内視鏡切除後、浸潤が判明。進行性か
2014年4月
早期の食道がんがわかり、内視鏡による粘膜切除を行いましたが、切除後、細胞を調べたところがんが粘膜より深く入り込んでいることがわかったそうです。今後は手術や化学放射線療法なども視野に入れて治療を行うということです。当初、早期で内視鏡だけで済むと思っていたので、非常にショックです。これは、がんの進行が早いということなのでしょうか?(61歳 男性 群馬県)A 内視鏡的治療後は病理で確定診断。必ずしも進行...
2014年4月
早期の食道がんがわかり、内視鏡による粘膜切除を行いましたが、切除後、細胞を調べたところがんが粘膜より深く入り込んでいることがわかったそうです。今後は手術や化学放射線療法なども視野に入れて治療を行うということです。当初、早期で内視鏡だけで済むと思っていたので、非常にショックです。これは、がんの進行が早いということなのでしょうか?(61歳 男性 群馬県)A 内視鏡的治療後は病理で確定診断。必ずしも進行...
2014年4月
精巣腫瘍で*タキソールによる抗がん薬治療を受けた夫のことでうかがいます。治療が一段落して3カ月が経つのですが、副作用の手足のしびれが日に日に悪化しています。抗がん薬投与中には、単なるしびれの症状だったのですが、今は痛くて眠れない状態です。手先足先の感覚もないため、歩行中に転んだり、お箸がうまく持てません。この程度の症状については体験者からも話を聞いていたので想定内でしたが、激痛で、もがき苦しむ時間...
2014年4月
セミノーマの手術を受けました。その結果の診断では、病期はⅠbとのことでした。再発を予防するための後腹膜照射は受けたほうがいいのでしょうか。(50歳 男性 神奈川県)A 2次がんを避けるため行わない獨協医科大学越谷病院泌尿器科准教授の新井 学さんセミノーマはどんなに進行していても、正しい治療を受ければ基本的には治る病気です。手術後に適切な経過観察を行い、転移がわかった時点で抗がん薬治療を行えば、ほぼ...
2014年4月
2日前に病院での検査を受けた父ですが、精巣腫瘍を患っていることがわかりました。今後は、転移があるかを調べる検査を1週間後に、手術を2週間後にすることになりました。ところが、インターネットでがん情報のサイトを見ると、「腫瘍の発見後は、数日内に手術すべき」と書かれていたのです。2週間後の手術では遅すぎるのではないかと心配です。(25歳 女性 神奈川県)A 2次がんを避けるため行わない獨協医科大学越谷病...
2014年4月
65歳の夫が手術予定で、発声に関係する神経(反回神経)へのがんの*浸潤の具合によっては切断するかもしれないと言われたそうです。神経を切断すると声はなくなるのですか?夫に訊いてもよくわかりません。その質問とは直接関係ないかもしれませんが、以前、杉谷先生はこの雑誌で「反回神経を残せるポイントは声帯に麻痺があったかどうか」と答えておられます。麻痺があったかは自覚症状で調べるのですか?夫は訊かれても自信は...
2014年4月
他の疾患の検査中、偶然、結節性病変(甲状腺結節)が見つかり、様子を見るといわれていますが、がん化の心配はないのか不安です。結節性病変に対してTSH(甲状腺刺激ホルモン)抑制治療があるとか――。どんな治療でどれくらいの期間受ければ良いのですか? 副作用は?(42歳 女性 福岡県)A がん化の心配はなし 治療目的は腫瘍の縮小日本医科大学付属病院内分泌外科准教授の杉谷 巌さんまず心配していらっしゃる甲状...
2014年4月
濾胞がんの疑いがあるが、良性の腺腫かもしれない、と言われました。細胞診でもわからないことがあるのですか? 杉谷先生は「経験的に濾胞がんが疑わしい場合は手術を勧めますし、そうでない場合には経過を見ることが多い」と言われていますが、どんな所見があれば疑わしいと判断されるのですか?(59歳 男性 山梨県)A 被膜の状態や 血流の様子など日本医科大学付属病院内分泌外科准教授の杉谷 巌さん甲状腺がんの多くは...
2014年3月
関門部胆管がんで手術前の胆管ドレナージ(内視鏡的経鼻胆道ドレナージ:ENBD)と胆汁還元を勧められたのですが、必要性はどの程度あるのでしょうか?(42歳 男性 千葉県)A QOLを優先して考える大泉中央クリニック院長の砂村眞琴さん胆管が閉塞した状態が続き胆汁が滞留すると、肝機能が悪化し、肝不全に陥る可能性があります。こうした場合、胆汁を体外または十二指腸へ誘導するのが、胆管ドレナージです。胆管ドレ...
2014年3月
関門部胆管がんの手術後、主治医から、*ジェムザールと*TS-1の併用療法を勧められました。アメリカやイギリスでは、ジェムザールとシスプラチンの併用療法が第一選択の治療法とされているようですが、日本は違うのですか?また、単剤と多剤併用療法の違いとは。(63歳 男性 長野県)A 保険適用は、ジェムザールとTS-1のみ大泉中央クリニック院長の砂村眞琴さんお問い合わせの通り、世界的傾向としては、胆道がんの...
2014年3月
慢性骨髄性白血病(CML)で、*グリベックによる治療を行っています。1年間服用をして、寛解となり、大変うれしく思っています。ただグリベックは非常に高価な薬剤で、高額な治療費負担で生活が苦しいのは否めません。できたらこれから少し減薬するか、休薬できたらと思い、ご相談です。寛解したからと言って、減薬や休薬はできないのでしょうか……。また、もし減薬や休薬をした場合、再発してしまうのでしょうか。再発してし...