暮らし

多職種による切れ目のない訪問看護 スタッフ間の密な連絡が鍵

2015年10月

大切なのは生活スタイルの提案 意思決定を尊重した看護を佐治 暢(みちる)さん 彩の国東大宮メディカルセンター(旧東大宮総合病院)東大宮訪問看護ステーション 作業療法士・介護支援専門員 私は訪問看護チームの中で主にリハビリを担当しています。在宅で出来るリハビリはたくさんあります。マッサージも筋トレも歩行訓練も大切ですが、メンタル面でのリラクゼーションも同じくらい重要です。患者さんが安心して主体的な...

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がん患者のライフプランをどう考えるべきか?

2015年9月

くろだ なおこ 大手シンクタンク勤務後1998年にFPとして独立。乳がん体験者コーディネーター。著書に『がんとお金の本』(Bkc)『50代からのお金のはなし』(プレジデント社)など。2015年7月から聖路加国際病院でがん経験者向けの「おさいふリング」をサポートしているがんは、その人のライフプラン(生涯生活設計)に大きな影響を及ぼすことがあります。とくにがん告知を受けたばかりの場合や、まだ治療中で先...

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社会復帰目標に個別的な対応を図る 肺がん手術前後のリハビリテーション

2015年9月

「この手術を受ける方全員に共通したリハビリプログラムがありますが、これに患者さんそれぞれの状態に合った個別的プログラムを提供します」と語る鵜澤吉宏さん 手術後のリハビリテーション(以下リハビリ)はどのがん種でも大切だが、胸を開き、しかも呼吸器の一部を切除する肺がんでは息苦しさへの対応がより求められる。術前の指導から実際のリハビリまでを聞いた。 術後のリハビリは「運動」を重視 図1 肺葉切除と呼吸...

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乳がん術後に行いたい、肩関節可動域訓練と運動療法

2015年9月1日

「乳がん術後は、筋力・体力アップを習慣づけてほしい」と話す村岡香織さん 乳がん術後の痛みなどの不快な症状は、すぐに解消されるものではありません。しかし、そのために日々の活動量が減ると、筋力・体力が落ちて次第に栄養状態や心肺機能に影響を及ぼすことも少なくありません。術後は、敢えて運動を生活に取り入れ、基礎体力をしっかり維持することが大切。そのための方法を紹介します。 肩関節可動域訓練と運動療法の2本...

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多様な職種の連携で、骨転移患者さんのQOLを維持する 最期まで自分の足で歩けるように

2015年9月

「骨転移があっても、最期まで自分らしい生活を送れるように支援していきたいと思います」と話す篠田裕介さんと澤田良子さん 骨転移は骨の病気であることから、運動器を専門にしている整形外科医による診療が有用だ。骨転移のがん患者さんが急増するなか、リハビリの必要性や他職種との連携など新しい診療体制が求められている。様々な科が連携して治療にあたる、東京大学医学部附属病院の骨転移キャンサーボードの取り組みについ...

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訓練を習慣化し、退院後の継続したトレーニングが重要 患者に適した細やかなリハビリテーション 頭頸部がん・食道がん治療後の嚥下障害

2015年9月

「患者さんの日々の努力がリハビリテーションには重要です」と語る髙橋浩二さん 頭頸部がんや食道がん治療後に嚥下障害が起きるケースがあるが、治療によるダメージに加えて、口から物を食べられないというのは、QOL(生活の質)の観点からも、患者さんにとってつらいことだ。こうしたがん治療後の嚥下障害にどういったリハビリテーションが有効なのか。個々のケースからひも解く。 がん治療によって引き起こされる嚥下障害 ...

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もっと知ってほしい、民間保険の「付帯サービス」のこと

2015年8月

くろだ なおこ 大手シンクタンク勤務後1998年にFPとして独立。乳がん体験者コーディネーター。著書に『がんとお金の本』(Bkc)『50代からのお金のはなし』(プレジデント社)など。2015年7月から聖路加国際病院でがん経験者向けの「おさいふリング」をサポートしている近年、保険会社では、いわゆる「付帯サービス」と呼ばれる契約者向けサービスを拡充させています。ところが、どんなサービスが受けられるかを...

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保険に加入していても貯蓄(お金)は必要!「医療貯蓄」のススメ

2015年7月

くろだ なおこ 1992年大学卒業後、大手シンクタンク勤務中にFPの資格を取得。98年にFPとして独立後、個人に対するコンサルティング業務のかたわら、雑誌への執筆、講演活動などを行っている。乳がん体験者コーディネーター前回、がん経験者でも加入できる民間保険(以下、保険)についてお話しました。今回は、がんの再発・転移による経済的リスクに備える方法として「医療貯蓄」をご紹介したいと思います。「医療貯蓄...

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術後の社会復帰までをサポート 体への負担が少ない食道がん胸腔鏡・腹腔鏡下手術

2015年7月

「社会復帰を目指した治療を行うことが大切だと考えています」と話す大幸宏幸さん 食道がんは早い段階からリンパ節転移を起こしやすい。そのため手術では食道の切除に加え、頸部、胸部、腹部に及ぶリンパ節を取り除く必要があり、体への負担が大きい。そこで、患者さんの社会復帰までを見据え、開胸・開腹よりも傷や痛みの少ない「胸腔鏡・腹腔鏡下手術」が注目されている。 切除と再建が必要な 食道がんの手術 食道がんは食道...

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大腸がん術後のQOLアップのために

2015年7月

「術後のトラブルは、まず専門医や専門の看護師に相談することが解決への早道です」と話す舛田佳子さん 大腸がんの手術をされた患者さんは、術後の身体の変化やトラブルが気になるだろう。術後に起こりやすい症状とは?食事はどのように進めていけばいいのか?排便障害や排尿障害は起こるのか?患者さんが悩みがちな術後の生活について、専門家に聞いた。 術後に起こりやすい腸閉塞に注意 大腸がんの手術後には、どのような合併...

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