各種がん

進行別 がん標準治療 劇的な生存率の向上を生んだ抗がん剤と手術併用の進歩

2004年11月

がんの治療でこれほど劇的に生存率の向上を見せたがんもめずらしいです。 一昔前は、手足を切断するというむごい治療を敢行しても、 またすぐ再発・転移で1年のうちに命が奪われるという悲惨ながんでした。 それが抗がん剤の進歩と手術の改良により、飛躍的に向上し、 命が助かるばかりか、患肢も温存できるようになりました。 今回は、この悪性骨腫瘍と、筋肉や血管、神経などにできる軟部肉腫についての最新の標準治療を...

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本来の機能・形態を回復する頭頸部がんの再建手術 術後の形態や機能障害を改善し、生活の質を向上する必要不可欠な治療

2004年11月

埼玉医科大学形成外科教授の 中塚貴志さん 頭頸部には、味覚・視覚・聴覚・燕下・咀嚼・発声など、人が生きる上で非常に重要な機能が集約されており、この部位への障害は直接QOLの低下につながる。 また、頭頸部は個人の識別となる顔面形態・表情を形成しており、美的観点からしても障害がQOLの低下につながる。 そのため、この部位に生じた悪性腫瘍の切除後の再建は、患者にとって必要不可欠であり、形成外...

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渡辺亨チームが医療サポートする:再発乳がん編

2004年10月

チームリーダー・渡辺 亨 山王メディカルプラザ・ オンコロジーセンター長 わたなべ とおる 1955年生まれ。 80年、北海道大学医学部卒業。 同大学第一内科、国立がん研究センター中央病院腫瘍内科、米国テネシー州、ヴァンダービルト大学内科フェローなどを経て、 90年、国立がん研究センター中央病院内科医長。 腫瘍内科学、がん治療の臨床試験の体制と方法論、腫瘍内分泌学、腫瘍増殖因子をターゲットにし...

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不要な治療を避け、天寿を全うする前立腺がんの待機療法 定期的に血液検査を行いがんの増殖を予測、治療を施さずにがんと共存する方法

2004年10月

東京厚生年金病院泌尿器科部長 赤倉功一郎さん 90年代後半からPSA(前立腺特異抗原)検査が普及し、ごく早期のがんが見つかる患者が増えている。 早くから治療を始めることができるという利点の一方で、以前であればがんが見つからずに天寿を全うできた可能性のある患者が、早期のがんが発見されてしまったばかりに、体に負担のかかる治療を受けなければならないという矛盾が生じている。 こうした問題に対応...

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進行別 がん標準治療 治療の基本は手術。しかし、患者により負担の少ない治療法が最近の流れ

2004年10月

北大病院泌尿器科講師の 篠原信雄さん 腎臓がんは、他のがんと大きく異なり、異彩を放っています。 たとえば腎臓がんには抗がん剤がほとんど効かないとか、 逆に、免疫療法が効果を発揮することとか、 さらには数はまれですが自然退縮する例まであるなど、 実にユニークながんといえます。 もっとも、治療までユニークというわけではありません。 腎臓がんの治療は、あくまでも手術が基本です。 ただ、最近は治療に対...

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大きく変わる乳がんのホルモン療法 アロマターゼ阻害剤という新しい概念の薬剤が乳がん治療の主役になる日

2004年9月

国際医療福祉大学教授 山王メディカルプラザ オンコロジーセンター長の 渡辺 亨さん 今、乳がん治療の分野で アロマターゼ阻害剤という新しい分類の薬剤が出現し注目を集めています。 従来標準とされてきた抗エストロゲン剤を凌駕する効果が、大規模な臨床試験で次々に実証されています。 術後のホルモン療法の主役が、抗エストロゲン剤からアロマターゼ阻害剤に交代する日も近いようです。 閉経後に乳がんに...

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乳がん手術後の暮らしとバストケア PART-2

2004年8月

聖マリアンナ医科大学外科教授の 福田護さん ふくだ まもる 聖マリアンナ医科大学外科学乳腺・内分泌外科教授。同病院乳腺・内分泌外科部長。 1943年生まれ。 1969年金沢大学医学部卒。国立がん研究センター、聖マリアンナ医大第1外科助手、米国メモリアル・スローンケタリングがんセンター外科等を経て、1902年より現職。 著書に『乳がん全書』(法研)など局所再発?と不安になったら、しこりが動くか、皮...

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進行別 がん標準治療 神経膠腫は、できるだけ多くの腫瘍を取り、放射線と抗がん剤の併用療法が基本

2004年8月

帝京大学市原病院脳神経外科教授の長島正さん 脳腫瘍は、脳の組織の中に異常な細胞が増殖する病気です。人口10万人に対して12、13人がなるといわれています。 良性と悪性と両方ありますが、大きくなればどちらも脳を圧迫し危険を伴うことに変わりありません。これが脳腫瘍治療の難しいところです。 脳腫瘍のもう一つ難しいところは、種類が多く、複雑多岐にわたり、その種類によって治療法がそれぞれ異なっていることです...

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浸潤性膀胱がんでも膀胱を温存する動注化学・放射線治療 膀胱機能を温存し再発も防ぐ、QOLを維持する新しい治療法

2004年8月

筑波大学付属病院 泌尿器科教授の 赤座英之さん 60~70歳代で、発生頻度がピークをむかえる膀胱がん。 中でも浸潤性の膀胱がんは、膀胱の筋肉や膀胱外にまで根をはるように発育し、転移も生じやすいことから、生命を脅かす危険性が高い。 その上、開腹して膀胱を全摘しなくてはならないことから、QOLの低下は避けられない。 こうした問題を改善するために考案されたのが、浸潤性膀胱がんに対する膀胱温...

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乳がん手術後の暮らしとバストケア PART-1

2004年7月

聖マリアンナ医科大学外科教授の 福田護さん ふくだ まもる 聖マリアンナ医科大学外科学乳腺・内分泌外科教授。同病院乳腺・内分泌外科部長。 1943年生まれ。 1969年金沢大学医学部卒。国立がん研究センター、聖マリアンナ医大第1外科助手、米国メモリアル・スローンケタリングがんセンター外科等を経て、1902年より現職。 著書に『乳がん全書』(法研)など 乳房の形をきれいに残す温存手術が行わ...

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