渡辺亨チームが医療サポートする:子宮頸がん編
2004年7月
サポート医師・喜多川 亮 久留米大学医学部 婦人科医師 きたがわ りょう 1969年福岡県生まれ。 95年九州大学医学部卒業後、九州大学医学部付属病院産婦人科を中心に九州の各病院で産婦人科医師として研修。 その間、より高度な化学療法の知識習得の必要性を感じ、01年国立がん研究センター中央病院乳腺・婦人科腫瘍内科チーフレジデント。 03年静岡県立静岡がんセンター女性内科副医長を経て、04年7月よ...
2004年7月
サポート医師・喜多川 亮 久留米大学医学部 婦人科医師 きたがわ りょう 1969年福岡県生まれ。 95年九州大学医学部卒業後、九州大学医学部付属病院産婦人科を中心に九州の各病院で産婦人科医師として研修。 その間、より高度な化学療法の知識習得の必要性を感じ、01年国立がん研究センター中央病院乳腺・婦人科腫瘍内科チーフレジデント。 03年静岡県立静岡がんセンター女性内科副医長を経て、04年7月よ...
2004年7月
鳥取大学付属病院 産婦人科助教授の 紀川純三さん 子宮頸がんは「治りやすいがん」と言われてきましたが、これは真実とはいえません。 そこには統計上のマジックが働いているのです。 実際には、この20年間、医療技術は大きく発展しているにも関わらず、 治癒率がほとんど変わっていないのです。つまり、子宮頸がんは、 この20年ほとんど治療法が進歩していないとも言えるし、「簡単ではないがん」とも言えるのです。...
2004年7月
サポート医師の滝内比呂也さん 大阪医科大学第2内科学教室講師 たきうち ひろや 昭和34年6月10日生まれ。 昭和60年3月大阪医科大学卒業。 大阪医科大学付属病院にて臨床研修開始。 平成7年7月大阪医科大学第2内科学教室助手。 平成8年11月~9年6月米国テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンターに留学。 平成11年4月大阪医科大学講師。 平成15年12月大阪医科大学付属病院化学療法センター...
2004年6月
東京大学付属病院 泌尿器外科助教授の高橋悟さん 前立腺がんは、50歳以上の中高年に多いがんで、 今日本でも増加の一途をたどっています。 アメリカに比べるとまだ日本の患者数は8分の1程度ですが、 増加率は全がんのトップ。 2015年には人口10万人につき20人以上が罹患すると予想されています。 その背景には、高脂肪食など食生活を中心とした生活の欧米化、急激な人口の高齢化、...
2004年6月
北里大学医学部耳鼻咽喉科講師の 中山明仁さん 60歳以上に発症のピークがある喉頭がん。 比較的治りやすいがんだが、症状が進んだものや再発の場合、現在の標準治療である喉頭全摘術と呼ばれる手術が必要になる。 しかし、手術をすれば声を失うばかりでなく、入浴などの制限も一生つきまとうことになる。 こうした障害を取り除こうと考案されたのが喉頭亜全摘術と呼ばれる手術である。 この手術では声...
2004年5月
東大病院腫瘍外科助教授の 渡邉聡明さん 東大病院放射線科助教授の 中川恵一さん ただ今急増中の大腸がんの中でも、大変やっかいなのが直腸がん。 手術をすれば、人工肛門になる恐れがあるばかりか、排尿障害、排便障害、性機能障害まで起こる恐れもある。 しかし、もうこうした障害に悩む必要はない。 手術前に放射線治療を行う方法によって、こうした障害を回避できる可能性が示されたからだ。 ...
2004年4月
サポート医師・山本信之 静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科部長 やまもと のぶゆき 1962年和歌山県生まれ。 89年和歌山県立医科大学卒。 92年国立がん研究センターレジデント、 97年近畿大学医学部第4内科(現腫瘍内科)助手、 99年同講師を経て、 02年静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科部長。 モットーは「チーム医療」。3B期の進行肺がん、通院しながら化学療法を受けたい(ここに登場する...
2004年4月
チーム・リーダー 渡辺亨 山王メディカルプラザ・ オンコロジーセンター長 わたなべ とおる 1955年生まれ。 80年、北海道大学医学部卒業。 同大学第一内科、国立がん研究センター中央病院腫瘍内科、米国テネシー州、ヴァンダービルト大学内科フェローなどを経て、90年、国立がん研究センター中央病院内科医長。 腫瘍内科学、がん治療の臨床試験の体制と方法論、腫瘍内分泌学、腫瘍増殖因子をターゲットにした...
2004年4月
静岡県立静岡がんセンター 女性内科副医長の喜多川さん 子宮頸がんの治療は、手術、なかでも広汎子宮全摘術が一般的。 ところがこの手術の影響でリンパ浮腫や排尿障害などの後遺症や合併症に苦しめられる人も多い。 そうした人たちに救いとなる治療が現れた。 放射線化学療法だ。 日本ではまだ静岡がんセンターなどごく一部の病院でしか行われていないが、チェックしておきたい新しい治療法である。 ...
2004年4月
国立がん研究センター中央病院 外科部長の笹子三津留さん ここ数年、日本でも各部位のがんについて治療の指針となる「ガイドライン」が作成されています。その先陣を切って発表されたのが「胃癌治療ガイドライン」(日本胃癌学会編・2001年3月)です。これまで、同じ部位の同じ程度の進行度のがんであっても、受診する病院や医師によって治療法が異なっていました。その一方、世界では新しい抗がん剤や治療法に対する大規模...