75歳以上の男性にはPSA値は意味がないと聞いたが本当か
2009年1月
PSA検査を受けたところ、PSA値は8ナノグラム/ミリリットルで、前立腺がんのグレーゾーンと言われました。一方アメリカには、75歳以上の男性はPSA検査を受けないほうがよいという意見もあると聞きます。私のPSA値はどう解釈すべきでしょうか。(宮崎県 男性 77歳)A 75歳以上の人にとっても、PSA値は意味を持つ75歳以上の男性がPSA検査を受けることに関し、米国予防医療専門委員会が否定的な見解を...
前立腺がん
2009年1月
PSA検査を受けたところ、PSA値は8ナノグラム/ミリリットルで、前立腺がんのグレーゾーンと言われました。一方アメリカには、75歳以上の男性はPSA検査を受けないほうがよいという意見もあると聞きます。私のPSA値はどう解釈すべきでしょうか。(宮崎県 男性 77歳)A 75歳以上の人にとっても、PSA値は意味を持つ75歳以上の男性がPSA検査を受けることに関し、米国予防医療専門委員会が否定的な見解を...
2008年10月
父と兄が前立腺がんになり、父はすでに亡くなっています。家族に前立腺がんの既往歴があると前立腺がんになりやすいと聞き、50歳以降、PSA検査を毎年受けています。家族に前立腺がんの者がいると、リスクはどれくらい高まるのでしょうか。また、検査はPSA検査だけを受けていれば大丈夫でしょうか。(北海道 男性 54歳)A PSA検査に加え、直腸診と超音波検査を前立腺がんの親や兄弟がいる人は、そうでない人に比べ...
2008年8月
2006年9月、頻尿のために、PSA(前立腺特異抗原)検査をしました。75と非常に高く、前立腺がんの疑いが強いため、すぐに経尿道的前立腺切除術を受けました。手術後はホルモン療法剤の抗アンドロゲン薬のカソデックス(一般名ビカルタミド)を服用しました。PSA値は11月末に0.55で、翌年4月下旬に5.32となり、5月から6月の間に、外照射放射線治療を70グレイかけました。2008年1月のPSA値は2....
2008年8月
71歳の父のことですが、最近、PSA値が6と高めでした。紹介先の病院で針生検を受けました。6本のうち1本に腫瘍が見つかりました。グリソンスコア 6とのことです。前立腺切除を勧められていますが、父は、術後の副作用などを気にして、少し迷っているようです。前立腺切除の手術のほかに、治療法はないのでしょうか。できれば、薬だけで治したいと思います。(島根県 女性 43歳)A 小線源療法など5つの治療選択があ...
2008年8月
4年前に、前立腺がんのステージA1と診断され、前立腺の全摘除術を受けました。「すべて切除できて、周囲への転移はない」と言われました。幸い、術後も順調で、PSA値は0.2以下でした。最近、PSAの測定法が変わりました。従来の測定法よりも高感度で、1番低いのが0.008未満とのことです。この高感度の測定法では0.008未満です。まもなく術後5年ですが、5年経過すれば、前立腺がんは根治し、再発の心配はな...
2008年6月
ステージBの前立腺がんと診断されました。PSA(前立腺特異抗原)の値は7ナノグラム/ミリリットルで、グリソンスコア(がんの悪性度)は6です。手術や放射線治療など、治療法について、主治医から説明を受けました。そのなかの1つ、小線源療法を選択しようと思っていますが、永久留置法(低線量率小線源療法)と一時留置法(高線量率小線源療法)の2つがあることをあとから知りました。雑誌には、治療自体は永久留置法のほ...
2008年6月
3年ほど前に脳梗塞になりました。寝たきりにはなっていませんが、それ以降、片麻痺状態です。さらに今年の3月に、ステージCの前立腺がんと診断され、精神的にも大きなダメージを受けています。QOLをできるだけ保てる治療法を希望しています。どんな治療法が望ましいでしょうか。(富山県 男性 68歳)A MAB療法などのホルモン療法が望ましいまず手術(前立腺全摘出術)の適応にはならないと思います。ステージCです...
2008年6月
前立腺がんで5年間、LH-RHアゴニストと抗アンドロゲン剤を併用したMAB療法を受けています。現在はPSA値も高くなく、とくに問題はないのですが、今後、ホルモン抵抗性が出て、MAB療法の効果がなくなったときが心配です。少し前の『がんサポート』に「タキソテール(一般名ドセタキセル)が2008年にも前立腺がんに承認される見通し」と載ったことがありますが、いつごろ承認されそうでしょうか。このタキソテール...
2008年5月
PSA(前立腺特異抗原)が77.34と高いため、2005年1月に生検を受けたところ、前立腺がんと診断されました。悪性度を示すグリソンスコアは7で、両側腸骨に転移があり、ホルモン剤のリュープリン(一般名リュープロレリン)のホルモン療法を始めました。前立腺・骨転移部位ともに縮小し、PSAも低くなりました。2006年6月、カソデックス(一般名ビカルタミド)内服を追加し、PSAは測定不能の状態を継続中です...
2008年5月
2003年8月にPSAが21で、2004年3月に大学病院で検査の結果、限局性の前立腺がんと診断されました。2004年4月からLH-RHアナログ剤単独のホルモン療法を始めました。LH-RHと抗アンドロゲン薬を併用するMAB療法よりもLH-RH単独を選んだ理由は、抵抗性が出てきた時点で、追加をしたほうが全体の期間を延ばせるのではないかと思ったからです。大学病院で、2005年1~3月まで35回70グレイ...