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連載

「ナノマシン」はがん細胞にとって「トロイの木馬」のようなもの 片岡一則 × 鎌田 實 (前編)

2015年6月

がん細胞にピンポイントで抗がん薬を投与する「ナノマシン」はがん医療に革命を起こせるか東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻の片岡一則教授が、がん医療に革命を起こそうとしている。ナノ技術を応用した「ナノマシン」により、がん細胞にピンポイントで抗がん薬を投与するシステムを開発し、治験の最終段階に入っているのだ。がん患者さんに福音をもたらす「ナノマシン」――鎌田さんが2回にわたって聞いた。 片岡一...

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がんと闘う免疫力を上げるには腸内環境を整えることが大切 辨野義己 × 鎌田 實

2015年5月

大便研究の第1人者が語る。がんを始めあらゆる病気の原因が腸内細菌と関係があるという驚き〝STAP細胞〟事件で耳目を集めた特別行政法人・理化学研究所で、全世界から8,500件からの大便を集めて、腸内細菌の役割を調べている特別招聘研究員がいる。その名も辨野義己(べんのよしみ)さん。腸には免疫細胞の6割が集中し、「21世紀は腸の時代」と力説する辨野さんに、鎌田さんが切り込んだ――。 辨野義己さん「動物性...

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自分と自分以外の生き物の連環を考えるようになりました 山口ミルコ × 鎌田 實

2015年4月

乳がん闘病記『毛のない生活』から2年、この度『毛の力』を上梓した元編集者の新たな生き方乳がんの抗がん薬治療の顛末を綴った『毛のない生活』の著者・山口ミルコさんが、昨年末、『毛の力 ロシア・ファーロードをゆく』という本を出した。タイトルは〝毛つながり〟だが、こんどは極東ロシアのタイガの森に棲むという、かつて高級毛皮として珍重されたクロテンを追い求める話だ。鎌田対談のゲストは2度目、話は大いに弾んだ。...

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たとえがんであっても生きてさえいればいい 並木秀之 × 鎌田 實

2015年3月

先天性脊髄分裂症の身で5つのがんを克服した元ファンドマネジャーの壮絶人生生まれつきの脊髄分裂症で、排泄に不自由する身でありながら、5つのがんを乗り越え、ファンドマネジャーとして活躍してきた、並木秀之さん。一時は資産38億の経営者となったかと思えば、一時は生活保護を受けたことも。その壮絶な生きざまを事も無げに語る並木さんに、鎌田實さんが迫った。 並木秀之さん「どんなつらいことでも、時が経つと忘れるん...

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バイオマーカーによる乳がんの完全な診断システムは今年完成します 落谷孝広 × 鎌田 實 (後編)

2015年2月

一滴の血液で乳がんを始め13種類のがんが早期発見できる画期的診断法!母乳中のマイクロRNAの働きから、マイクロRNAバイオマーカーを着想した落谷孝広氏の話は、医学の最先端分野の話でありながら、読者にもわかりやすい話になっており、鎌田さんもどんどん引き込まれた。21世紀のがん検診法とも言うべきバイオマーカーが、健康診断にまで広がったとき、がん治療の世界も変わる――。 落谷孝広さん「青年期のがん患者さ...

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母乳の研究からマイクロRNAをがん診断に使うバイオマーカーの発想が生まれました 落谷孝広 × 鎌田 實 (前編)

2015年1月

一滴の血液で乳がんを始め13種類のがんが早期発見できる画期的診断法!経済産業省が79億円という破格の国費を投じている、新たながん検診法の研究が進んでいる。一滴の血液中のマイクロRNAという微小物質を計るだけで、早期かつ正確に、臓器別にがんが判別できるのだという。その研究の最前線に立つ、国立がん研究センター研究所の落谷孝広 分子細胞治療研究分野長に、鎌田さんが直撃した。 落谷孝広さん「母乳には赤ちゃ...

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あるがままを受け入れて、今一瞬を精一杯生きるだけ 杉原美津子 × 鎌田 實

2014年12月

新宿西口バス放火事件―数奇な運命を生き抜き、いま末期の肝がんに向き合うノンフィクション作家の夢1980年8月に起きた新宿西口バス放火事件。6人のバス乗客が犠牲となった、衝撃的な無差別殺人事件だった。事件で80%の大火傷を負った杉原美津子さんは、非加熱製剤を使った治療でC型肝炎に感染し、現在、末期の肝がんの闘病中だ。2014年7月『炎を越えてー新宿西口バス放火事件後三十四年の軌跡』(文藝春秋)を出版...

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自分を客観視する習性が、がん克服に導いてくれたのだと思います なかにし礼 × 鎌田 實 (後編)

2014年11月

陽子線治療で食道がんを克服した直木賞作家がいま思うこと前号で名医の切除手術を拒絶し、陽子線治療で食道がんを克服したことを、絶妙な語り口で明かしたなかにし礼さん。後編では、がんの話から少し離れて、作詩家から小説家に転身した経緯から、人間が生きていくためにはエロス(人間愛)が欠かせないという話まで、鎌田さんと含蓄に富んだ話題で大いに盛り上がった――。 なかにし礼さん「人生のエピローグらしく、言い残して...

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人間を診ないロボット医師にいのちを預けるわけにはいかない なかにし礼 × 鎌田 實 (前編)

2014年10月

食道がんの切除手術を拒絶し、陽子線治療で生還した直木賞作家の人生観とは?なかにし礼さんといえば、歌謡曲のヒットメーカーとして一時代を築いた作詞家であり、『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞した作家として知られるが、2年前、食道がんを患い、名医の切除手術を拒否し、陽子線治療に辿り着いて生還した、硬骨漢でもある。なかにしさんのヒット曲を愛唱する鎌田さんが、2号にわたりなかにしさんに迫る――。 なかにし礼さ...

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「幸せホルモン」の分泌を促すには、おしゃべりやスキンシップが大切 有田秀穂 × 鎌田 實

2014年9月

セロトニン、オキシトシン研究の第1人者が説く「幸せホルモン」の効用とは最近、セロトニン、オキシトシンといった「幸せホルモン」「愛情ホルモン」が話題になっているが、これらの効用を早い時期から推奨していたのが、東邦大学医学部名誉教授で、現在、東京・台東区上野に「セロトニンDojo」を開設している有田秀穂さんである。セロトニン、オキシトシン効果に着目している鎌田實さんに聞いてもらった。 有田秀穂さん「セ...

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