肺の上部にすりガラス状の病変。様子を見て大丈夫か
2010年4月
左肺上部に8ミリのすりガラス状の病変が確認されました。医師からは炎症の可能性もあるので、様子を見ましょうと言われましたが、もしがんならば、早く治療したほうがよいのではと不安です。このまま様子を見ていて大丈夫でしょうか。(静岡県 男性 57歳)A まずは3カ月後にCT検査を受けるとよいすりガラス陰影は炎症、がん、あるいは前がん病変の可能性があります。ただし、がんであっても、通常は比較的ゆっくり育ちま...
肺がん
2010年4月
左肺上部に8ミリのすりガラス状の病変が確認されました。医師からは炎症の可能性もあるので、様子を見ましょうと言われましたが、もしがんならば、早く治療したほうがよいのではと不安です。このまま様子を見ていて大丈夫でしょうか。(静岡県 男性 57歳)A まずは3カ月後にCT検査を受けるとよいすりガラス陰影は炎症、がん、あるいは前がん病変の可能性があります。ただし、がんであっても、通常は比較的ゆっくり育ちま...
2010年2月
64歳、父のことです。総合病院の検査で、右肺の肺門に2.5センチほどの腫瘍が見つかりました。非小細胞肺がんの扁平上皮がんと言われ、手術予定。父の場合、手術後はどんな補助化学療法をしたらよいのでしょうか。(福井県 女性 34歳)A 術後の補助化学療法はしなくてもよい肺がんの病期分類は、2010年1月1日から新しくなります。これまでは、腫瘍径3センチ未満を1A期としてひとまとめにしていました。国際対が...
2010年2月
非小細胞肺がんの腺がん。肝臓への転移があり、手術はできないとのこと。臨床試験中の化学療法や、日本では未承認だが海外では一般的に使われている薬を個人輸入してでも治療を受けたいと思っています。少しでも有効な化学療法について、アドバイスをしてください。(大分県 女性 53歳)A 世界標準の抗がん剤治療は、アバスチンを含む3剤併用病期は4期ですから、手術で治癒することはありません。非小細胞肺がんのうち末梢...
2010年2月
症状の経過は08年3月初め、左肺にすりガラス状4ミリの陰影発見。08年12月下旬、陰影が7ミリに白色化。09年3月初め、PET-CT検査で1センチの陰影、SUV値0.1。09年9月初め、PET-CTで1センチの陰影、転移なし、腹水なし。SUV値1.5です。別の雑誌で、「SUV値は2.5以上の場合、肺がんの可能性が高い」との記載がありました。陰影の大きさは1センチと変わっていませんが、SUV値が徐々...
2009年12月
母(64歳)のことでご相談します。母は4年前に非小細胞肺がんの4期と診断されました。先日まで、サードラインとしてイレッサ(一般名ゲフィチニブ)を2年3カ月服用していましたが、効かなくなったため、1カ月ほど休薬して、タルセバ(一般名エルロチニブ)を服用することになりました。イレッサではとくに重い副作用は出ていないようでしたが、タルセバのほうがイレッサに比べて副作用がやや強いと聞き、心配です。イレッサ...
2009年12月
咳が続くため、病院を受診したところ、肺門部にがんが見つかりました。小細胞肺がんで、がんは右の肺だけに限局しているとのことです。主治医からは治療として、ランダまたはブリプラチン(一般名はいずれもシスプラチン)とベプシドまたはラステット(一般名はいずれもエトポシド)の抗がん剤2剤による治療と放射線治療を行うと言われています。しかし小細胞肺がんには、ランダかブリプラチンと、カンプトまたはトポテシン(一般...
2009年12月
右の肺の上部にがんがあると言われました。1A期の肺がんで、がんの大きさは約1.5センチです。一般的には、右肺の上葉をすべて切除するそうですが、がんが小さいため、区域切除という縮小手術を提案されています。この手術法で十分治ると考えてよいのでしょうか。また、本などで調べてみると、病変のあたりを区域切除よりもさらに小さく切除する縮小手術もあるようですが、この方法は私に適応できないものでしょうか。(北海道...
2009年10月
2006年12月に受けた人間ドックで、胸部にボーッとした陰があると指摘され、その後、多くの検査を受け、2007年1月に左肺葉切除の手術を受けました。腺がんでした。退院後、抗がん剤のUFTE顆粒(一般名テガフール・ウラシル)を飲んでいましたが、6カ月後、手足のしびれが起きたため、服用をやめました。今年の3月に受けたCT検査では「左肺下葉に複数の結節を認め、増大もしくは新出病変があり、肺転移を疑う」、...
2009年10月
2009年の8月に1A期の肺腺がんと診断されました。がんの大きさは2センチ弱です。画像上では、病変は濃い影が比較的はっきりと見えるそうです。今後、手術を予定していますが、手術が無事に終われば、がんは治るのでしょうか。それとも、手術が成功しても、さらに何らかの治療が必要でしょうか。(香川県 男性 64歳)A 術後の診断で病期が変わり、抗がん剤治療が必要になることも手術前に大きさ2センチほどの1A期肺...
2009年10月
血痰が出たため、病院を受診しました。気管支鏡検査を受けると、0期の肺がんと診断されました。がんの直径は約1センチで、がんは右肺の入口の気管支の粘膜内にとどまっているそうです。外照射の放射線治療を勧められていますが、本などを見ると、早期の肺がんにはPDT(光線力学的治療)も適用になると書かれています。主治医に聞いたところ、「当院ではPDTはやっていない」といわれましたが、PDTで治るのなら、これを受...