各種がん

渡辺亨チームが医療サポートする:再発乳がん編

2004年10月

チームリーダー・渡辺 亨 山王メディカルプラザ・ オンコロジーセンター長 わたなべ とおる 1955年生まれ。 80年、北海道大学医学部卒業。 同大学第一内科、国立がん研究センター中央病院腫瘍内科、米国テネシー州、ヴァンダービルト大学内科フェローなどを経て、 90年、国立がん研究センター中央病院内科医長。 腫瘍内科学、がん治療の臨床試験の体制と方法論、腫瘍内分泌学、腫瘍増殖因子をターゲットにし...

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不要な治療を避け、天寿を全うする前立腺がんの待機療法 定期的に血液検査を行いがんの増殖を予測、治療を施さずにがんと共存する方法

2004年10月

東京厚生年金病院泌尿器科部長 赤倉功一郎さん 90年代後半からPSA(前立腺特異抗原)検査が普及し、ごく早期のがんが見つかる患者が増えている。 早くから治療を始めることができるという利点の一方で、以前であればがんが見つからずに天寿を全うできた可能性のある患者が、早期のがんが発見されてしまったばかりに、体に負担のかかる治療を受けなければならないという矛盾が生じている。 こうした問題に対応...

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大きく変わる乳がんのホルモン療法 アロマターゼ阻害剤という新しい概念の薬剤が乳がん治療の主役になる日

2004年9月

国際医療福祉大学教授 山王メディカルプラザ オンコロジーセンター長の 渡辺 亨さん 今、乳がん治療の分野で アロマターゼ阻害剤という新しい分類の薬剤が出現し注目を集めています。 従来標準とされてきた抗エストロゲン剤を凌駕する効果が、大規模な臨床試験で次々に実証されています。 術後のホルモン療法の主役が、抗エストロゲン剤からアロマターゼ阻害剤に交代する日も近いようです。 閉経後に乳がんに...

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進行別 がん標準治療 神経膠腫は、できるだけ多くの腫瘍を取り、放射線と抗がん剤の併用療法が基本

2004年8月

帝京大学市原病院脳神経外科教授の長島正さん 脳腫瘍は、脳の組織の中に異常な細胞が増殖する病気です。人口10万人に対して12、13人がなるといわれています。 良性と悪性と両方ありますが、大きくなればどちらも脳を圧迫し危険を伴うことに変わりありません。これが脳腫瘍治療の難しいところです。 脳腫瘍のもう一つ難しいところは、種類が多く、複雑多岐にわたり、その種類によって治療法がそれぞれ異なっていることです...

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浸潤性膀胱がんでも膀胱を温存する動注化学・放射線治療 膀胱機能を温存し再発も防ぐ、QOLを維持する新しい治療法

2004年8月

筑波大学付属病院 泌尿器科教授の 赤座英之さん 60~70歳代で、発生頻度がピークをむかえる膀胱がん。 中でも浸潤性の膀胱がんは、膀胱の筋肉や膀胱外にまで根をはるように発育し、転移も生じやすいことから、生命を脅かす危険性が高い。 その上、開腹して膀胱を全摘しなくてはならないことから、QOLの低下は避けられない。 こうした問題を改善するために考案されたのが、浸潤性膀胱がんに対する膀胱温...

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乳がん手術後の暮らしとバストケア PART-2

2004年8月

聖マリアンナ医科大学外科教授の 福田護さん ふくだ まもる 聖マリアンナ医科大学外科学乳腺・内分泌外科教授。同病院乳腺・内分泌外科部長。 1943年生まれ。 1969年金沢大学医学部卒。国立がん研究センター、聖マリアンナ医大第1外科助手、米国メモリアル・スローンケタリングがんセンター外科等を経て、1902年より現職。 著書に『乳がん全書』(法研)など局所再発?と不安になったら、しこりが動くか、皮...

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乳がん手術後の暮らしとバストケア PART-1

2004年7月

聖マリアンナ医科大学外科教授の 福田護さん ふくだ まもる 聖マリアンナ医科大学外科学乳腺・内分泌外科教授。同病院乳腺・内分泌外科部長。 1943年生まれ。 1969年金沢大学医学部卒。国立がん研究センター、聖マリアンナ医大第1外科助手、米国メモリアル・スローンケタリングがんセンター外科等を経て、1902年より現職。 著書に『乳がん全書』(法研)など 乳房の形をきれいに残す温存手術が行わ...

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渡辺亨チームが医療サポートする:胃がん編

2004年7月

サポート医師の滝内比呂也さん 大阪医科大学第2内科学教室講師 たきうち ひろや 昭和34年6月10日生まれ。 昭和60年3月大阪医科大学卒業。 大阪医科大学付属病院にて臨床研修開始。 平成7年7月大阪医科大学第2内科学教室助手。 平成8年11月~9年6月米国テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンターに留学。 平成11年4月大阪医科大学講師。 平成15年12月大阪医科大学付属病院化学療法センター...

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渡辺亨チームが医療サポートする:子宮頸がん編

2004年7月

サポート医師・喜多川 亮 久留米大学医学部 婦人科医師 きたがわ りょう 1969年福岡県生まれ。 95年九州大学医学部卒業後、九州大学医学部付属病院産婦人科を中心に九州の各病院で産婦人科医師として研修。 その間、より高度な化学療法の知識習得の必要性を感じ、01年国立がん研究センター中央病院乳腺・婦人科腫瘍内科チーフレジデント。 03年静岡県立静岡がんセンター女性内科副医長を経て、04年7月よ...

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進行別 がん標準治療 放射線治療をするには抗がん剤も同時に行うのが欧米の標準治療

2004年7月

鳥取大学付属病院 産婦人科助教授の 紀川純三さん 子宮頸がんは「治りやすいがん」と言われてきましたが、これは真実とはいえません。 そこには統計上のマジックが働いているのです。 実際には、この20年間、医療技術は大きく発展しているにも関わらず、 治癒率がほとんど変わっていないのです。つまり、子宮頸がんは、 この20年ほとんど治療法が進歩していないとも言えるし、「簡単ではないがん」とも言えるのです。...

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