闘病記

患者の心に寄り添うボランティアを医療現場に がん体験が患者を置き去りにしない医療の大切さを教えてくれた・今井俊子さん

2004年6月

今井俊子さん (日の出ヶ丘病院ボランティア・コーディネーター) いまい としこ 1938年、沼津市生まれ。 国立療養所久里浜病院付属看護学校卒業。 日本大学文理学部(哲学専攻)卒業。 看護師として川崎市立病院に勤務した後、聖隷学園浜松衛生短期大学講師、佼成看護専門学校講師、東京女子医科大学看護学部助教授などを歴任し、2001年4月から現職。 乳がん患者会「新樹の会」会長。 著書に『病と闘う心』(...

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がんの怖さはイメージできない部分があること 2度のニアミスがあった評論家、樋口恵子さんの乳がん体験記

2004年5月

樋口 恵子 ひぐち けいこ 1932年東京都生まれ。 東京大学文学部卒同大学新聞研究所本科終了。 時事通信社、学研、キャノン株式会社を経て評論活動に入る。 内閣府及び東京都男女共同参画会議などの各種審議会委員を務める。 「高齢社会をよくする女性の会」代表。 主著に『地域でとりくむみんなで育てる介護保険』『私のまちの介護保険』『チャレンジ「平和ボケおばさん」七十歳の熱き挑戦!』ほか多数。 なぜ...

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娘を亡くした後にも再び「喪失」があるとは、思いもしませんでした インフルエンザ脳症の会【小さないのち】代表・坂下 裕子さん

2004年5月

不妊治療中にがんが見つかった 坂下 裕子さん インフルエンザ脳症の会【小さないのち】代表 大阪の代表的な繁華街、十三。 東京でいう歌舞伎町のような街だ。商店や飲み屋、風俗店などが混在している。そこに働く女性を地元では「十三のねーちゃん」と親しみを込めて呼ぶ。 駅前にいる「客引き」のそばを通り過ぎ、にぎやかな商店街を抜けると、下町情緒の漂う住宅地に出る。アパートやマンション、合気道の道...

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今は“おまけの人生”を思う存分楽しんでいる がんをくぐり抜けたとき、本当に大切な自分が見えてきた・種川とみ子さん

2004年5月

種川とみ子さん (画家) たねかわ とみこ 1944年、東京都生まれ。 学生時代には油絵を専攻。 21歳で結婚。絵をやめて琴の教師をしていた義母の生徒になる。 30歳のときに子宮頸がん、37歳のときに胃がんを発症。 その後、再び絵筆を取り、現在、どこの団体にも所属せずに画家としての活動を続けている。 遺影のつもりで撮った家族写真 初めての親子水入らずの食事会。初めての家族写真。種川さんの心...

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「いい加減な医者」はぶっつぶすつもりで活動しています 「癌と共に生きる会」会長・佐藤 均さん

2004年4月

「うまい」!? 抗がん剤治療 佐藤均さん 「癌と共に生きる会」会長 「医療では“舌の肥えた患者さん”は少ない」と、外科医が話すのを聞いたことがある。そのココロは、「同じ手術を2度受けるわけにいかないから」だ。 たしかに、医療の「良し悪し」を患者が評価するのは難しい。ところが、たまたま同じ治療で、「うまい」「まずい」の両方を味わった人がいる。 佐藤均さん(55歳)は、島根県出雲市に住む...

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「尊厳ある生」こそ大切なもの 無念な思いを抱いて死んでいく人をなくしたいから、私は書き続ける・中島みちさん

2004年4月

中島みちさん (ノンフィクション作家) なかじま みち 1931年、京都生まれ。 TBS勤務を経てノンフィクション作家に。 1970年、乳がんになり、右乳房を切除。姉と夫をがんで亡くしている。 『奇跡のごとく―患者よ、がんと闘おう』(文芸春秋社)、『脳死と臓器移植法』(文春新書)、『患者革命―納得の医療、納得の死』(岩波アクティブ新書)、『がんと闘う・がんから学ぶ・がんと生きる』(文春文庫)など...

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脳腫瘍がくれた2つのビッグな勲章 奇跡のカムバックを遂げたプロ野球投手・盛田幸妃

2004年3月

もりた こうき1969年北海道生まれ。函館有斗高校卒。88年横浜大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)にドラフト1位入団。92年には佐々木主浩とのダブルストッパーで大活躍。最優秀防御率のタイトルを獲得する。98年近鉄バッファローズへ移籍。シーズン中に脳腫瘍が見つかり、12時間に及ぶ手術を受ける。99年10月、392日ぶりに1軍復帰。2001年34試合に登板し2勝をあげ、チーム12年ぶりのリーグ優勝に...

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自分を超えた「何か」が見えれば、死の恐怖は乗り越えられます 精神科医・小澤 勲さん

2004年3月

“超人”を見つけた! 小澤勲さん 精神科医 自分ががんで、しかもそれが全身に転移していると分かった、とする。命の限りが近い、と医師から告げられた。そんな状況で、いったいどれほどの人が、最初から、その事実を平然と受けとめることができるだろうか? それができる“超人”の存在を知ったとき、私は不思議でたまらなかった。 小澤勲さん(64歳)は、2002年の春、肺がんと診断された。リンパ節や胸...

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孤独や不安な気持ちを支えたい がん患者のメンタル・サポートが私の最後のライフワーク・竹中文良さん

2004年3月

竹中文良さん (ジャパン・ウェルネス理事長、医師) たけなか ふみよし 1931年、和歌山県生まれ。 日本医科大学卒業。医学博士。 日本赤十字社医療センター外科部長、日本赤十字看護大学教授を経て、現在、同大客員教授。 1986年、大腸がんに罹患し、手術を受ける。そのときの経験に基づいて書いた『医者が癌にかかったとき』(文芸春秋社)は有名。 2001年、がん患者のメンタル・サポートを目的にジャパン...

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手術を拒否し、「生涯現役」にこだわる男 前立腺がんと闘い続けたプロゴルファー・杉原輝雄の6年間

2004年2月

すぎはら てるお1937年6月14日、大阪府茨木市生まれ。中学卒業後、茨木カンツリークラブに入社し、今でいう研修生となって腕を磨き、20歳でプロに昇格。1962年、最高峰の日本オープンで初優勝を飾ったあと、コンスタントに勝利を重ね、国内外で通算61勝を挙げている。長男の敏一氏もツアープロ。 ゴルフファンお馴染みのベテラン・プロゴルファー杉原輝雄が、医師からがんを宣告されたのは60歳の時だった。だ...

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