保存版 医療費節約大全 生命保険の買い取り制度
2005年4月
末期がん患者救済の切り札となるか!?療養が長期にわたり治療費や生活費を必要とする末期患者から生命保険を買い取る事業を、日本で初めて都内のベンチャー企業が始め、埼玉県に住む肝がん患者Aさんとの交渉がまとまった。米国では生命保険の買い取り事業は法整備された上で数多く実施されているが、日本では前例がない。Aさんは加入先のAIGスター生命に生命保険の名義変更を拒否されたため、東京地方裁判所に提訴した。治療...
2005年4月
末期がん患者救済の切り札となるか!?療養が長期にわたり治療費や生活費を必要とする末期患者から生命保険を買い取る事業を、日本で初めて都内のベンチャー企業が始め、埼玉県に住む肝がん患者Aさんとの交渉がまとまった。米国では生命保険の買い取り事業は法整備された上で数多く実施されているが、日本では前例がない。Aさんは加入先のAIGスター生命に生命保険の名義変更を拒否されたため、東京地方裁判所に提訴した。治療...
2005年3月
「のどの奥に魚の骨がひっかかってずっと取れないような変な違和感があるなぁ、と思っていたらそのうちに声がかすれてきて……」長谷川朗子さん(仮名)の喉頭がんはここから始まりました。平成8年、55歳のときです。当時、建築設備業を夫婦で営んでいたものの、バブル崩壊のあおりを受けて経営の危機に直面。過度のストレスと多忙を極めた不規則な生活……。「こんなことを続けていたらいつか病気になるかもしれない、なんて思...
2005年3月
東京肝臓友の会の事務局長 を務める天野秀雄さん 天野秀雄さん(現在、56歳)は、20~30歳代、仕事熱心なモーレツ社員だった。企画・設計・調整・営業担当のシステムエンジニアとして全国各地を飛び回っていた。89年、41歳のとき、C型ウイルス肝炎と診断された。しかし、症状はまったくなく、気にもせず、多忙な日々を送っていた。ところが、92年2月、43歳のときに突然、会社で吐血してA病院...
2005年2月
平成16年は国会で年金改正法が成立したこともあり、公的年金について世間の関心もかなり高まりました。年金というと真っ先に老齢年金があげられますが、公的年金がカバーする社会的リスクには「老齢」以外にも「死亡」と「障害」があります。今回はこれらの年金給付の中でも最もわかりにくいとされている「障害年金」について取り上げます。 障害年金は、事故や病気などで重い障害を負ってしまった人への生活保障として...
2005年1月
丹野清志 たんの きよしカメラマン、エッセイスト。1944年生まれ。東京写真大学(現東京工芸大学)卒。日本全国を長年にわたって歩き、農に生きる人、山に生きる人、海に生きる人々を撮り続ける。著書・写真集は『伝統野菜で旬を食べる』(毎日新聞社)ほか多数。干ダイコン 鹿児島県頴娃町(現:南九州市)晩秋の山村を歩くと、家の軒下などに漬物にするダイコンがぶらさがっているのを見かけることがある。昔の農家ではど...
2005年1月
在職中に病気で欠勤が続いたり休職する人は、その間の賃金保証として健康保険から「傷病手当金」を受けることが多いかと思います。病気が治って復職できたらいいですが、そうではなく、残念ながら会社を辞めざるを得ないケースもあります。今回は、治療を継続しながら会社を辞める場合の注意点を取り上げます。 任意継続被保険者を選ぶと傷病手当金が減る場合も まず前回に引き続き、傷病手当金の話から始めましょう。傷...
2005年1月
患者のさまざまな問題や悩みの相談に乗るソーシャルワーカー宮内佳代子さん 社会復帰できないという不安帝京大学医学部付属溝口病院医療相談のご案内」パンフレットより物流検査機関の地方事務所に勤めていた小野博文さん(41歳)が胃がんの告知を受けたのは、2000年7月のことだった。 きっかけは、前年12月に病院で受けた成人病検診。胃潰瘍と診断され、3カ月間薬を服用していたが、その後、胃がんであることが判明。...
2005年1月
前立腺がんの治療を年次有給休暇制 度を利用して乗り切った上總中童さん 上總中童さん(68歳)は約40年間、加速装置システム技術者として放射線機器の開発・販売・メンテナンスに携わってきた。現在もIMRT(強度変調放射線治療)機器の世界トップメーカーとして知られる(株)VarianMEメディカルシステムズ(本社・米国カリフォルニア。勤務地・東京都中央区日本橋)の技師長として、販売の最前...
2004年12月
病気治療のために仕事を休まざるを得なくなったとき、医療費と並んで大きな心配となるのが収入が途絶えるということです。こんなときに頼りにしたいのが傷病手当金です。傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた社会保険の制度で、病気やけがのために労務不能となり会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。自営業者や無職の人が加入する国民健康保険にはない制...
2004年12月
民間の「がん保険」加入で乳がん治療 を乗り切った生田いさ子さん 生田いさ子さん(57)はご主人が社長(3代目)を務める医薬品メーカー(東京都、従業員10人)で総務・経理の仕事を続けてきた。勤務形態はパートタイマーで、健康保険法上は被扶養者(医療費の3割負担)、年金は夫の収入で生計を維持する被扶養配偶者(国民年金法の第3号被保険者。年金保険料の支払いなし)だった。会社の経営は順調で、...