各種がん

患者が選ぶ肺がん抗がん剤治療 治療優先の考えから、自分の価値観やライフスタイルに合わせた治療を

2005年5月

抗がん剤治療に詳しい 東京医科大学病院の 坪井正博さん 肺がんの治療には、手術や放射線などいろいろありますが、そのなかで最近大きな変化があり話題を呼んでいるのが、抗がん剤による治療です。 そして最新の治療スタイルは、患者さんが自分の価値観やライフスタイルに合わせて自ら選ぶというものです。 抗がん剤治療の新しい流れ 毎年ここでの発表が注目される米国臨床腫瘍学会 肺がんの大半を占める非小...

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進行別 がん標準治療 手術療法が中心だが、第2の選択肢の可能性も

2005年5月

信州大学教授の斎田俊明さん 皮膚がんの中でももっとも悪性度の高いメラノーマ。日本人では足の裏にできることが多く、いっぽう欧米人では、背中や腕、大腿部や足の脛にみられるといいます。 紫外線との関係や、足への刺激などがその原因としてとりざたされていますが、じつのところ、はっきりしたことはわかっていません。ただ、初期診断を見誤ると命取りにもなりかねない、専門医が少ない、手術療法が中心に行われていることだ...

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渡辺亨チームが医療サポートする:肝臓がん編

2005年5月

サポート医師・石井 浩国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科医長 いしい ひろし 1960年生まれ。 86年千葉大学医学部卒業後、同大学病院、清水厚生病院にて研修。 90年千葉大学第一内科、 国立横浜東病院を経て92年より国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科医員。 98年千葉社会保険病院消化器診断部長、 01年より国立がん研究センター東病院勤務。 02年より現職。 専門は原発性肝臓がん、胆道...

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手足の切断を回避する軟部肉腫の小線源療法 高線量の放射線照射で広範切除をせずに根治が可能

2005年5月

広島大学病院整形外科助手の 下瀬省二さん 広島大学病院放射線科助手の 権丈雅浩さん 軟部肉腫は難治性の腫瘍であり、最初の治療によって予後に大きな差が出る。 治療は、手術や抗がん剤治療が基本となるが、腫瘍周囲の正常組織にがん細胞が入り込んでいることが多く、手術は広範囲で切り取ることが重要だ。 そのため、手足の切断もやむを得ないこともしばしばある。 近年の技術進歩により再建も可能...

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渡辺亨チームが医療サポートする:早期肺がん編

2005年5月

サポート医師・山本信之静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科部長 やまもと のぶゆき 1962年和歌山県生まれ。 89年和歌山県立医科大学卒。 92年国立がん研究センターレジデント、97年近畿大学医学部第4内科(現腫瘍内科)助手、99年同講師を経て、02年静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科部長。 モットーは「チーム医療」。 サポート医師・大出泰久静岡県立静岡がんセンター 呼吸器外科副医長 ...

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世界最大のがん学会、ASCO2005レポート 今後のがん治療を大きく変えるハーセプチンの治療報告

2005年5月

乳がん術後補助療法の画期的な成果に、万雷の拍手! 世界最大のがん治療学会、ASCO(米国臨床腫瘍学会)が米国のオーランドで開催された。なんといっても今年の話題の中心は分子標的薬に関する報告。なかでも乳がん治療ではビッグな報告があった。転移性乳がんの補助療法でハーセプチンがこれまでの常識を打ち破る大きな成果が得られたという朗報だ。発表会場は万雷の拍手に包まれた…… 注目を浴びた分子標的薬 米国オ...

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福島県立医科大学乳腺外科のグループ療法 気軽で陽気なおしゃべりの場。だから生きるエネルギーがわく

2005年4月

温存療法のすばらしさをもっと伝えて 福島県立医科大学付属病院 「ママはね、怪獣にやられちゃったんだよ。ちょっと前に乳がんで亡くなった主人の身内の家を訪ねると、3歳になったばかりの男の子がそういうんです。その言葉を聞いて、もっと早く手術を受けてたら、がんとわかったとき温存療法を知ってたら、手遅れになる前に手術に踏み切れたかもしれないのに、そんなやりきれない思いがこみ上げてきたんです。情報ってほん...

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渡辺亨のザンクト・ガレン乳がん国際会議レポート 4年ぶりの改定。大きく変わったリスク分類と治療方法

2005年4月

世界的に大きな注目を浴びる ザンクト・ガレン乳がん国際会議 2005年1月26日~29日の4日間、第9回乳がん初期治療に関する国際会議が、スイスの古都、ザンクト・ガレンで開催されました。 前回、2003年の会議では、ほとんど変更がなかった、リスクカテゴリー、および選択すべき治療方法の指針について、今回は、かなり大きく改訂されました。 この記事は、腫瘍内科医の第一人者である渡辺亨さんに速報として解...

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身体への負担が少ないから術後の回復も早い 9センチのがんも開腹せずに一括切除するITナイフの最新成果

2005年4月

国立がん研究センター中央病院 消化器内視鏡部の 後藤田卓志さん 内視鏡先端からITナイフという電気メスを使って、粘膜に留まるがんであれば、3センチを越える大きなものでも完全に切り取る治療方法が、今、大きな注目を浴びている。画期的ともいえるこの方法は、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD:Endoscopic Submucosal Dissection)と呼ばれ、外科手術で開腹する方法と比べて、患者にや...

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ウイルス駆除率が飛躍的に向上し、治療効果は肝臓移植にも匹敵する根治療法 肝臓がんの再発を抑えるペグインターフェロン、リバビリン併用療法

2005年4月

東京大学医学部付属病院 消化器内科教授の 小俣政男さん 肝臓がんの治療は、(1) 手術、(2) ラジオ波焼灼療法等の経皮的局所療法、(3) 肝動脈塞栓療法の3つが柱だが、それぞれいずれも1回の治療で終わることはほとんどない。 初回治療で一旦がんを消失させても、術後1年以内に25~30パーセントが再発し、年を追うごとに増え、5年以内に70~80パーセントが再発する。 肝臓がんが再発するの...

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