副作用対策

消化器症状の緩和:緩和ケアではガイドラインより臨床現場の知恵がモノを言う! 消化器症状の緩和は原因究明がカギ

2013年4月

「臨床での細かい知見の積み重ねが緩和ケアでは重要」と話す余宮きのみさん 吐き気や嘔吐、便秘、腹部膨満感などの消化器症状は、進行がんの患者さんを苦しめる大きな原因の1つだ。しかし、埼玉県立がんセンター緩和ケア科科長の余宮きのみさんは「原因は複数重なっていることが多いのですが、専門家がそこにきちんと対処すれば、ほとんどはコントロールできます」という。消化器症状のほとんどは吐き気・嘔吐埼玉県立がんセンタ...

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呼吸器症状への対策:「がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン」を読み解く わかりにくい患者さんの苦しさ。周囲とのコミュニケーションが大切

2013年4月

緩和ケアに詳しい田中桂子さん がんに伴う呼吸器症状はつらく、厳しい。副作用として生じるケースもある。主観的な苦痛症状であるため診断と対応は難しいが、一昨年出された『ガイドライン』に沿って対応をさぐる。呼吸器症状でQOL急落がんによる症状やがん治療に伴う副作用はさまざまだが、そのなかでも、患者さんのQOL(生活の質)を著しく低下させる双璧が痛みと息が苦しくなる呼吸器症状だ。呼吸器症状は、がん患者さん...

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倦怠感とリハビリ:生活活動レベルを維持させるための適切な運動とは? 倦怠感の軽減にリハビリテーション、運動でQOLを向上させる

2013年4月

「自分の倦怠感について、患者さん自身とご家族が把握することが重要」と渡邉学さん 「もっと積極的にリハビリを活用してほしい」と藤岡真紀さん がん種や性別、年齢に関わらず出現するという倦怠感。寝ていれば治るものではなく、放っておくと寝たきりになることもある。そうならないためには、がんと診断されたときから、リハビリテーションを活用した適切な運動をすることで、倦怠感を軽減させることが大切だという。ほとんど...

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抗がん薬の副作用で起こる口内炎を短期間で治す漢方薬「半夏瀉心湯」

2013年4月

「口内炎は医師や看護師に 伝えることが大切」 と話す三嶋さん 「半夏瀉心湯」を水に溶かしてうがいをすることで、抗がん薬の副作用で起こる口内炎は早く治る。評価が難しかった漢方薬の効果が、二重盲検無作為化試験で、科学的に明らかにされた。よく効く治療法がなく軽視されてきた口内炎がんの化学療法では、副作用として口内炎が現れることがよくあるが、医学的にはあまり問題にされてこなかった。その理由について、愛知...

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抗がん薬によるしびれ・痛み 有効な薬の登場で、症状の軽減が可能に

2013年3月

抗がん薬はさまざまな副作用を引き起こします。その1つが、手足の指先のしびれや痛みです。抗がん薬によって末梢神経がダメージを受けて起こるもので、「化学療法による末梢神経障害(C I P N:Chemotherapy Induced Peripheral Neuropathy)」と呼ばれ、“神経障害性疼痛”に分類される痛みです。やっかいなのは、消炎鎮痛薬やオピオイドなどがほとんど効かないことです。しか...

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手足を冷やすことで抗がん剤の影響を減らし障害を軽減する 抗がん剤の副作用、爪・皮膚障害はフローズングローブで予防!

2012年8月

抗がん剤による爪障害の予防策 としてフローズングローブの 使用を勧めている 中山貴寛さん 乳がんの抗がん剤治療では、爪障害が現れることが多い。 ひどい場合は爪がはがれてしまうなど、大きな痛みを伴うことも多い。そういった状況を改善するのに、大きな期待が寄せられているのが凍結手袋、いわゆるフローズングローブだ。改良型も間もなく登場するという。 爪がはがれてしまうことも [症例1 爪障害の症状]...

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抗がん剤治療を受ける人のための新しい悪心・嘔吐対策 新しい制吐薬の登場で、悪心・嘔吐をこわがらなくてもいい時代に

2012年8月

参加者 がん研究会有明病院 花出正美 がん看護専門看護師 藤木由佳子 外来治療センター看護師長 横井麻珠美 がん化学療法看護認定看護師 がん看護専門看護師の花出正美さん 外来治療センター看護師長の藤木由佳子さん がん化学療法看護認定看護師の横井麻珠美さん 抗がん剤治療というと、強い吐き気と嘔吐に苦しめられるイメージを持っている人が多い。しかし、それはすでに過去の話。 優...

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薬の効果が高い人ほど現れやすい副作用。適切な対処をして治療を続けるには 「手足症候群」の初期症状を知って、セルフケアしよう

2012年7月

「積極的休薬が、がん治療の 効果を高めます」と話す 田口哲也さん 悪化すると、手を使うさまざまな作業に支障を来たし、痛みで歩けなくなるなど、日常生活上の不便が著しい手足症候群。 特定のがん治療薬で現れるこの副作用は、早期発見とセルフケアが大切という。まずは、症状を知ることから始めよう。 予防や対処次第で治療は続けられる手足症候群は、手のひらや足の裏に集中的に起こる皮膚炎である。赤みや腫れ、...

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皮膚障害が強く出るほど、薬が効いている証拠。だからあきらめないでケアを 分子標的薬による皮膚障害は出ること前提で、早めの対策を

2012年7月

皮膚障害は薬が効いている証拠。 あきらめないでケアしてほしい と話す 清原祥夫さん 分子標的薬による皮膚障害に悩まされている患者さんが多い。 命にかかわることが少ないとはいえ、「人前に出にくい」「悪化して痛みを生じる」など、皮膚障害は日常生活に深刻な影響を与える。 皮膚障害が出たときの対処法は? セルフケアは? ここでは患者さん自身ができるケアも含めて紹介しよう。 分子標的薬は効果が高く副...

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薬物療法とカウンセリングで治療成績も向上 QOLを低下させる心の病。早期治療で改善を

2012年7月

「心の問題を解決することで QOLが向上します」と話す 清水研さん がんという病気の問題の1つに、精神面への影響が挙げられる。患者さんの不安はやがて、適応障害やうつ病として、心を蝕む。 そんな心の病だが、抑えることで患者さんのQOLは大きく向上するという。肉体的な苦痛より多い精神的な苦痛がんという病気の問題の1つに、その人の精神面への影響が挙げられる。がんになると誰もが心に大きなダメージを受け、...

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