検査・治療法

その他治療

骨転移の激痛に即効 「骨セメント療法」を進化させたISOP法

2011年3月

聖マリアンナ医科大学 放射線医学講座教授の 滝澤謙治さん 骨転移の痛みが治療後たった2時間ほどで消える骨セメント療法。動けなかった人が歩けるようになるなど治療効果は著しい。ここにエックス線透視装置の特徴を生かして、より短時間で安全にセメントを注入するISOP法を開発したのが、聖マリアンナ医科大学放射線医学講座教授の滝澤謙治さんだ。 肺から脊椎に転移 骨セメント注入療法にISOP法を用いること...

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光るがんをとらえ、取り残しや再発の芽を摘むICG蛍光検査法

2011年2月

国際医療福祉大学 三田病院外科・ 消化器センター准教授の 首村智久さん 最近、肝臓がんの新たな術中検査法として注目されているのが、ICG蛍光検査法と呼ばれる方法だ。肝臓がんに蓄積して蛍光を発するICGの性質を利用して手術中に特殊カメラでがんをとらえて取り残しを防ぐのだ。 大腸がんの肝転移を切除し、完治を目指す 朝9時過ぎ、65歳の患者さんは車イスに乗って手術室に現れた。笑みを浮かべて挨拶する...

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輸血ゼロ、勃起神経温存にうってつけの、膀胱がんこそロボット手術

2011年1月

東京医科大学病院 泌尿器科主任教授の 橘政昭さん アメリカでは、泌尿器科の手術の多くが「ダヴィンチ」によるロボット手術で行われている。日本でも、東京医科大学病院で前立腺に続いて、ようやく膀胱がんのロボット手術が始まった。膀胱がんのロボット手術とは? なぜロボット手術が必要なのだろうか。 巨大なカニの足のよう 膀胱全摘術に適応が広がった手術支援ロボット「ダヴィンチ」 執刀医は、ベッドから...

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安全で、体への負担が小さい手術を実現したミニマム創・内視鏡下手術

2010年8月

東京医科歯科大学医学部 泌尿器科教授の 木原和徳さん 通常の手術と内視鏡手術のいいところを取り入れた、泌尿器のミニマム創・内視鏡下手術。切開は、5センチ前後の1カ所だけ行い、二酸化炭素も使わない。東京医科歯科大学泌尿器科で開発されたこの手術は今、海外でも高く評価され始めている。 切開はたったの1カ所 二酸化炭素も使わない 腎がんのミニマム創内視鏡下手術を行っている最中。手術が映し出されるモ...

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厚い縦割りの壁を乗り越え、九州から意識変革の風 がんのチーム医療を未来へ託す

2010年2月

九州がんセンター乳腺科部長の 大野真司さん おおの しんじ 九州がんセンター乳腺科部長。1958年、福岡県生まれ。九州大学医学部卒。九州大学病院を経て、2000年から九州がんセンターに勤務。乳がんのチーム医療の専門家。著書に『明日から役立つ乳がんチーム医療ガイド』(金原出版)。多職種の医療者が乳がんの啓発活動を行う団体、NPO法人ハッピーマンマ代表理事2009年8月、九州福岡市で行われたセミナー...

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患者も家族も早期の段階で救急症状に気づくことが大切 大きく遅れている。がんによる急変には、「がん救急医療」を

2009年12月

四国がんセンター院長の 新海哲さん がんは、時に急激に生命を脅かす症状をもたらす。そのとき、がんに熟知した専門医が緊急対応しなければとんでもないことになる。 これが「がん救急医療」だ。しかし、日本はまだその体制が十分に整っていない。 がんによる急変にはどのように対処したらいいのか、また患者さんはそのために何を心得ておくべきなのか。 がん治療にも救急医療が必要 救急医療というと、多くの人は...

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人間以上に細かい縫合技術などをこなし、手術水準をレベルアップする ロボット手術で、より患者さんにやさしい治療を

2009年12月

九州大学大学院医学研究院 先端医療医学教授の 橋爪誠さん 内視鏡以上に体への負担が少なく、安全性が高いと注目されている内視鏡ロボット手術。アメリカでは、すでに前立腺がん手術の大半がロボット手術(ダヴィンチ)で行われています。このロボット手術をいち早く臨床に取り入れているのが、九州大学大学院医学研究院先端医療医学教授の橋爪誠さんです。ロボット手術の現状とその利点について聞きました。 内視鏡の限界...

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血管内治療を駆使して患者の症状緩和・QOL向上を図る 保険のきく唯一の医療機関「ゲートタワーIGTクリニック」最前線ルポ

2006年3月

大阪大学で血管造影の 研究をしていた院長の 堀 信一さん 血管内治療の専門クリニック関西国際空港の対岸に、56階建ての超高層ビル・りんくうゲートタワービルが建っている。空港利用者向けのホテルがメーンだが、オフィスや医療機関などのテナントも入っている。 2002年11月、「ゲートタワーIGTクリニック」は、その11階のワンフロアーを借り切ってオープンした。IGT(Image Guided The...

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肝転移への有効性は否定された。が、その技術レベルに問題との指摘も 血管内治療の現在―偽らざるその効果と限界

2006年3月

最後の命綱? の血管内治療がんの血管内治療ががん患者とその家族から頼りにされ、広く普及しつつある。かなり大きながん病巣でも驚くほど縮小し、ときには消失させることもあるため、切羽詰まった思いから血管内治療を受ける患者が後を絶たない。とりわけ、「もう治療の手がありません」と医師から告げられた少なからぬ進行がん・再発がんの患者にとって、血管内治療は「最後の命綱」と受けとめられている。しかし、がんの血管内...

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治療不能だった難しい場所のがんにも、切らずに対処できる 肝臓がんや肺がんの最新の武器、CT透視下ラジオ波凝固療法の威力

2005年12月

放射線科医師の保本卓さん やすもと たく 1974年1月生まれ。放射線科医。 1998年岡山大学医学部を卒業後、同年5月より大阪大学医学部付属病院放射線科にて研修。 大阪労災病院放射線科、大阪警察病院、箕面市立病院を経て、2002年より現職。 日本医学放射線学会専門医。専門は腹部画像診断とIVR、肝臓がんの非手術療法(動脈塞栓術、ラジオ波凝固療法)、肺がん・腎がんのラジオ波凝固療法。 モットーは「...

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