検査・治療法

緩和ケア/疼痛ケア

うつ症状をすくいあげるシステムの確立を

2015年1月

「うつ病のサインを早く見つければ、適切なケアが受けられます」と話す清水 研さんがんを告知された際に、心理的動揺のない人はいないだろう。しかし、その心理的、精神的な変化を「当たり前」としてやり過ごしてはいけない。きちんとしたケアに結びつければ、がん自体の治療効果も高まる。国は2014年にその発見を義務化する方針を示した。がん患者さん本人すら気づかない精神疾患を早期に発見しようという取り組みを紹介する...

詳細はこちら

たかが不眠、されど不眠――がん患者の不眠からの解放

2015年1月

「眠れない日が1週間続くようなら、迷わず医療者に相談して欲しい」と話す吉内一浩さんがん患者さんによく聞かれる、夜眠れないといった不眠の声。「眠れないくらいで医療者に相談していいものか」と、そのまま我慢している人は多い。しかし、「1人で抱え込まないで、医療者に相談して欲しい」――専門医はそうアドバイスする。ここでは薬物療法はもちろんのこと、自分でできる対処法についても紹介する。 病気を持つ人の5人に...

詳細はこちら

がん治療薬との相互作用にも注意!うつ病、せん妄、不眠の薬物療法の進め方

2015年1月

「心配事などがある場合、気軽に精神腫瘍科医に相談して下さい」と話す佐伯吉規さんがん患者さんに現れることのある心の病としては、うつ病、せん妄、不眠などがあげられる。通常の治療と異なり、がん治療という疾患があるが故に、薬物治療を行う際には、抗がん薬などとの相互作用に注意が必要だ。 がん治療における向精神薬の使われ方 がんの治療では色々な種類の薬が用いられ、場合によっては、精神科領域の薬剤が処方されるこ...

詳細はこちら

苦しいのは患者だけではない 家族に「第2の患者」以上の位置づけが必要

2015年1月

「患者さんと家族を一単位で診なければ治療効果は上がりません」と語る大西秀樹さん(左)と石田真弓さん(右) がんを宣告され、つらい治療を受け続ける患者さんの精神的負担は大きい。一方で、闘病を支える家族も大きな心理的負担に襲われる。そして、大切な人を亡くしてしまった後の心理的苦痛も非常に大きなものである。全国で初めて「遺族外来」を開設した埼玉医科大学国際医療センターの専門家に、現況と対策のあり方を聞い...

詳細はこちら

もっと気軽に患者さんが心のケアを受けられるには

2015年1月

「患者会に参加して、仲間がいると感じられることは心強いものです」と話す患者会コスモスの世話人代表の緒方真子さん(右端)とみなさんがん患者さんは、あらゆる時期において気持ちが落ち込んだり、悲観的になったりすることがある。患者さんたちは心のケアについて、どう受け止めているのだろうか。神奈川県立がんセンターの患者会「コスモス」のみなさんに、その現状と要望について聞いた。 「がんかもしれない」ときから心の...

詳細はこちら

緩和ケアを受ける家族の子どもにも目を向けて欲しい

2015年1月

「緩和ケアチームのみんなで、子どもの心をサポートしたい」と話す大曲睦恵さん(中央)。右は徳原 真さん、左は小川弘美さん父母が病気になると、子どもは親と離れることや、生活が変わっていくことに対して不安になることが多い。また、家族は親の病気について、どう子どもに伝えたらいいのか悩みがちだ。チャイルド・ライフ・スペシャリストは、子どもの心を支える専門職。緩和ケアを受ける子どものいる患者家族をサポートする...

詳細はこちら

より積極的な患者支援を スタッフ一体化で地域医療を支える

2015年1月

各専門職が力を合わせて担っていける地域医療へ遠矢純一郎さん 桜新町アーバンクリニック院長 当クリニックは設立5年になりますが、ここに来るまでは在宅医療の経験がないスタッフがほとんどです。それは不安材料ではありません。医師も看護師も薬剤師も、それぞれの領域で勉強と実績を積んできた専門性を持っているからです。外科医も内科医もがんを専門としてきた医師もいます。病院から在宅へというシフトが急速に取られる中...

詳細はこちら

精神腫瘍科医の役割とメンタルケアの必要性

2015年1月

「患者さんは遠慮なく、メンタルケアを求める声をあげてください」と話す小川朝生さんがん患者さんには不安、苛立ち、孤独感などがつきまとい、ときにはQOL(生活の質)を低下させ、治療さえもできなくなることがある。こうした精神的苦痛は早期に対応することが大切だが、実際に治療を受ける患者さんは多くない。精神腫瘍科医を含む緩和ケアチームの対応と現状、課題について聞いた。 がん告知のショックから 通常は2週間程...

詳細はこちら

痛みだけでなく、がん治療の総合的な知識を持って対応

2015年1月

新田クリニック院長の新田 隆さん新田クリニック 〒585-0025 大阪府南河内郡河南町さくら坂4-13-1TEL:0721-93-3917URL:www.nittaclinic.com  一般の在宅医療も行いつつ、がん末期の患者さんの在宅緩和ケアをメインとする新田クリニック(大阪府南河内郡)。院長の新田隆さんは、肺がんを専門としており、がんの痛みだけでなく、薬物治療やそれに伴う副作用への対処法な...

詳細はこちら

痛みを我慢しないで!在宅でも質の高い緩和ケアを実施

2014年12月

わたクリニックの首藤真理子さんわたクリニック 〒125-0052 東京都葛飾区柴又1-2-1 ARB1FTEL:03-5648-7025 FAX:03-5648-7035URL:www002.upp.so-net.ne.jp/gf7jwata/  「家だと自分が主体。皆さん、患者であることから解放されるんです」――こう話すのは、病院の緩和ケア病棟の立ち上げにも携わったことのある、わたクリニック(東...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート10月 掲載記事更新!