各種がん

乳がん

「乳癌診療ガイドライン」が3年ぶりに大幅改訂 「乳癌ガイドライン」を医師と患者のコミュニケーションツールとして使って欲しい

2018年6月

「今回のガイドラインは医者と患者さんが話し合う共有意思決定のツールとして使って欲しい」と話す岩田広治さん これまでは2年ごとに改訂されてきた「乳癌診療ガイドライン」だが、今回は3年を要して改訂された。今回の改訂は、これまでのガイドラインと大きく変わったという。どこがどのように変わったのか。ガイドライン作成委員長の愛知県がんセンター中央病院乳腺科部長の岩田広治さんに伺った。 世界のガイドライン作成の...

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病院とメーカー共同で臭いの主要成分の解明と消臭効果のあるパッドを研究中 乳がんの皮膚潰瘍による臭いから患者さんを開放したい!

2018年6月

「臭いに困っている患者さんに対してケアの方法に悩むことがあります」と語る名取由貴さん 乳がんは進行・転移すると皮膚表面に露出し、潰瘍になることがある。がん性皮膚潰瘍だ。強い痛みが起こり、出血や滲出液に細菌が感染すると臭いを放つようになり、潰瘍が広がると滲出液も増え、1日に何度もガーゼやパッドを交換しなければならない。「臭いで周囲も自分もつらい……」という精神的苦痛も含めて、患者のQOLを著しく損な...

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ホルモン陽性HER2陰性の進行・再発乳がんに、イブランスに続きベージニオも承認間近

2018年6月

「ベージニオはセカンドラインより後のラインでも併用で使えるかもしれないなど、さまざまな可能性が考えられます」と語る向井博文さん 2017年3月に米国食品医薬品局より正式承認され、同年12月には日本でも販売開始となったCDK4/6阻害薬イブランス。これにすぐ続く形で、同系統のベージニオが昨年9月と今年2月に米国食品医薬品局によって承認された。秋には日本での承認もほぼ確実視されている。ホルモン療法との...

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「挙上」「圧迫」「肥満防止」がリンパ浮腫治療の3本柱

2017年12月

「どれほど重症化していても、リンパ浮腫は適切なケアと治療で必ず改善できます」と語る廣田さん がんの手術でリンパ節を切除することは多いが、その副作用であるリンパ浮腫はあまり注目されてこなかった。命に別状はないからと放置され、どれほど多くの人がむくみに悩み苦しんできたことか。放っておくとむくみ続けるが、正しい知識を持って、段階に応じたケアをすれば、確実に改善する。まずは知ることから始めよう。 脇道では...

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ホルモン陽性・HER2陰性進行再発乳がんに新薬が今年中に承認予定!

2017年9月

「新薬も登場し、治療の選択肢が増えてきます。患者さんは副作用などもよく理解して選んでください」と話す内藤陽一さん 日本人の乳がん患者の中で、ホルモン陽性乳がんは3分の2を占めると言われている。ホルモン陽性・HER2陰性進行再発乳がんの治療では、これまでホルモン療法が中心だったが、最近は分子標的薬が加わるようになってきた。さらに、近い将来新薬が加わる見込みもある。乳がん専門医に、今後の治療戦略につい...

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乳房再建はそれぞれの長所・短所を理解して、価値観やライフスタイルに合う選択を

2017年9月

「乳房再建は、患者さん1人ひとりに適した方法が異なります。自分の価値観やライフスタイルに合う再建法を選択しましょう」と語る松本綾希子さん 乳房全摘出手術を受けた患者の中には、乳房を再建したいと考える人が少なくない。乳房再建には、自家組織再建とシリコン乳房インプラントによる再建法がある。それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのか。また、術後の合併症の違いはあるのか。乳房再建に詳しい専門医に伺っ...

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センチネルリンパ節転移陽性乳がんへの新しい治療対応

2017年9月

「リンパ節郭清や放射線照射を省略するためには、術後化学内分泌療法をきちんと受けていただくことが大前提です」と語る長嶋さん 原発性乳がんに対するセンチネルリンパ節生検において、海外の臨床試験でリンパ節転移陽性でも必ずしも腋窩(えきか)リンパ節郭清の有効性が証明されず、リンパ節転移陽性症例の腋窩郭清省略に向けた検討がされ始めている。しかし、これらの報告においては全例に放射線照射が関与している。千葉大学...

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乳がん術前化学療法で病理学的完全奏効となった症例

2017年9月

「侵襲の大きな治療は、省けるものなら省いたほうがよいですが、手術を省略することで生じる不安を解消するためにも、しっかりしたエビデンス(科学的根拠)を積み上げていく必要があります」と語る淺岡真理子さん 乳がんで術前化学療法を受け、病理学的完全奏効(pCR)となった患者は予後が良好であることが知られている。手術前に超音波ガイド下針生検を行うことで、pCRを正確に予測することができれば、将来的には手術を...

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第25回日本乳癌学会学術総会レポート No.1「乳がん患者のサバイバーシップ支援」

2017年9月

今年(2017年)7月に福岡で開催された第25回日本乳癌学会学術総会から「乳がん患者のサバイバーシップ支援」「多遺伝子発現検査」に関する話題を拾った。 No.1「乳がん患者のサバイバーシップ支援」 日本人女性における悪性腫瘍のうち最も罹患率の高い乳がん。罹患数、死亡者数ともに増加の一途をたどっている。年齢層別にみると40歳から増加傾向が見られ、55~59歳でピークに達する。年齢分布では平均年齢は5...

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第25回日本乳癌学会学術総会レポート No.2 シンポジウム「個別化医療における多遺伝子発現検査の現状と展望」

2017年9月

今年(2017年)7月に福岡で開催された第25回日本乳癌学会学術総会から「乳がん患者のサバイバーシップ支援」「多遺伝子発現検査」に関する話題を拾った。 No.2 シンポジウム「個別化医療における多遺伝子発現検査の現状と展望」 早期乳がんの薬物治療においては、ホルモン療法、化学療法、HER2療法といった術後治療(術後補助化学ホルモン療法)が、乳がんの予後改善に大きく寄与してきたが、標的が明らかではな...

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