副作用対策

抗がん薬・放射線治療による口腔粘膜炎 事前準備で症状は緩和できる

2014年8月

「ご自身の事前の努力で症状を緩和できます」と語る古賀陽子さんがん治療では、抗がん薬や放射線による治療の副作用として口腔粘膜の炎症が起こりやすい。ひどい場合は口からの食事ができない状態になってしまう。しかし、事前の準備で発症可能性を抑えたり、症状を緩和させることができる。化学療法の40%で口腔粘膜炎 口腔粘膜炎(口内炎)とは、頬の内側や舌など口の中に腫れやただれが生じるもので、抗がん薬や放射線による...

詳細はこちら

抗がん薬による末梢神経障害 効果的な対策とセルフケアの方法は?

2014年7月

「院外の調剤薬局にもがんに詳しい薬剤師が少しずつ増えているので、そうした人たちに相談するのも1つの方法です」と述べる野村久祥さん抗がん剤治療で現れやすい副作用の1つが手足のしびれなどの末梢神経障害。患者さんのQOL(生活の質)を著しく低下させて、とても我慢できないと治療を中断することもあるほどだが、適切な対処と患者さんのセルフケアで症状の軽減が可能だ。今回は大腸がん治療でよく使われるオキサリプラチ...

詳細はこちら

効果が高いほど出やすい手足症候群 予防ケアと早めの対処が大切

2014年6月

「症状をコントロールできれば抗腫瘍効果を最大限に引き出せる」と語る山﨑直也さんがんの化学療法(抗がん薬治療)の副作用で悩まされるのが、手足に現れる炎症や痛みなどの手足症候群。とくに分子標的薬では強く発現しやすいが、実はこれは治療効果が現れている証でもある。手足症候群をいかに上手にコントロールするかが、治療を続ける上で重要になっている。手足症候群の概要とその対策について専門家に聞いた。分子標的薬の皮...

詳細はこちら

婦人科がん化学療法における食欲不振に 六君子湯が効果発揮

2014年4月

「QOLの維持・向上での漢方の重要性が高まりつつある」と話す齋藤 滋さん抗がん薬治療の副作用対策に漢方の活用が拡大しつつある。すでに多くの施設の実地診療において漢方治療が広く行われているが、同時に、新たなエビデンス(科学的根拠)を求めた多数の基礎的検討、臨床試験も実施されている。効果の作用メカニズムの解明と、臨床的指標に対する効果の客観的な評価が重要なポイントとされているが、これらの点でエビデンス...

詳細はこちら

半夏瀉心湯で 乳がん治療薬による下痢が軽減

2014年4月

「漢方で治療薬の投与期間の延長が図れる」と話す志茂 新さん抗がん薬治療の副作用対策に漢方の活用が拡大しつつある。すでに多くの施設の実地診療において漢方治療が広く行われているが、同時に、新たなエビデンス(科学的根拠)を求めた多数の基礎的検討、臨床試験も実施されている。効果の作用メカニズムの解明と、臨床的指標に対する効果の客観的な評価が重要なポイントとされているが、これらの点でエビデンスが得られれば、...

詳細はこちら

複合的な治療で改善する 上肢リンパ浮腫のセルフケア

2014年3月

「自己管理すればよくなります」と話す辻 哲也さん乳がんなどの手術で脇の下のリンパ節を切除しリンパ管に傷がつくと、リンパ液の流れが車の渋滞のように滞ってしまうことがあります。その結果、腕にリンパ液が溜まるリンパ浮腫が生じることがあります。リンパ浮腫は一度悪化すると改善することが難しいため、きちんとケアをすることが必要となります。まずは早期発見を 写真1 リンパ浮腫の症状が現れた腕 乳がんなどでは、脇...

詳細はこちら

大切なのは自己管理。下肢リンパ浮腫のセルフケア

2014年2月

「リンパ浮腫はセルフケアで改善します」と話す辻 哲也さん婦人科がん(子宮がん、卵巣がん)や前立腺がんの手術では、骨盤内のリンパ節郭清を行います。しかし、その結果、リンパ液の流れが滞り、下肢のリンパ浮腫を招くことがあります。リンパ浮腫はきちんとセルフケアを行うことで改善しますので、正しいケアを学び実践しましょう。まずは早期発見をリンパ浮腫は、がん治療でリンパ節郭清などを行うことで現れる症状です。リン...

詳細はこちら

チーム医療で推進する副作用対策 オリジナル「患者手帳」と「冊子」の活用でQOLの底上げを

2013年12月

「患者さんにとって本当に役立つチーム医療を目指したい」と語る相羽惠介さん“チーム医療”が脚光を浴びる昨今、本当に患者さんの役に立つチーム医療を目指し、化学療法の副作用対策を進めている東京慈恵会医科大学腫瘍・血液内科。そこでの現状と、副作用ケアに欠かせない制吐薬の進化について、専門家に聞いた。チーム医療で幅広い診療対象に対応東京慈恵会医科大学の腫瘍・血液内科は、血液内科と腫瘍内科の2つの機能を併せ持...

詳細はこちら

消化器症状の緩和:緩和ケアではガイドラインより臨床現場の知恵がモノを言う! 消化器症状の緩和は原因究明がカギ

2013年4月

「臨床での細かい知見の積み重ねが緩和ケアでは重要」と話す余宮きのみさん 吐き気や嘔吐、便秘、腹部膨満感などの消化器症状は、進行がんの患者さんを苦しめる大きな原因の1つだ。しかし、埼玉県立がんセンター緩和ケア科科長の余宮きのみさんは「原因は複数重なっていることが多いのですが、専門家がそこにきちんと対処すれば、ほとんどはコントロールできます」という。消化器症状のほとんどは吐き気・嘔吐埼玉県立がんセンタ...

詳細はこちら

呼吸器症状への対策:「がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン」を読み解く わかりにくい患者さんの苦しさ。周囲とのコミュニケーションが大切

2013年4月

緩和ケアに詳しい田中桂子さん がんに伴う呼吸器症状はつらく、厳しい。副作用として生じるケースもある。主観的な苦痛症状であるため診断と対応は難しいが、一昨年出された『ガイドライン』に沿って対応をさぐる。呼吸器症状でQOL急落がんによる症状やがん治療に伴う副作用はさまざまだが、そのなかでも、患者さんのQOL(生活の質)を著しく低下させる双璧が痛みと息が苦しくなる呼吸器症状だ。呼吸器症状は、がん患者さん...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート5月 掲載記事更新!