検査・治療法

その他治療

婦人科悪性腫瘍 腹腔鏡下手術で根治を目指す

2015年10月

金尾祐之 がん研有明病院婦人科医長がん研有明病院の金尾祐之さん骨盤内の狭いところで、正確かつ安全な手技を発揮しなくてはならないのが婦人科がんの手術だ。そんな手術に対して、腹腔鏡下というアプローチで、全国屈指のクオリティによる手術を実践するのが、がん研有明病院婦人科医長の金尾祐之さんだ。この日は、午前と午後、2例の手術を執刀した金尾さん。午前中に行われた子宮体がんの手術現場に迫った。かなお ひろゆき...

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多職種による切れ目のない訪問看護 スタッフ間の密な連絡が鍵

2015年10月

大切なのは生活スタイルの提案 意思決定を尊重した看護を佐治 暢(みちる)さん 彩の国東大宮メディカルセンター(旧東大宮総合病院)東大宮訪問看護ステーション 作業療法士・介護支援専門員 私は訪問看護チームの中で主にリハビリを担当しています。在宅で出来るリハビリはたくさんあります。マッサージも筋トレも歩行訓練も大切ですが、メンタル面でのリラクゼーションも同じくらい重要です。患者さんが安心して主体的な...

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神経膠腫における最大限の腫瘍摘出と、最小限の術後神経症状の両立を実現

2015年9月

村垣善浩 東京女子医科大学先端生命医科学研究所大学院研究科先端生命科学系専攻先端工学外科学分野教授/医学部脳神経外科教授(兼任)東京女子医科大学の村垣善浩さん神経膠腫(グリオーマ)は、腫瘍と正常組織の境界が不鮮明で、グレードがあがるとより悪性となり、摘出が極めて難しく予後も悪い。そんな神経膠腫に対して、あらゆる手技とテクノロジーを駆使して、最大限の腫瘍摘出と最小限の術後神経症状の両立を実現してきた...

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活発な議論が出来るカンファレンス 診療科をつなぐ接着剤

2015年9月

長期フォローが必要な小児がん患者さんへの よりスムーズな医療提供のために松本公一さん 国立成育医療研究センター小児がんセンター長 小児がんは、多職種による集学的治療がとても大切な領域です。そのため、関連する専門分野も成人のがんよりも多岐にわたります。例えば、大人では学校に戻るというケースは少ないでしょうし、家族とのかかわりも小児のほうが兄弟姉妹を含めて濃いので、より丁寧なケアが必要です。もちろん...

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がん体験者が充実した生活を送れるよう「がんサバイバーシップ」普及に情熱を傾ける

2015年8月

山内英子 聖路加国際病院ブレストセンター長/乳腺外科部長聖路加国際病院ブレストセンター長/乳腺外科部長の山内英子さんがんは「不治の病」のイメージが強いが、治療法などの進歩により、治療後もケアをしながらずっと付き合っていく「慢性疾患」と捉えるべきケースが増えている。若い患者さんや早期発見の多い乳がんはとくにその要素が強い。このようなケースを嚆矢として「がんの治療を終えてからの人生をどう充実させるか」...

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大規模ゲノムスクリーニング 産学連携「SCRUM-Japan」が発進

2015年7月

「個別化医療に向けた産学連携プロジェクトが始動しました」と語る吉野孝之さん 大腸がん治療で特徴的なのが、無駄な薬剤投与をしないための遺伝子検査だ。近年確立された方法だが、さらに進化を続けている。大規模な遺伝子診断ネットワークづくりも進行中だ。 KRAS検査は保険適用で実施率99%に 遺伝子を調べて、より効果的な治療を行う個別化医療は、様々ながん種で取り入れられているが、中でも大腸がんは個別化医療が...

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世界中が待望していた〝首に手術痕が残らない甲状腺内視鏡手術〟を開発

2015年7月

清水一雄 日本医科大学名誉教授/医療法人金地病院名誉院長日本医科大学名誉教授/医療法人金地病院名誉院長の清水一雄さん喉ぼとけの下方に位置する甲状腺のがんは女性に多い。治療の中心は手術だが、首筋を横断するように残る手術痕が、取り分け女性患者や子供たちを悩ませてきた。そんな中、日本医科大学名誉教授(現医療法人金地病院名誉院長)の清水一雄さんは頸部にほとんど傷跡のない内視鏡手術を確立した。治癒率も通常手...

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多職種で移植の様々な局面をカバー 退院後のフォローアップも大切に

2015年7月

合併症の管理を頑張ることが完治につながる福田隆浩さん 国立がん研究センター中央病院 造血幹細胞移植科科長 造血幹細胞移植は化学療法では治らない症例が対象で、完治が期待されるという大きなメリットがあります。合併症が多いことが問題ではありますが、その発症を抑えられれば、治療成績は上がります。多くのがんでは新しい抗がん薬が開発されると治療成績が上がりますが、移植の世界では合併症の管理をしっかりすること...

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他科とスクラムを組み、最良の治療を届けるための努力を惜しまない

2015年6月

萬 篤憲 独立行政法人国立病院機構東京医療センター放射線科医長東京医療センター放射線科医長の萬 篤憲さん前立腺がんに対する小線源療法の総本山とも称される国立病院機構東京医療センター。その黎明期から治療に携わってきたのが、放射線科医長の萬篤憲さんだ。放射線治療に関しては、マスコミの影響もあり、どうしても最先端の治療法や医療機器に目が行きがちだが、緩和ケアにも力を入れている萬さんは、放射線科や放射線科...

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充実した医療スタッフのもとで、層の厚い緩和ケアを提供

2015年6月

敬意をもって患者さんに接し、温かみのあるケアを提供する林 章敏さん 聖路加国際病院緩和ケア科部長 敬意をもって接することが基本緩和ケアにおいては、敬意をもって患者さんに接するのが基本だと考えています。そして温かみのあるケアを提供する、これが最も大事な点です。カンファレンスでも、洗礼を希望する患者さんのいることが報告されていましたが、緩和ケアの最終的な役割はスピリチュアルに関するものであると思ってい...

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