婦人科がん化学療法における食欲不振に 六君子湯が効果発揮
2014年4月
「QOLの維持・向上での漢方の重要性が高まりつつある」と話す齋藤 滋さん抗がん薬治療の副作用対策に漢方の活用が拡大しつつある。すでに多くの施設の実地診療において漢方治療が広く行われているが、同時に、新たなエビデンス(科学的根拠)を求めた多数の基礎的検討、臨床試験も実施されている。効果の作用メカニズムの解明と、臨床的指標に対する効果の客観的な評価が重要なポイントとされているが、これらの点でエビデンス...
2014年4月
「QOLの維持・向上での漢方の重要性が高まりつつある」と話す齋藤 滋さん抗がん薬治療の副作用対策に漢方の活用が拡大しつつある。すでに多くの施設の実地診療において漢方治療が広く行われているが、同時に、新たなエビデンス(科学的根拠)を求めた多数の基礎的検討、臨床試験も実施されている。効果の作用メカニズムの解明と、臨床的指標に対する効果の客観的な評価が重要なポイントとされているが、これらの点でエビデンス...
2014年4月
「漢方で治療薬の投与期間の延長が図れる」と話す志茂 新さん抗がん薬治療の副作用対策に漢方の活用が拡大しつつある。すでに多くの施設の実地診療において漢方治療が広く行われているが、同時に、新たなエビデンス(科学的根拠)を求めた多数の基礎的検討、臨床試験も実施されている。効果の作用メカニズムの解明と、臨床的指標に対する効果の客観的な評価が重要なポイントとされているが、これらの点でエビデンスが得られれば、...
2014年4月
医療法人三つ葉代表の舩木良真さん三つ葉在宅クリニック 〒466-0015 名古屋市昭和区御器所通3-12御器所ステーションビル3FTEL:052-858-3281 FAX:052-858-3282URL:www.mitsuba-clinic.jp/ ●受け持ち在宅患者さん数……約750人●定期訪問数……約1,780回/1カ月●緊急往診数……約180回/1カ月●自宅での看取り人……130人 がん患...
2014年4月
「よい治療成績は出ていますが、これからもっと期待が込められる治療法です」と話す若月優さん現在のがんの標準治療は、外科手術、化学療法、放射線(X線)治療の3つだ。それに加え、放射線の1種である重粒子線による治療が急速な進歩を遂げてきた。重粒子線治療とはどのようなものか、子宮頸がんではどのようなケースに有効なのか。日本が世界をリードする重粒子線治療 重粒子線治療は放射線治療の一種で、水素イオン(陽子)...
2014年3月
右から田沼明さん、辻哲也さん、井上順一朗さん、大野綾さん、前田絵美さん、佐藤義文さん前号(2月号)に引き続き、昨年(2013年)10月に京都市で開かれた第51回日本癌治療学会学術集会でのがんのリハビリテーションに関する話題を取り上げます。シンポジウム「がんリハビリテーション治療の最前線」では、がん緩和ケアチームに所属して、がんの治療を最前線で支えている医師、看護師、理学療法士がそれぞれ専門の立場か...
2014年3月
余宮きのみ 埼玉県立がんセンター緩和ケア科科長「緩和ケア医になってから、一度もパジャマを着ていません。痛みに苦しむ患者さんの元に、すぐに駆け付けたいから」と話す余宮きのみさん緩和医療は、教科書通りでは通用しないところが難しい。その中で、埼玉県立がんセンター緩和ケア科科長の余宮きのみさんは、症状の緩和だけではなく、患者さんにいかに満足して残された日々を過ごしてもらうか、患者さんの充足感を求めて医療技...
2014年3月
「肝疾患はがんの外科的治療や化学療法に影響を及ぼします」と話す今村 潤さん肝臓は栄養素の代謝・貯蔵、胆汁の産生、有害物質の解毒、赤血球の分解、血漿成分の合成など、多彩な機能を持つ臓器である。肝臓病のうち、がん治療に大きな影響を与えるのは慢性肝炎と肝硬変だが、最近は化学療法中にB型肝炎が再燃し、劇症化することが問題になっている。肝疾患合併によるがん治療への影響とは――。B、C型肝炎が減り NASHが...
2014年2月
坪井正博 横浜市立大学附属市民総合医療センター 呼吸器病センター外科准教授、化学療法・緩和ケア部部長「患者さんと一緒にがん治療と向き合いたい。患者さんが頑張ろう、と思ったとき、ガイドラインはそれを縛るものではないんです」と話す坪井正博さん目覚しい進歩を見せている肺がん治療。だが、まだ治りやすいがんとは言い難い。そんな中で、患者さんそれぞれに真正面から向き合い、最善の治療法を選択してきたのが、横浜市...
2014年2月
「日常的に気を付け、感染症を予防しましょう」と話す冲中敬二さんがん患者さんでは一般的に抵抗力が低下しており、健康な人に比べて感染症にかかりやすい。抗がん薬自体も、免疫機構の重要な部分を担当する白血球やリンパ球を減らす副作用を持つものが多く、治療中に感染症を起こすリスクがある。血液がん患者さんは感染症リスクが高い一般にがん患者さんの感染症というと化学療法 (抗がん薬治療)により白血球やリンパ球が減っ...
2014年2月
右から京都府立医科大学大学院疼痛緩和医療学講座、病院教授の綱川豊史さん、関西医科大学放射線科教授の谷川昇さん、慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室の松本真以子さん昨年(2013年)10月に、京都市で開催された第51回日本癌治療学会学術集会では、「Bench to Home(ベンチ [研究室]から家庭まで)」をメインテーマに、最新のがんの研究成果を、家庭など患者さんが生活する場へどのようにし...