各種がん

乳がん

治療目的を明確に持って、乳がんと向き合うために これだけは押さえておこう! 乳がん薬物療法の基礎知識

2009年2月

浜松オンコロジーセンター長の 渡辺亨さん 乳がん治療を考えるときは、「初期治療」なのか、「転移・再発後の治療」なのかを分けて考える必要がある。 なぜなら、治療の目的がまったく異なるからだ。当然のことながら、行われる治療法も選択基準も違ってくる。 乳がんと診断されたら、あわてずに、まずは自身の乳がんの状態を正しく把握することから始めたい。 内容が異なる初期治療と転移・再発後の治療 乳がん治療にお...

詳細はこちら

進行再発乳がんのホルモン療法最新トピック 今後はアロマターゼ阻害剤と分子標的薬の組み合わせが鍵に

2008年11月

聖マリアンナ医科大学 乳腺内分泌外科准教授の 緒方晴樹さん 進行再発乳がんの新しい治療指針 乳がんの治療は、がんが局所にとどまっていると考えられる場合には手術が基本になる。手術を行い、術後治療として、放射線療法や薬物療法(化学療法やホルモン療法)が行われる。 これに対し、がんが全身に広がっていると考えられる場合がある。1つは、がんが見つかった時点で、すでに転移があるようなケース。もう1つは、手...

詳細はこちら

乳がんは「全身疾患」と考えて、全身治療をすることが大切 これだけは知っておきたい乳がんの基礎知識

2008年10月

聖マリアンナ医科大学外科学教授の 福田護さん 乳がんは今日、罹患率は第1位、死亡率は5位という、最も多くの女性が罹患するがんとなってしまいました。 しかし、その一方で、乳がんは様々な治療法が存在すること、治療法の進歩が早いこと、進行がゆっくりであることなどから、比較的よく治るがんと言えます。乳がんのことをよく知り、早い時期に適切な治療を受けることで、多くの方が病気を克服したり、進行しない穏やか...

詳細はこちら

温存療法に次いで、「乳房全摘+乳房再建」が見直されている 「乳癌診療ガイドライン」をわかりやすく読み解く

2008年10月

帝京大学医学部外科学教授の 池田正さん 「乳癌診療ガイドライン」は、エビデンス(科学的根拠)に基づいて乳がん診療の基本的方針を示すものです。 乳がんの場合は、2004年以来薬物療法、外科療法、放射線療法、検診・診断、疫学・予防と5つの分野ごとに、QアンドA方式で指針が示されてきました。しかし、乳がん治療は進歩が目覚ましく、すでに2007年には薬物療法の診療ガイドラインが改訂されています。 また...

詳細はこちら

乳がん治療にジェネリック抗がん剤を導入した三井記念病院 ジェネリック、患者さんにとっての3つのメリット

2008年10月

三井記念病院 乳腺内分泌外科科長の 福内敦さん 日本ではジェネリック医薬品の普及が遅れているが、2年前にいち早く乳がん治療にジェネリック抗がん剤 パクリタキセル注「NK」を導入したのが、三井記念病院である。同病院乳腺内分泌外科科長の福内敦さんに、ジェネリック抗がん剤のメリットを聞いた。 パクリタキセルは術前・術後・再発に有効 千代田区神田和泉町にある三井記念病院 抗がん剤に限らず多くの薬...

詳細はこちら

術後のホルモン療法はアロマターゼ阻害剤を、そしてより長期に 早期のうちに微小転移を抑える乳がんの術後治療

2008年10月

兵庫医科大学 乳腺内分泌外科准教授の 三好康雄さん 乳がんは、少なからず再発が起こる。しかし、再発が起こってから治療をしても完治するのはなかなか難しい。治療は再発する前に手を打つ必要がある。微小転移の段階で化学療法やホルモン療法を行えば転移を抑えることができ、治癒も目指すことができるのだ。 乳がんの術後治療で微小転移を死滅させる 乳がんの手術が行われた場合、患部のがんがきれいに取り除かれたとし...

詳細はこちら

4つのS「睡眠、水分、食事、しゃべること」を軸に、心のセルフケアを 乳がんの再発告知をどう乗り越えるか

2008年10月

広島大学病院 総合診療科准教授の 佐伯俊成さん 乳がんは他のがんに比べると予後が比較的よいことから、再発告知で受ける患者さんの衝撃は大きく、うつ状態に陥ってしまうケースも少なくない。そのような場合には「1に睡眠、2に水分、3に食事、4にしゃべることの4つのSが大事」と精神腫瘍医の佐伯俊成さん(広島大学病院総合診療科准教授)はいう。ここでは、乳がんの再発告知で陥りやすい心のセルフケアについて紹介...

詳細はこちら

乳がん術前化学療法の効果、術前ホルモン療法の可能性 病理学的完全奏効率を高めると予後が改善される

2008年9月

名古屋大学大学院医学系研究科 化学療法学講座講師の 澤木正孝さん 直径3センチ以上の大きな乳がんでも、手術前に化学療法を行うことによって乳房を温存できる可能性がある。それを術前化学療法と呼んで、すでに知っている乳がん患者さんも多いと思う。 しかし、術前療法には実はもう1つある。 術前ホルモン療法で、これが今注目を集めつつある。 7センチ大の乳がんを化学療法で縮小 「これ、何かしら?」 名古...

詳細はこちら

乳がんのホルモン療法最新ホット情報 抗エストロゲン剤5年間服用後、さらにアロマターゼ阻害剤5年間服用を

2008年8月

藤田保健衛生大学病院 乳腺外科教授の 内海俊明さん 乳がんの手術後に、再発予防のために抗エストロゲン剤のタモキシフェンを5年間服用するのが標準治療とされているが、最新報告によれば、その後さらにアロマターゼ阻害剤のフェマーラを5年間追加服用したほうがもっと効果が高くなることが明らかになった。その服用は、タモキシフェン終了後に間を置いてから服用しても効果があるという。 ホルモン感受性陽性なら手術後...

詳細はこちら

末梢血中のがん細胞の数で、転移性乳がんの治療効果を予測する 循環がん細胞(CTC)検査で無駄な治療をしなくてすむ

2008年8月

聖路加国際病院 ブレストセンター長の 中村清吾さん 最近、転移性乳がんの予後や治療効果を予測する方法として、末梢血中のがん細胞の数を測定するCTC検査が注目されている。 わずかな血液を採取するだけで早期に治療効果を予測できるのが大きなメリットだ。 将来的には、血中の他の物質を調べることで、より精密な治療効果の予測も可能になるのでは、と期待されている。 転移性乳がんの予後を予測 抗がん剤やホル...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート11月 掲載記事更新!