検査・治療法

その他治療

「長く生きる」から「治癒」へ トータルテラピーで骨髄腫に挑む

2016年4月

鈴木憲史 日本赤十字社医療センター副院長・血液内科部長日本赤十字社医療センター副院長の鈴木憲史さん多発性骨髄腫(MM)は治療法の開発が遅れて1990年代までは余命が短いがんの代名詞でもあったが、相次ぐ新薬の開発や自家末梢造血幹細胞移植により、患者を取り巻く状況は格段に良くなった。この領域で39年間にわたって治療を続けてきた日本赤十字社医療センター副院長・血液内科部長の鈴木憲史さんは、さらに「延命」...

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自由な雰囲気のカンファレンスで討議 多くの専門家で1人の患者を診る

2016年4月

患者さんをエンカレッジ いろいろな立場から支える鶴丸昌彦さん 順天堂大学医学部附属順天堂医院がん治療センター長/特任教授 いろいろな職種・専門医が集まって対応する必要が 病院にはいろんな職種があります。しかし、それぞれが全ての能力を持っているかというとそうではなく、専門家の集団です。がん患者さんはすでに命を意識していますので、精神的、身体的、治療、治療後のこと、社会的なこといろいろな問題が起きて...

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胃がん腹腔鏡下手術のパイオニア 日々難症例にチャレンジを続ける

2016年3月

福永 哲 順天堂大学医学部消化器・低侵襲外科教授/順天堂大学附属浦安病院外科教授順天堂大学医学部消化器・低侵襲外科教授の福永 哲さん胃や食道・大腸など消化器に対する腹腔鏡下手術を、黎明期である1994年から手掛けてきた順天堂大学医学部附属浦安病院外科教授の福永哲さん。がんに対する通算腹腔鏡下手術症例数は約1,500例にものぼる。数多くの患者を救い、数多くの消化器外科医に腹腔鏡下手術の手技を伝え続け...

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カンファレンスで情報共有 看護師がチームワークのカギ

2016年3月

明るい雰囲気を醸すのがチーム 看護師も医師も笑顔で鈴木憲史さん 日本赤十字社医療センター副院長/血液内科部長 スピードを意識し、すばやく対応 当院には約1,000人の看護師がいます。その数は全スタッフの半分以上に当たります。チームとして薬剤師など他の職種ももちろん大切ですが、患者さんと常に接している看護師の役割はとても大きなものがあります。化学療法をしている患者さんの初期変化を素早く見つけること...

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病院全体に目を向け、様々な改革に取り組む

2016年2月

中山治彦 神奈川県立がんセンター副院長・診療施設管理部長(呼吸器外科医)神奈川県立がんセンター副院長の中山治彦さん肺がんをメインに呼吸器腫瘍の手術と日々立ち向かいながら、呼吸器チームのリーダーとして若手医師の教育にも注力するのが神奈川県立がんセンター副院長・診療施設管理部長の中山治彦さんだ。さらに重粒子線、免疫療法と多彩な治療法に挑む、がん専門病院の幹部として、病院の未来に向けて、日夜尽力する中山...

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大腸がんの手術に万全の態勢で臨み、機能温存を目指す

2016年1月

絹笠祐介 静岡県立静岡がんセンター大腸外科部長静岡県立静岡がんセンター大腸外科部長の絹笠祐介さん食習慣の欧米化とともに、近年にわかに増えてきたのが大腸(結腸・直腸)がんだ。その大腸がんの手術において、全国一の症例数を誇るロボット支援下手術をはじめ、早期から進行例、高齢者や併存症を持つ患者の難症例まで、あらゆる手術に対して、万全の態勢で臨み、根治と機能温存を実現する静岡県立静岡がんセンター大腸外科。...

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患者を地域で支える診療体制を構築 前立腺がん地域チーム医療

2016年1月

早期発見、治療で治る そのための適切な診断を連携で植田 健さん 千葉県がんセンター医療局局長/前立腺センター・泌尿器科部長 私が千葉県がんセンターに赴任して10年ほどになります。すでに前立腺がんの治療では日本有数の実績があり、診療科間の合同カンファレンスもありました。そのように前立腺がんを総合的に診る環境が定着しているので、1時間で10数件のデータをレビュー(精査)することもスムーズに行われ、意...

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チーム一丸となって 肺がんの攻略に取り組む

2015年12月

鈴木健司 順天堂大学医学部呼吸器外科学講座主任教授順天堂大学医学部呼吸器外科学講座主任教授の鈴木健司さん肺がん治療の最前線で20年。幾多の研鑽を重ねながら、数々の患者と出会い、早期肺がんの縮小手術から、根治が見込めずとも、人生の総決算を穏やかに過ごしてもらうための救済手術まで、常に患者本位の医療を実践してきた。そして、臨床、研究、教育にわたり、肺がんを攻略するためにチーム一丸となって取り組み続ける...

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社会復帰までが医療の責任 退院してからもしっかりフォローアップ

2015年12月

術前から退院までではなく、社会復帰までトータル治療を地域まで広げる大幸宏幸さん 国立がん研究センター東病院食道外科科長 一般的な外科治療においても「手術をして終わり」という時代は終わり、術前からの医療介入の大切さが指摘されていますが、がん治療ではさらに社会復帰までを見据えなければなりません。食道がんではより重要度が増します。退院後のプログラムを行っている医療機関はあまりないのではないでしょうか。...

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安全と根治を常に検証しながら 新しい食道がんの手術に挑む

2015年11月

大幸宏幸 国立がん研究センター東病院食道外科科長国立がん研究センター東病院食道外科科長の大幸宏幸さん食道がんの手術は、頸部から胸部、そして腹部までの幅広い領域にわたる大掛かりなものとなる。従来は、各部位を大きく切り開くことにより、安全で根治に導ける手術を担保するという考え方だった。そんな食道がん手術の領域で、低侵襲性と安全性、根治性のすべてを実現しようと模索してきたのが、国立がん研究センター東病院...

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