各種がん

乳がん

乳がん治療にジェネリック抗がん剤を導入した三井記念病院 ジェネリック、患者さんにとっての3つのメリット

2008年10月

三井記念病院 乳腺内分泌外科科長の 福内敦さん 日本ではジェネリック医薬品の普及が遅れているが、2年前にいち早く乳がん治療にジェネリック抗がん剤 パクリタキセル注「NK」を導入したのが、三井記念病院である。同病院乳腺内分泌外科科長の福内敦さんに、ジェネリック抗がん剤のメリットを聞いた。 パクリタキセルは術前・術後・再発に有効 千代田区神田和泉町にある三井記念病院 抗がん剤に限らず多くの薬...

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術後のホルモン療法はアロマターゼ阻害剤を、そしてより長期に 早期のうちに微小転移を抑える乳がんの術後治療

2008年10月

兵庫医科大学 乳腺内分泌外科准教授の 三好康雄さん 乳がんは、少なからず再発が起こる。しかし、再発が起こってから治療をしても完治するのはなかなか難しい。治療は再発する前に手を打つ必要がある。微小転移の段階で化学療法やホルモン療法を行えば転移を抑えることができ、治癒も目指すことができるのだ。 乳がんの術後治療で微小転移を死滅させる 乳がんの手術が行われた場合、患部のがんがきれいに取り除かれたとし...

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4つのS「睡眠、水分、食事、しゃべること」を軸に、心のセルフケアを 乳がんの再発告知をどう乗り越えるか

2008年10月

広島大学病院 総合診療科准教授の 佐伯俊成さん 乳がんは他のがんに比べると予後が比較的よいことから、再発告知で受ける患者さんの衝撃は大きく、うつ状態に陥ってしまうケースも少なくない。そのような場合には「1に睡眠、2に水分、3に食事、4にしゃべることの4つのSが大事」と精神腫瘍医の佐伯俊成さん(広島大学病院総合診療科准教授)はいう。ここでは、乳がんの再発告知で陥りやすい心のセルフケアについて紹介...

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乳がん術前化学療法の効果、術前ホルモン療法の可能性 病理学的完全奏効率を高めると予後が改善される

2008年9月

名古屋大学大学院医学系研究科 化学療法学講座講師の 澤木正孝さん 直径3センチ以上の大きな乳がんでも、手術前に化学療法を行うことによって乳房を温存できる可能性がある。それを術前化学療法と呼んで、すでに知っている乳がん患者さんも多いと思う。 しかし、術前療法には実はもう1つある。 術前ホルモン療法で、これが今注目を集めつつある。 7センチ大の乳がんを化学療法で縮小 「これ、何かしら?」 名古...

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乳がんのホルモン療法最新ホット情報 抗エストロゲン剤5年間服用後、さらにアロマターゼ阻害剤5年間服用を

2008年8月

藤田保健衛生大学病院 乳腺外科教授の 内海俊明さん 乳がんの手術後に、再発予防のために抗エストロゲン剤のタモキシフェンを5年間服用するのが標準治療とされているが、最新報告によれば、その後さらにアロマターゼ阻害剤のフェマーラを5年間追加服用したほうがもっと効果が高くなることが明らかになった。その服用は、タモキシフェン終了後に間を置いてから服用しても効果があるという。 ホルモン感受性陽性なら手術後...

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末梢血中のがん細胞の数で、転移性乳がんの治療効果を予測する 循環がん細胞(CTC)検査で無駄な治療をしなくてすむ

2008年8月

聖路加国際病院 ブレストセンター長の 中村清吾さん 最近、転移性乳がんの予後や治療効果を予測する方法として、末梢血中のがん細胞の数を測定するCTC検査が注目されている。 わずかな血液を採取するだけで早期に治療効果を予測できるのが大きなメリットだ。 将来的には、血中の他の物質を調べることで、より精密な治療効果の予測も可能になるのでは、と期待されている。 転移性乳がんの予後を予測 抗がん剤やホル...

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最初にきちんとした治療をしっかりやることがいかに大事か 乳房温存療法――あなたがまだ知らないその真実

2008年7月

東京女子医科大学 第2外科准教授の 神尾孝子さん もはや乳房温存療法を知らない患者さんがいないくらい、今や乳房温存療法は広く一般的になった。 しかし、その内実となると、まだ知らない人が多い。 今回は、乳房温存療法の実態と、術後の治療がいかに大事かにスポットを当て、まとめる。 乳房温存療法ができる条件とは 乳がんの手術では、乳房を温存できるかどうかが、患者さんにとって最初の大きな関門といえる...

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進行再発がんのみならず、術後の再発予防にも用い、薬のタイプも種々出現 乳がんの最新分子標的治療

2008年6月

京都大学医学部付属病院 乳腺外科教授の 戸井雅和さん 乳がんの薬物療法は、分子標的薬の登場によって、飛躍的な効果を上げている。 しかし、その一方では、高度化・複雑化し、次第にブラックボックス化しつつある。 そうした新しい分子標的薬の時代にあって、患者さんはどう向き合えばいいのだろうか。 再発・転移性乳がん治療で注目を浴びた分子標的薬 乳がん治療は分子標的薬の臨床応用が進んでいる分野だ。まず...

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世界の乳がん治療の最新動向を追う 乳がんの治療は、1人ひとりの患者に合った個別化医療の時代に入った

2008年3月

聖路加国際病院 ブレストセンター長の 中村清吾さん 最近の乳がん治療の進歩は目覚ましい限りで、目が離せない。数年前の治療はすでに時代遅れとなっている。なかでも最新のトピックは、遺伝子テクノロジーを駆使して、患者1人ひとりに合った個別化医療への道が明確に示されたことだという。 患者にとっては、うれしい報告だ。その世界の最新動向を追ってみた。 個別化医療が乳がんの大きな潮流 昨年12月、米...

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日進月歩で進歩する乳がんの検査と治療―その現状に迫る これだけは知っておきたい乳がん最新基礎知識

2008年3月

虎の門病院 乳腺内分泌外科部長の 川端英孝さん 乳がんの治療に関する考え方や検査の状況もここ1~2年で急速に変わってきている。 マンモグラフィ検査の普及で乳がんが発見されやすくなり、また2005年5月、ハーセプチンの登場以降、乳がんの治療法は大幅に広がりオーダーメイド治療の時代に入ったといわれている。 そんな乳がんの最新情報を虎の門病院乳腺内分泌外科部長の川端英孝さんに伺った―― マン...

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