こんなに望んでくれていたら、生きなきゃいけない 阿南里恵 × 鎌田 實
2016年3月
仕事が楽しくて仕方なかった23歳のとき、子宮頸がんを宣告されたらベンチャーのマンション販売会社で颯爽と働き始めた23歳のOLが、ある日、突然、子宮頸がんを宣告され、術前化学療法のあと、子宮全摘手術を受けることに――。現在、がん患者さんへの啓蒙活動をボランティアで行っている阿南里恵さん。術後11年、鎌田さんと闘病生活の苦悩について語り合ってもらった。 阿南里恵さん「20代で子宮を失うことは人生が変わ...
2016年3月
仕事が楽しくて仕方なかった23歳のとき、子宮頸がんを宣告されたらベンチャーのマンション販売会社で颯爽と働き始めた23歳のOLが、ある日、突然、子宮頸がんを宣告され、術前化学療法のあと、子宮全摘手術を受けることに――。現在、がん患者さんへの啓蒙活動をボランティアで行っている阿南里恵さん。術後11年、鎌田さんと闘病生活の苦悩について語り合ってもらった。 阿南里恵さん「20代で子宮を失うことは人生が変わ...
2016年2月
東日本大震災後、南相馬に移り住んだ芥川賞作家の波乱に富んだ半生昨年10月下旬、福島県南相馬市で「海と山の結婚式~草花をまとって自然を祝福しよう~」というイベントが開かれた。芥川賞作家の柳 美里さんと、本欄のホスト・鎌田さんが、同イベントに参加すると聞き、普段から交流があるお2人に、お互いの境遇から、柳さんの今は亡き彼とのがん闘病の顛末など、しみじみと語り合ってもらった。 柳 美里さん「余命という言...
2016年1月
諏訪中央病院名誉院長の鎌田 實さん鎌田さんが名誉院長を務める諏訪中央病院は、緩和ケアに力を入れている病院としても知られている。前号では鎌田さんに、緩和ケア病棟の患者さんや、病院を支えるグリーンボランティアの人たちを紹介いただいたが、今号では緩和ケア病棟に携わる医療スタッフに、諏訪中央病院が目指す緩和医療の在り方について語り合ってもらった。かまた みのる 1948年、東京に生まれる。1974年、東京...
2015年12月
諏訪中央病院名誉院長の鎌田 實さん初秋のさわやかな風が吹きわたる、長野県茅野市の諏訪中央病院――。「がんばらない&あきらめない対談」のホスト役、鎌田實さんはこの病院の名誉院長である。この日は、この対談の特別版として、鎌田さんに緩和ケア病棟を案内してもらいながら、そこに関わるボランティアや患者さん、医師らと語り合ってもらった。題して「鎌田實の諏訪中央病院へようこそ!」その患者・ボランティア編をお届け...
2015年11月
「近藤誠理論徹底批判」の 外科医で腫瘍内科医の著者が説く「がんとの賢い闘い方」がん患者さんに正しい知識を持ってもらい、納得できるがん治療に取り組んでほしいとの思いから、『がんとの賢い闘い方――「近藤誠理論」徹底批判』(新潮新書)を出した外科医・腫瘍内科医の大場大さんと、「がんばらない&あきらめない」の鎌田さんの対談後編は、がん患者さんを叱咤激励する内容となった。 大場 大さん「がん治療の選択は医師...
2015年10月
「近藤誠理論徹底批判」の 外科医で腫瘍内科医の著者が説く「がんとの賢い闘い方」8月半ばに『がんとの賢い闘い方 「近藤誠理論」徹底批判』(新潮新書)を出した外科医・腫瘍内科医の大場大さん。このところ、「週刊新潮」や「週刊文春」誌上でも、これまで「がんと闘うな」「がんは放置しろ」などと主張してきた近藤誠氏の批判を展開している。鎌田さんが近藤氏批判の背景を問い質した。 大場 大さん「近藤氏の言論活動がひ...
2015年9月
甲状腺がん、狭心症を乗り越え日本の政治をリードしてきた男の「あきらめない」精神かつては自民党幹事長、民主党代表として永田町をリードした小沢一郎さんも、すでに73歳。議員2年目には甲状腺がんの手術を、次期首相最有力と見られていたときには狭心症の治療を受けながら、政治の表舞台を歩いてきた小沢さんに、鎌田實さんが「日本はどうなるのか」を単刀直入に聞いた。 小沢一郎さん「いまの日本の状況は、僕が大変なので...
2015年8月
遺伝性乳がんを発症し、遺伝性乳がん・卵巣がん当事者の会を立ち上げた主婦の願い2年前、ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーが遺伝性がんに配慮して乳房を摘出したことは、世界的なニュースとなったが、昨年5月、日本に遺伝性乳がん・卵巣がん当事者の会「クラヴィス(鍵)アルクス(虹)」が誕生した。自ら遺伝性乳がんの患者さんで、左乳房を全摘している太宰牧子代表に、鎌田さんが会設立の経緯などを聞いた――。 太宰...
2015年7月
「ナノマシン」でがん治療に革命を起こす東京大学教授の新たな挑戦がん治療における〝超新薬〟とも言うべき「ナノマシン」開発のリーダー、東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻教授の片岡一則さんに、鎌田さんが前号に引き続き、「ナノマシン」の将来展望について掘り下げた。驚いたことに、「ナノマシン」はがん治療のみならず、再生医療、認知症、動脈硬化などにも大きく貢献するという――。 片岡一則さん「乳がん治...
2015年6月
がん細胞にピンポイントで抗がん薬を投与する「ナノマシン」はがん医療に革命を起こせるか東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻の片岡一則教授が、がん医療に革命を起こそうとしている。ナノ技術を応用した「ナノマシン」により、がん細胞にピンポイントで抗がん薬を投与するシステムを開発し、治験の最終段階に入っているのだ。がん患者さんに福音をもたらす「ナノマシン」――鎌田さんが2回にわたって聞いた。 片岡一...