遺伝子変異がある肺がん。分子標的薬をどう選ぶか
2010年8月
最近、肺がんの疑いで、細胞と組織を採取する生検を受けました。その結果、非小細胞肺がんで病期は4期と言われました。EGFR(上皮成長因子受容体)の遺伝子変異も調べたところ、遺伝子変異があるとのことで、分子標的薬を使う予定です。イレッサ(一般名ゲフィチニブ)、もしくはタルセバになるようですが、どちらを選んだらよいのでしょうか。(島根県 女性 47歳)A 最初に用いるならイレッサが妥当EGFR遺伝子変異...
肺がん
2010年8月
最近、肺がんの疑いで、細胞と組織を採取する生検を受けました。その結果、非小細胞肺がんで病期は4期と言われました。EGFR(上皮成長因子受容体)の遺伝子変異も調べたところ、遺伝子変異があるとのことで、分子標的薬を使う予定です。イレッサ(一般名ゲフィチニブ)、もしくはタルセバになるようですが、どちらを選んだらよいのでしょうか。(島根県 女性 47歳)A 最初に用いるならイレッサが妥当EGFR遺伝子変異...
2010年8月
1年ほど前、病院の検査で肺がんが見つかりました。小細胞肺がんで、リンパ節転移があると言われました。入院して化学療法と放射線療法の併用療法を受けました。しかし、1回目の化学療法のあと、肺炎を起こし、治療を中断せざるをえませんでした。退院後、病院に通って経過観察を受けていますが、治療は何もしていません。何か効果的な治療法はないでしょうか。(岐阜県 男性 71歳)A 肺炎のリスクはあるが、化学療法の継続...
2010年7月
肺腺がん4期で、パラプラチン(一般名カルボプラチン)+タキソール(一般名パクリタキセル)のTC療法を受けています。現在2クール中ですが、しびれなどの副作用がきつく、体力的にも自信がないため、できればやめたいと思っています。しかし主治医には、抗がん剤の効果はそれなりに出ているので、がんばって続けるように言われています。TC療法以外に何かよい治療法はありませんか。(大分県 男性 73歳)A アリムタを...
2010年7月
1A期の非小細胞肺がんと診断されました。早期なので、手術を行うと、治る可能性が高いと言われ、少し安堵しています。ただ、50年近く、かなりのヘビースモーカーだったことが気がかりです。タバコを吸っている人は、麻酔後に肺炎などを起こすリスクがあると主治医に聞き、とても不安です。今は禁煙して3カ月以上経ちますが、手術後の肺炎で死亡したり、後遺症が出たりすることはあるのでしょうか。現在は、日常生活では自覚症...
2010年7月
夫(50歳)の右肺の上葉に早期の肺がんが見つかりました。がんの大きさは2.5センチで、画像診断では、リンパ節への転移はないようです。夫はトラック運転手で、力仕事も少なくありません。主治医には手術を勧められていますが、本人はがんを治したいことに加え、仕事も続けたいという希望を持っています。手術を受けると、体への負担が大きいように感じます。聞くところによると、放射線を使った治療はそれほど負担がないよう...
2010年7月
肺がん患者です。がんがわかったときにはすでに4期で、頭部にも転移していました。頭部はサイバーナイフの治療を受け、全身治療としてはイレッサ(一般名ゲフィチニブ)を服用し、現在は幸い小康状態です。質問は食べるものなどについてです。がん患者は塩分、レッドミート(牛、羊などの肉)、酒などをとるのはやめて、野菜を中心に食べるべきだとする本が出ていますが、そのとおりにすべきでしょうか。(秋田県 女性 74歳)...
2010年5月
これまで健康そのものだった66歳の父の右肺に、肺がんが見つかりました。非小細胞肺がんの扁平上皮がんとのことです。腫瘍の大きさは3センチを超えていて、右肺の肺門にはリンパ節転移があるとのことです。手術は可能でしょうか。(茨城県 女性 37歳)A 標準的治療は手術。術後に化学療法を行う扁平上皮がんで大きさが3センチを超え、右肺肺門のリンパ節転移があるとのことですから病期は2A期と考えられます。この病期...
2010年5月
非小細胞肺がんで、進行していると言われました。EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子検査では、遺伝子変異なしとのことでした。さらに、組織型を調べた結果、非扁平上皮がんの大細胞がんらしいとのことです。新しい抗がん剤のアリムタ(一般名ぺメトレキセドナトリウム水和物)とシスプラチン(一般名)を併用した化学療法を始めることになりそうです。新しい化学療法に期待もありますが、副作用などに不安もあります。この治療...
2010年4月
総合病院で、肺がんの治療を受けています。詳しくは以下のとおりです。非小細胞肺腺がん:ステージ(病期)3B T1 N3 M0 T1:左下葉22ミリ N3:所属リンパ節では、原発巣と反対側のリンパ節にも転移あり。胸膜への転移はなく、縦隔には広がっていない。胸水はたまっていない M0:首の両側のリンパ節に転移あり 1回目の抗がん剤治療:2006年10~12月に、タキソール(一般名パクリタキセル)+パラプ...
2010年4月
左肺の小細胞肺がんで、がんは左の肺だけに限局しています。現在、シスプラチン(一般名)とエトポシド(一般名)の治療を受けていて、今後、さらに放射線治療を受ける予定です。抗がん剤治療と放射線治療を受けた後に、再発予防のため、脳に放射線を当てることを主治医に勧められていますが、かなり抵抗があります。この放射線の全脳照射は受けなければいけませんか。(香川県 男性 59歳)A 脳転移の予防効果と副作用を検討...