暮らし

知っておきたいお金の悩み解決法 (3) 退職後も傷病手当金が継続される方法と健康保険の選び方

2005年1月

在職中に病気で欠勤が続いたり休職する人は、その間の賃金保証として健康保険から「傷病手当金」を受けることが多いかと思います。病気が治って復職できたらいいですが、そうではなく、残念ながら会社を辞めざるを得ないケースもあります。今回は、治療を継続しながら会社を辞める場合の注意点を取り上げます。 任意継続被保険者を選ぶと傷病手当金が減る場合も まず前回に引き続き、傷病手当金の話から始めましょう。傷...

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がん患者は社会復帰を望む 患者が自己コントロール感を取り戻して自立するソーシャルサポートを

2005年1月

患者のさまざまな問題や悩みの相談に乗るソーシャルワーカー宮内佳代子さん 社会復帰できないという不安帝京大学医学部付属溝口病院医療相談のご案内」パンフレットより物流検査機関の地方事務所に勤めていた小野博文さん(41歳)が胃がんの告知を受けたのは、2000年7月のことだった。 きっかけは、前年12月に病院で受けた成人病検診。胃潰瘍と診断され、3カ月間薬を服用していたが、その後、胃がんであることが判明。...

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仕事をしながら療養する 会社の理解で半日の年次有給休暇を申請 外来通院日を半日出勤で乗り切る

2005年1月

前立腺がんの治療を年次有給休暇制 度を利用して乗り切った上總中童さん 上總中童さん(68歳)は約40年間、加速装置システム技術者として放射線機器の開発・販売・メンテナンスに携わってきた。現在もIMRT(強度変調放射線治療)機器の世界トップメーカーとして知られる(株)VarianMEメディカルシステムズ(本社・米国カリフォルニア。勤務地・東京都中央区日本橋)の技師長として、販売の最前...

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知っておきたいお金の悩み解決法 (2) 治療で仕事を休んだときは傷病手当金で乗り切ろう

2004年12月

病気治療のために仕事を休まざるを得なくなったとき、医療費と並んで大きな心配となるのが収入が途絶えるということです。こんなときに頼りにしたいのが傷病手当金です。傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた社会保険の制度で、病気やけがのために労務不能となり会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。自営業者や無職の人が加入する国民健康保険にはない制...

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仕事をしながら療養する 高額な料金がかかる入院・手術費用も「がん保険」加入で安心できる

2004年12月

民間の「がん保険」加入で乳がん治療 を乗り切った生田いさ子さん 生田いさ子さん(57)はご主人が社長(3代目)を務める医薬品メーカー(東京都、従業員10人)で総務・経理の仕事を続けてきた。勤務形態はパートタイマーで、健康保険法上は被扶養者(医療費の3割負担)、年金は夫の収入で生計を維持する被扶養配偶者(国民年金法の第3号被保険者。年金保険料の支払いなし)だった。会社の経営は順調で、...

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知っておきたいお金の悩み解決法 (1) 高額医療費制度を利用して医療費問題を切り抜けよう

2004年11月

高額療養費を算出してみましょう みなさんは必ず何かしらの健康保険に加入していることと思います。何に加入しているのか、これは主に世帯主が勤めている会社や職業で決まります。自営業や無職の人は国民健康保険、会社勤めの人とその家族は政府管掌健康保険(国が保険者となっている)、または健康保険組合に加入しています。比較的大きな会社に勤務する人は健康保険組合であることが多いです。また、公務員は共...

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遺族年金について知っておきましょう 最終回 給付される金額の変化について

2004年10月

いよいよ遺族年金シリーズの最終回です。遺族年金は家計を支えていた人が亡くなったときに、残された遺族の生活を支える大事な社会保障給付です。しかし、残された遺族が誰でも遺族年金をもらうことができるわけではありません。前回までは、主にどんな条件のときにどんな遺族が遺族年金を受給することができるのか、またはできないのかに焦点をあてて話を進めてきました。最後に、遺族年金について知っておいていただきたいことが...

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仕事をしながら療養する 会社の健康保険組合の傷病見舞金制度を利用して高額な治療を乗り切った

2004年10月

猪野俊さん。退職後、国民健康保険 ではなく会社の健康保険に加入して 恩恵を受けた。 会社を定年退職、年金で生活猪野俊さん(61歳)は、33歳のときに中途採用で大手電気メーカーA社に就職。以来、製造現場で働き続けてきた。40歳のとき、糖尿病と診断され、食事療法・運動療法と飲み薬を服用しながら血糖値のコントロールに心がけた。 53歳頃、胃潰瘍も発見された。慢性病の影響で、体調はよかったり悪かっ...

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真夏の土佐を彩る五弁の半日花と青納豆

2004年9月

丹野清志 たんの きよしカメラマン、エッセイスト。1944年生まれ。東京写真大学(現東京工芸大学)卒。日本全国を長年にわたって歩き、農に生きる人、山に生きる人、海に生きる人々を撮り続ける。著書・写真集は『伝統野菜で旬を食べる』(毎日新聞社)ほか多数。オクラ 高知県土佐山田町高知県のオクラ産地を訪ねたのは、収穫最盛期の真夏だった。早朝なのに、少し歩くと汗ばんでくる。すでに気温は30度近くになっている...

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遺族年金について知っておきましょう その5 「妻」への給付条件について

2004年9月

遺族年金受給者のほとんどは「妻」今までいろいろな事例をもとに、どんなときに、誰が、どんな遺族給付を受けることができるのか、または受けることができないのかをみてきました。今回は、遺族年金の受給者の大半を占める「妻」にスポットをあてて考えていきたいと思います。年金制度ができたのは今から40年以上も前のことです。遺族年金は、年金制度ができた時代の家族像が色濃く反映されています。当時は、男性が外で働いて収...

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