暮らし

仕事をしながら療養する 治療により、仕事が困難に 障害基礎年金の支給を受けながら、経済的自立を目指す

2005年12月

がん患者の自立を支援をする会 「とまり木」代表を務める北澤幸雄さん 北澤幸雄さん(54歳)は、歯科技工士として約23年間、歯科技工所と歯科医院に勤務し、94年1月、42歳のときに歯科技工所を開設した。個人事業主のため、国民健康保険・国民年金に加入した。事業は順調だった。 しかし、99年11月頃、腹部・脇腹・背中に痛みを感じた。自宅近くのA総合病院で検査を受けた結果、悪性リンパ腫の*...

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仕事をしながら療養する アスベストによる悪性胸膜中皮腫 労災保険の認定を受けて傷病手当金を休業補償給付に切り替えた

2005年9月

アスベスト被害により悪性胸膜中皮腫 を発症した中村實寛さん 03年2月、中村實寛さん(現在57歳)は、健康管理センターで年1回の職場の健康診断を受けた。その10日後、同センターから「右肺に胸膜肥厚が見つかりました。再検査に来てほしい」との電話連絡を受けた。実は、02年の健康診断でも「右肺の末端が少し丸くなっています。1年ぐらい様子をみましょう」と言われていた。1年間、顕著な症状は...

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がん患者のQOLを高める「食楽」療法

2005年9月

地域栄養ケアPEACH厚木代表の 江頭文江さん 「最後まで口から食べたい」と希望している在宅のがん患者は多い。介護を支える家族も「最後まで口から食べさせたい。食べる楽しみを続けさせたい」と願っている。 最近、訪問栄養ケアなどのサポートによって、一部の地域では在宅がん患者の「食べる喜び」を維持できるようになりつつある。在宅がん患者は、自分の口から食べることで喜びを感じ、満足した表情を見せる。そ...

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食べられない人でも元気が出、免疫も高まる お腹に第2の口をつくるPEG栄養療法

2005年7月

すずき ゆたか 1959年生まれ。 87年東京慈恵会医科大学卒業。 91年第2外科助手。2000年講師。 専門は食道外科、PEGなどの 内視鏡治療、栄養学、疼痛学。 PEGなどの医療情報開示を目的 としたNPO(非営利団体)設立、 NPO法人PDN代表理事 かわさき なるお 1967年生まれ。94年東京慈恵会 医科大学卒業。99年大学院博士 課程、02年大学院卒業。96年町 田市民病院外科...

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仕事をしながら療養する 大腸がんの手術後に化学療法。高額な治療費だが県民共済がん特約が功を奏した

2005年6月

弁当屋を経営する山下壽美さん 04年8月8日の夜11時頃、山下壽美さん(現在、59歳)は、右の腹部に痛みを感じた。最初は「食あたりかな」と思った。しかし、下血もあったため、「危ない」と感じて、車で近くの公立のA病院に駆け込んだ。応急措置後の深夜3時頃、担当医の判断で、別の公立のB総合病院へ救急車で搬送された。そのまま点滴治療による入院生活を余儀なくされ、入院30日後、「大腸がんの中...

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保存版 医療費節約大全 あなたは医療費を払いすぎていませんか?

2005年4月

「治療費が払えずに治療が続けられない」という苦悩の声をよく耳にします。保険診療を受けられるにしても、治療には膨大な費用がかるうえ、がんの治療は長期にわたることが多く、仕事を辞めざるをえない患者も少なくありません。医療費の問題は、患者にとっても家族にとっても死活問題です。しかし、社会制度を利用することで経済負担を少しでも減らすことができます。独立行政法人国立病院機構東京医療センター医療福祉相談室ソー...

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保存版 医療費節約大全 知って得するさまざまな制度(1) 高額療養費

2005年4月

病院の窓口で高額の医療費を払った場合、ある一定の基準額を超えていると払い戻してくれる制度です。振り込まれる間までのつなぎ資金として高額療養費を前借りすることもできます。どんな制度か現在の健康保険では、医療を受けた場合その費用の3割(注1)を本人が病院の窓口で支払うことになっています。風邪やちょっとしたけが程度ならば大した負担にはなりませんが、これが入院や手術となると自己負担額も多額になり家計を圧迫...

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保存版 医療費節約大全 知って得するさまざまな制度(2) 医療費控除

2005年4月

多額の医療費を支払った場合は確定申告によって、所得税を払い戻してもらえます。通院のための交通費、緊急を要して使用したタクシー料金なども対象になります。どんな制度か一定限度を超えて医療費を支払った年は、確定申告をすれば所得税の還付を受けることができます。これを医療費控除といいます。まず所得税のしくみについて簡単に説明しましょう。所得税は、収入から基礎控除や扶養控除などの各種控除を差し引いた残りの課税...

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保存版 医療費節約大全 知って得するさまざまな制度(3) 傷病手当金

2005年4月

病気やけがで会社を欠勤し、給料をもらえない――こんなときに役に立つ制度です。がんの再発の場合はもらえるケースともらえないケースがあります。どんな制度か傷病手当金とは、社会保険に加入している被保険者が病気やけがの療養のために欠勤し、給与の支払いがないときに生活保障として健康保険から賃金の1部が現金で支給される制度です。自営業者や無職の人が加入する国民健康保険にはない制度です。■傷病手当金受給のポイン...

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保存版 医療費節約大全 知って得するさまざまな制度(4) 障害年金

2005年4月

病気やケガが原因で障害が残り、就労が困難な場合などに支給されます。該当するはずなのに、受け取っていない人が多いので検討してみてください。どんな制度か病気やケガのために障害が残ったとき、寝たきりの状態になったときなど日常生活、就労の面などで困難が多くなった場合に本人に支給されるのが障害年金です。障害年金のうち、国民年金から支給されるものを「障害基礎年金」、厚生年金から支給されるものを「障害厚生年金」...

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