がん相談

HER2陽性進行胃がんの治療について

2014年2月

父(77歳)についての質問です。すでに肝臓に転移もしている胃がんで、手術はできないと言われました。しかし、内視鏡検査の結果、*HER2陽性のため*ハーセプチンの化学療法を勧められました。ただ、父の体力や副作用も心配です。どうしたらよいのでしょうか?(45歳 男性 東京都)A 副作用対策とQOLを保つ治療をがん研有明病院副院長・消化器センター部長の山口俊晴さん肝臓や肺、骨髄などに転移した胃がんの治療...

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塞栓療法と化学療法 再発時の治療は?

2014年2月

肝がんが再発しました。がんが門脈という静脈に入り込んだ門脈腫瘍栓の状態になっています。医師からは、肝動脈化学塞栓療法か*ネクサバールによる化学療法を行うと言われています。どちらがいいのでしょうか。(63歳 女性 宮城県)A 肝機能検査後に治療薬の検討をがん研有明病院消化器内科 ペプチドワクチン療法担当副部長の石井 浩さん肝細胞がんは、肝臓の門脈という血管を介してがん細胞が散らばっていきます。したが...

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エコーで見えない小さな再発。治療法は?

2014年2月

67歳の母は、40歳代のころにC型肝炎に感染。2年前に肝臓にがんが見つかり、外科手術で切除しました。ところが2カ月前、肝臓に2つの肝腫瘤が見つかりました。1つの肝腫瘤は、大きさが1㎝の再発、もう1つは、数㎜で再発の疑いがあると説明されています。前者はラジオ波焼灼療法で治療し、後者は経過観察がとられています。このまま経過観察していて大丈夫なのでしょうか。大きくなるのではないかと心配です。(42歳 男...

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再三の肺近くのラジオ波焼灼療法は適切か?

2014年2月

C型肝炎をもっており、2年前に肝細胞がんが見つかりました。ラジオ波焼灼療法で治療しましたが、3カ月前に肺の近くに再発し同じ治療法を受けました。さらに1月前にも、ほぼ同じ箇所に2つの再発が見つかり、ラジオ波焼灼療法を行いました。このときも幸い、がんを焼き切ることができたそうです。同じ場所へ3度目の再発をする可能性も高いとのことで、主治医からは、「次に同じ場所に再発した場合は、肺に穴を開けて水を注入し...

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子宮体がんⅡ期。広汎全摘しないとダメ?

2014年1月

妻(54歳)が子宮体がんⅡ期と言われました。子宮頸部間質に浸潤があるため、広汎子宮全摘出術となるそうです。他の方法はないのでしょうか?(58歳 男性 栃木県)A 手術が原則。術式に注意が必要北里大学医学部産科・婦人科学講師の岩瀬春子さん子宮体がんⅡ期の場合、原則として手術をお勧めします。子宮摘出が最善です。ただし、術式として広汎子宮全摘がよいのかについては議論があります。子宮全摘術には、子宮のみを...

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再発分類「中リスク」。術後の補助療法は?

2014年1月

Ⅱ期子宮体がん(子宮頸部間質浸潤)と診断され、広汎子宮全摘出術を受けました。術後の再発リスク分類では、分化度G3・筋層浸潤1/2超・転移なしとのことでした。再発が心配です。今後の治療法を教えてください。(49歳 女性 北海道)A メリットとデメリットを考えて決める北里大学医学部産科・婦人科学講師の岩瀬春子さん子宮体がんでは、術後の病理検査で病気の拡がりや程度などを調べることにより、再発の危険因子の...

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高齢者の子宮体がん。手術は無理?

2014年1月

母(86歳)に不正出血が続いていたため検査をしたところ、子宮体がんと言われました。転移はないそうです。手術を依頼したところ、担当医からはあまり良い顔をされませんでした。年齢的に手術は厳しいのでしょうか?(57歳 男性 佐賀県)A 手術が可能なら子宮全摘術を北里大学医学部産科・婦人科学講師の岩瀬春子さん高齢者の場合、必ずしもガイドラインで示される治療が最善とは言えないことがあります。高齢といっても合...

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小児がん寛解後のフォローアップやリスクは?

2014年1月

4歳のときに、*ウィルムス腫瘍で、右の腎臓を摘出しています。小学生のうちは、治療した病院で定期的に検査を受けていたのですが、フォローアップを止めて20年以上経過しました。3年前に*サルコイドーシスになり、健康情報を調べているうちに、小児がん経験者は、一生涯定期的なフォローアップが望ましいこと、2次がんのリスクに気を配る必要のあることを知りました。本当に一生涯、定期検診を受けるべきですか? また 2...

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妊娠中、幼児期の喫煙と小児がんの関係は?

2014年1月

娘は現在小学校2年生なのですが、妊娠がわかる6~7週までは、1日15本程度タバコを吸い、妊娠がわかった後も、1日5本くらい吸っていました。やっと止められたのは、妊娠8カ月になってからです。娘はその後無事に生まれました。母乳があまり出ず、生後2カ月ほどでミルクに変えてから、また喫煙するように……。1年程前に夫婦で禁煙したものの、今になって妊娠中と幼児期の受動喫煙を後悔しています。小児がんや、その後が...

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小児がん治療後 どう支援するか?

2014年1月

息子は、小脳の中心に発生する脳腫瘍(*髄芽腫)で、5歳のとき入院。4度の手術後、化学療法と放射線治療を受け、7カ月後に退院しました。幼稚園に行くはずの5~6歳時は、自宅で療養。小学校入時は体力がなく、歩くのもやっとでした。必死の努力で、周りの子供たちについていけるようになったのですが、小学校2年生になった今年、手術の痕を友達にからかわれ、「学校に行きたくない」とふさぎ込むようになりました。子供には...

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