闘病記

がんこそ人生の意味と向き合う絶好のチャンスです 臨床心理士、立命館大学教授・高垣忠一郎さん(59歳)

2004年2月

がんを「簡単に切り取られたくない」 臨床心理士、 立命館大学教授の 高垣忠一郎さん 10月半ばの京都は、初冬の冷え込みだった。夕刻の立命館大学のキャンパスには、マフラーを巻いた女子学生の姿も見える。 高垣忠一郎さん(59歳)は大学院で、臨床心理士(カウンセラー)を目指す学生たちを教えている。 研究室をたずねると、インドのお香が漂う部屋の奥から、高垣さんが現れた。一見、平凡な紳士だが、...

詳細はこちら

最後まで「負けないぞ」という気持ちで、死んでいきたい シリーズ対談・田原節子のもっと聞きたい ゲスト・絵門ゆう子さん

2004年1月

がんの治療やケアをどうしたらいいのか、がん患者の悩みは大きい。医師に委ねるのか、自力でするのか。西洋医学を軸にするのか、民間療法に頼るのか。その命題の試金石となる対談が、ここで展開された。元女性アナウンサーでエッセイスト、乳がん患者と共通項の多い二人が辿った軌跡は、対極から出発し大きく迂回しながらも、いま同じ到達点に達している。 えもん ゆうこエッセイスト、産業カウンセラー。元NHKアナ...

詳細はこちら

自分を面白がらせてみましょうよ 胃がんから3年、笑いの世界を生きる落語家・林家木久蔵さん

2004年1月

はやしや きくぞう昭和12年、東京・日本橋生まれ。食品会社工場勤務から、清水崑門下へ入門、漫画家となる。のち、先代桂三木助門下へ入門、落語家となる。先代三木助氏没後、林家正蔵門下へ移る。昭和47年真打ち。全国ラーメン党会長、画家とさまざまな顔を持つ。平成7年からはリウマチ患者のための落語会も行っている。 平成15年で満38年になる超長寿人記番組「笑点」に欠かすことのできない存在、落語家の林家木久...

詳細はこちら

ずっと死にたかった私が、がんになって、初めて「生きたい」と思った 日本ペンクラブ会員・詩人 属啓子さん

2004年1月

奇跡のようなラッキーデイ! 日本ペンクラブ会員・詩人の 属啓子(さっか・けいこ)さん (東京都・61歳) その日、奇跡が起きた。 ただし、「**でがんが消えた!」という類のものではない。詩人で文芸評論家の属啓子さんに取材した日の、属さんの体調のことだ。 属さんは3カ月前に、悪性リンパ腫とわかった。取材の日はちょうど2回目の抗がん剤治療が終わったところだった。ここ2カ月で調子のいい日は...

詳細はこちら

医をめぐる勉強ががんをめぐる環境を変えるかもしれない 医師と患者の架け橋として・中島陽子さん

2004年1月

中島陽子さん (医をめぐる勉強会」代表) なかじま ようこ 1955年生まれ。東京都出身。滋賀県信楽町在住。 1996年4月、乳がん発病。左乳房切除手術を受ける。 1997年4月、放送大学に入学し心理学を学ぶ。 1999年6月、乳がん患者の話を聞くボランティアを始める。 1999年9月、ホームページ「風の吹く場所」開設 (ホームページを見る) 2000年6月、医をめぐる勉強会開設。 心の奥にい...

詳細はこちら

「ぶざまな乳がん体験」から、何かを得てほしい 漫画家・大山和栄さん

2003年12月

医師の言葉がチンプンカンプン 漫画家の 大山和栄さん がんは、ある日、突然、やってくる。 身内にがんで亡くなった人がいても、新聞やテレビでがんの情報を見聞きしても、「いざ自分ががんになったとき」をリアルに想像してみることは少ない。 漫画家の大山和栄さんにとっても、がんはどこか他人事だった。だから、2002年の初夏、左の脇の下にできたシコリが乳がんの転移だとは、思ってもみなかった。 ...

詳細はこちら

私はがんとともに生きる道を選んだ 発病から23年、病気は自分の影のようなもの・高出昌洋さん

2003年12月

高出昌洋さん (版画家、「いずみの会」事務局長、62歳) たかいで まさひろ 1941年生まれ。版画家。 1980年、胃がんにより胃の4分の3を切除。 1980年から木版画の制作を始める。 1999年、第1回飛騨高山現代木版画ビエンナーレ入選。 兵庫県立美術館美術講座木版画コース講師。創作版画協会会員。兵庫県民芸協会会員。 「いずみの会」事務局長。 入院、そして手術。多忙な教師生活が一転 彫...

詳細はこちら

「がんになって得をした」と思いたい 開業医(小児科医)/医療過誤原告の会会長 久能恒子さん

2003年11月

「医師のくせに医師を訴えるなんて」 久能恒子さん (67歳、宗像市) 開業医(小児科医) 医療過誤原告の会会長 「生きててよかった、という感じがします」 開業医の久能恒子さんは、2003年6月26日、福岡地裁小倉支部の前で、晴れやかな笑顔を見せた。この裁判の間、3度のがん手術を乗り越えてきた。胸には、三女・紹子さん(享年17)の遺影を抱いている。 久能さんは、紹子さんを11年前、医療...

詳細はこちら

「がん患者を支えることが私の生を支えている 多重がんを乗り越えて、――土橋律子さん

2003年11月

土橋律子さん つちはし のりこ 1955年 長野県生まれ 1976年 千葉大学医学部附属看護学校卒業、同大附属病院勤務 1994年 支えあう会「α」設立 2000年 生命をささえる研究所設立 土橋律子さんの闘病歴1989年10月 子宮体がん 1991年3月 卵巣がん 1991年8月 腸閉塞 1992年1月 大腸がん 2年有余に及ぶ壮絶な闘病の日々 涙が一筋、頬をつたって落ちた。無理につ...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート7月 掲載記事更新!