進行別 がん標準治療 徹底的な治療をする。これが精巣がんの治療方針
2005年4月
大阪府立成人病センター 泌尿器科医師の診療主任の 垣本健一さん 精巣がんはかかる人は少ないけれども、乳幼児と青壮年の男性に多いがんです。 場所柄、羞恥心から病院へ行くのが遅れがちですし、 またがんとわかっても、そのことを受け入れることも大変ですが、 進行が早く一刻も早く治療することが肝要です。 治療法はほぼ確立しており、徹底的な治療を行います。 かなり辛い治療になりま...
2005年4月
大阪府立成人病センター 泌尿器科医師の診療主任の 垣本健一さん 精巣がんはかかる人は少ないけれども、乳幼児と青壮年の男性に多いがんです。 場所柄、羞恥心から病院へ行くのが遅れがちですし、 またがんとわかっても、そのことを受け入れることも大変ですが、 進行が早く一刻も早く治療することが肝要です。 治療法はほぼ確立しており、徹底的な治療を行います。 かなり辛い治療になりま...
2005年3月
癌研有明病院 頭頸科医師の杉谷巌さん のど元にある甲状腺。ここにできるがんが甲状腺がん。 甲状腺がんの大半は、進行の遅いおとなしいがんです。 手術も抗がん剤も何の治療もせず、経過を見るだけでいい場合もあります。 といって、侮ってはいけません。数は少ないけれども、命を脅かす怖いがんもあります。甲状腺がんは5種類ありますが、種類によってその性質も治療法も大きく異なっており、ここが他のがんと大きく違っ...
2005年3月
【治療】高齢の白血病患者でも治療できる、さい帯血ミニ移植 患者自身の免疫反応で白血病細胞を死滅させるドナーの負担もなく55歳以上でも移植が可能 虎の門病院血液科部長の 谷口修一さん 母親と赤ちゃんを繋ぐへその緒や胎盤に含まれるさい帯血を移植することで、 骨髄移植と同等の効果を上げる、さい帯血移植が注目を集めている。 さい帯血移植には『造血細胞の増殖能力が高く、異常反応が少ない』『白血球型が一...
2005年3月
金沢大学医学部付属病院腫瘍外科助教授高橋豊さんたかはし ゆたか 1955年生まれ。金沢大学医学部卒。85年に金沢大学がん研究所外科助手、87年に国立がん研究センター研修医(肺がん)となる。90年に金沢大学がん研究所外科講師、93年に同、助教授となる。94年にテキサス大学M.D.アンダーソンがんセンターにて転移の研究を行う。96年にがん休眠療法を提唱、02年にテキサス大学M.D.アンダーソンがん研究...
2005年2月
サポート医師・朴成和 静岡県立静岡がんセンター 診療科部長 ぼく なりかず 1962年生まれ。 87年東京大学医学部卒業、同大学第3内科、第1内科、社会保険中央総合病院内科に研修医として勤務。 89年国立がん研究センター中央病院内視鏡部で任意研修、 90年東京大学分子細胞生物学研究所の研究生。 91年国立療養所松戸病院内科医員、 92年国立がん研究センター東病院内視鏡部医員、 01年同医長、0...
2005年2月
サポート医師・堀田知光 東海大学医学部長 ほった ともみつ 1944年生まれ。 69年、名古屋大学医学部卒業。同大学第一内科入局後、86年同助手、90年同講師。 96年東海大学医学部内科学教授、02年同大学医学部長、04年同大学総合医学研究所長、現在に至る。 99~04年厚労省がん研究助成金「高感受性悪性腫瘍に対する標準的治療の確立のための多施設共同研究」班主任研究者。 99~04年JCOGリン...
2005年2月
静岡県立静岡がんセンター病院長の鳶巣賢一さん 膀胱はオシッコをためたり出したりする袋状の臓器です。 膀胱は、ふだんは収縮しているが尿がたまると伸び、伸縮性に富んでいる独特の組織です。 膀胱の一番内側の層は、粘膜上皮層と呼ばれ、ここにがんができることが多く、尿路上皮がんと呼ばれます。内視鏡による治療が中心ですが、再発が多いのが難点で、それをいかに防ぐかが治療のポイントです。 最近では浸潤の進んだがん...
2005年2月
東海大学医学部泌尿器科教授の 寺地敏郎さん 腎がんは抗がん剤や放射線治療がほとんど効かず、治療の主体は外科治療だ。 手術は病期にかかわらず、摘出できる場合は腎臓を摘出するか部分的に切除する。 しかし、腹部を大きく切って手術するため、患者には大きな負担となる。 こうした負担を軽減しようと考案されたのが腹腔鏡による腎がん部分切除術だ。 この手術は内視鏡を腹部から挿入して腫瘍を切除す...
2005年1月
岩手医科大学 産婦人科教授の杉山徹さん 子宮体部に発生するがん、子宮体がんが増えています。 その原因は欧米型の食生活、晩婚化、妊娠回数の減少など、 女性のライフスタイルの変化が背景にあるようです。 治療は子宮を摘出する手術が基本です。 しかし、妊娠・出産を希望する場合は、早期であれば、 ホルモン療法により子宮を残すことも可能です。 ライフスタイルの欧米化が増加の要因子宮がんには、子宮の入口付近に...
2005年1月
順天堂大学医学部 大腸肛門外科教授の 鎌野俊紀さん 進行・再発した大腸がんを根治させるのは、今の技術ではなかなか難しい。 だからといって、何も手を打たずにいれば、症状はどんどん悪くなる。 そこで、がんの進行を抑えるために抗がん剤治療が行われる。 しかし、この抗がん剤治療によってQOLが低下するのでは本末転倒だ。 なんとかQOLを維持したまま、抗がん剤治療を続けることが重要とな...