検査・治療法

がんリハビリテーションのあり方について それぞれの立場から現況報告

2014年3月

右から田沼明さん、辻哲也さん、井上順一朗さん、大野綾さん、前田絵美さん、佐藤義文さん前号(2月号)に引き続き、昨年(2013年)10月に京都市で開かれた第51回日本癌治療学会学術集会でのがんのリハビリテーションに関する話題を取り上げます。シンポジウム「がんリハビリテーション治療の最前線」では、がん緩和ケアチームに所属して、がんの治療を最前線で支えている医師、看護師、理学療法士がそれぞれ専門の立場か...

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体と心の痛みを緩和して、患者さんの命に寄り添う

2014年3月

余宮きのみ 埼玉県立がんセンター緩和ケア科科長「緩和ケア医になってから、一度もパジャマを着ていません。痛みに苦しむ患者さんの元に、すぐに駆け付けたいから」と話す余宮きのみさん緩和医療は、教科書通りでは通用しないところが難しい。その中で、埼玉県立がんセンター緩和ケア科科長の余宮きのみさんは、症状の緩和だけではなく、患者さんにいかに満足して残された日々を過ごしてもらうか、患者さんの充足感を求めて医療技...

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B型肝炎ウイルス保持者は がん治療中の劇症化に注意を!

2014年3月

「肝疾患はがんの外科的治療や化学療法に影響を及ぼします」と話す今村 潤さん肝臓は栄養素の代謝・貯蔵、胆汁の産生、有害物質の解毒、赤血球の分解、血漿成分の合成など、多彩な機能を持つ臓器である。肝臓病のうち、がん治療に大きな影響を与えるのは慢性肝炎と肝硬変だが、最近は化学療法中にB型肝炎が再燃し、劇症化することが問題になっている。肝疾患合併によるがん治療への影響とは――。B、C型肝炎が減り NASHが...

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時にエビデンスをも越え、患者さんの〝生きる〟に寄り添う

2014年2月

坪井正博 横浜市立大学附属市民総合医療センター 呼吸器病センター外科准教授、化学療法・緩和ケア部部長「患者さんと一緒にがん治療と向き合いたい。患者さんが頑張ろう、と思ったとき、ガイドラインはそれを縛るものではないんです」と話す坪井正博さん目覚しい進歩を見せている肺がん治療。だが、まだ治りやすいがんとは言い難い。そんな中で、患者さんそれぞれに真正面から向き合い、最善の治療法を選択してきたのが、横浜市...

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がん治療中は感染症のリスクが高い!日常的な注意を

2014年2月

「日常的に気を付け、感染症を予防しましょう」と話す冲中敬二さんがん患者さんでは一般的に抵抗力が低下しており、健康な人に比べて感染症にかかりやすい。抗がん薬自体も、免疫機構の重要な部分を担当する白血球やリンパ球を減らす副作用を持つものが多く、治療中に感染症を起こすリスクがある。血液がん患者さんは感染症リスクが高い一般にがん患者さんの感染症というと化学療法 (抗がん薬治療)により白血球やリンパ球が減っ...

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骨転移痛の緩和における全人的ケアや リハビリの在り方などを議論

2014年2月

右から京都府立医科大学大学院疼痛緩和医療学講座、病院教授の綱川豊史さん、関西医科大学放射線科教授の谷川昇さん、慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室の松本真以子さん昨年(2013年)10月に、京都市で開催された第51回日本癌治療学会学術集会では、「Bench to Home(ベンチ [研究室]から家庭まで)」をメインテーマに、最新のがんの研究成果を、家庭など患者さんが生活する場へどのようにし...

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前立腺がんの食事 タンパク質の摂り過ぎに注意!「お弁当箱」の配分をお手本に

2014年2月

タンパク質の摂り方に注意を促す中濵孝志さん前立腺がんの治療後の食事には、特定の制限はない。しかし、中高年の男性に多発するがんであるため、食事の管理は重要である。前立腺のしくみ 図1 前立腺の位置 前立腺は、精液の一部(約50%)を作る男性固有の臓器で、膀胱の真下にあり、尿道を取り囲むようにして存在する。精巣や直腸とも隣接し、一般的に、3~4㎝大のクルミほどの大きさである(図1)。正常な前立腺は円錐...

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腎がんの食事 片腎切除後、腎機能が低下しても〝食の楽しみ〟を諦めないために

2014年1月

「食べられることは、生きる証」と語る小松美佐子さん腎臓がんの治療後の食事は、腎臓の状態や化学療法の有無によって対応が変わる。しかし、どんな場合でも共通するのは“食べる喜び” を大切にすること。今回は、腎機能低下に伴う厳しい食事制限の中でも、いかに工夫して美味しく食べるかを、専門家に聞いた。腎臓の働き腎臓は、腰の高さの位置に背骨をはさんで左右1つずつある、子供のこぶし大の臓器だ。主な働きは、血液が運...

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丁寧な切除が生み出す 安全で負担軽減の肝がん手術

2014年1月

高山忠利 日本大学医学部消化器外科教授「患者さんへの負担が少ない手術を目指し続けています」と話す高山忠利さん血管が密集している肝がんの手術は難易度が高い。1980年代、12~20%だった手術死亡率は、術中の大出血、術後の肝不全などが要因だった。しかし今日では1~2%にまで減少。1回の手術で5000~10000㎖もあった出血量が、平均1000㎖にまで減少したことが大きく貢献している。ところが高山さん...

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がん治療中は心臓にも注目を!心疾患の症状に要注意

2014年1月

「がん治療は心臓に影響を及ぼすことが少なくないので、自覚症状が重要」と話す庄司正昭さん心臓など循環器の疾患を持っていたり、心臓の機能が弱っている人ががんになるケースが少なくない。ところが、抗がん薬の中には心臓に悪影響を及ぼす毒性(心毒性)を持つものがあるなど、がんの治療によって循環器、特に心臓の疾患を悪化させることがあるだけに、十分な対策が欠かせない。一般患者さんに比べ心電図に異常が多い循環器の疾...

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