシンポジウム2008より 個別化治療の実現へ着実に前進する乳がんのホルモン療法

2009年3月

国立病院機構大阪医療センター 外科乳腺担当の 増田慎三さん 毎年12月に米国テキサス州サンアントニオで開催されるサンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)。 2008年も96カ国から9200名を越える医師や医療関係者が集い、研究の成果から最新の臨床試験結果に至るまで、多くの報告がなされました。中でも大きな注目を浴びたホルモン療法に関する最新情報を紹介します。 再発を効果的に抑えるための術後...

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乳房温存療法、再建術にみる乳房への想いの日米差 乳がん治療は、より体にやさしい方向へ、さらに進化

2009年3月

米国の気鋭のオンコロジストであるゴルシャン(左)さんに通訳しながらインタビューしていただいた腫瘍外科医の松岡さん(右) 乳がん治療は、世界的に患者さんに大きな負担を強いる拡大手術から縮小手術への流れが続いている。個人の再発リスクを見分けながら、それに対応した、より体にやさしい治療が選択されるようにもなってきた。米国3大がんセンターの1つであるボストンのハーバード大学医学部付属ダナファーバーが...

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乳房温存療法の新しい武器「小線源治療」

2009年3月

放射線診療部門長・ オンコロジーセンター 推進責任者の 大川智彦さん 乳腺腫瘍センター長の 佐藤一彦さん 乳腺腫瘍センター医師の 繁永礼奈さん 小線源治療を行う際、外科医師、放射線科医師、放射線技師が立ち会う 放射線技師がディスプレイを見ながらコンピュータを操作する。ディスプレイの隣にはモニター。別室のベッドに横たわる患者さんの様子が映っている。白い布に覆われた患者さん...

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基本は抗がん剤治療。アバスチンなど新たな分子標的薬が有効とのデータも 決してあきらめないで。トリプルネガティブ乳がんの最新治療

2009年3月

京都大学大学院医学研究科 外科学講座乳腺外科学教授の 戸井雅和さん 乳がんを引き起こし、増殖に関係する主要な3つの因子、エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、HER2。 これら3つの因子とは全く関係なく乳がんが発生している場合がある。それが、「トリプルネガティブ」と呼ばれるタイプの乳がんだ。 この「トリプルネガティブ」の乳がんは、一般的に予後が悪いとされ、治療においても打つ手が全くないと思...

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治療目的を明確に持って、乳がんと向き合うために これだけは押さえておこう! 乳がん薬物療法の基礎知識

2009年2月

浜松オンコロジーセンター長の 渡辺亨さん 乳がん治療を考えるときは、「初期治療」なのか、「転移・再発後の治療」なのかを分けて考える必要がある。 なぜなら、治療の目的がまったく異なるからだ。当然のことながら、行われる治療法も選択基準も違ってくる。 乳がんと診断されたら、あわてずに、まずは自身の乳がんの状態を正しく把握することから始めたい。 内容が異なる初期治療と転移・再発後の治療 乳がん治療にお...

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進行再発乳がんのホルモン療法最新トピック 今後はアロマターゼ阻害剤と分子標的薬の組み合わせが鍵に

2008年11月

聖マリアンナ医科大学 乳腺内分泌外科准教授の 緒方晴樹さん 進行再発乳がんの新しい治療指針 乳がんの治療は、がんが局所にとどまっていると考えられる場合には手術が基本になる。手術を行い、術後治療として、放射線療法や薬物療法(化学療法やホルモン療法)が行われる。 これに対し、がんが全身に広がっていると考えられる場合がある。1つは、がんが見つかった時点で、すでに転移があるようなケース。もう1つは、手...

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乳がんは「全身疾患」と考えて、全身治療をすることが大切 これだけは知っておきたい乳がんの基礎知識

2008年10月

聖マリアンナ医科大学外科学教授の 福田護さん 乳がんは今日、罹患率は第1位、死亡率は5位という、最も多くの女性が罹患するがんとなってしまいました。 しかし、その一方で、乳がんは様々な治療法が存在すること、治療法の進歩が早いこと、進行がゆっくりであることなどから、比較的よく治るがんと言えます。乳がんのことをよく知り、早い時期に適切な治療を受けることで、多くの方が病気を克服したり、進行しない穏やか...

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温存療法に次いで、「乳房全摘+乳房再建」が見直されている 「乳癌診療ガイドライン」をわかりやすく読み解く

2008年10月

帝京大学医学部外科学教授の 池田正さん 「乳癌診療ガイドライン」は、エビデンス(科学的根拠)に基づいて乳がん診療の基本的方針を示すものです。 乳がんの場合は、2004年以来薬物療法、外科療法、放射線療法、検診・診断、疫学・予防と5つの分野ごとに、QアンドA方式で指針が示されてきました。しかし、乳がん治療は進歩が目覚ましく、すでに2007年には薬物療法の診療ガイドラインが改訂されています。 また...

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