検査・治療法

キラーT細胞リンパ球活性化でがんを撃つペプチドワクチン療法の旗手

2013年3月

中面哲也 なかつら てつや国立がん研究センター東病院臨床開発センター免疫療法開発分野長1967年鹿児島県生まれ。1992年、熊本大学医学部を卒業後、同大学第二外科、三井大牟田病院外科を経て1994年、国立がん研究センター東病院(当時)肝胆膵外科レジデント。1997年、熊本大学大学院医学研究科免疫識別学講座にて研究を開始。2001年、東京大学医科学研究所との共同研究で、肝がん特異抗原であるGPC3(...

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大胆、スピーディかつ繊細腹腔鏡を自在に操るパイオニア

2013年2月

寺地敏郎 てらち としろう東海大学医学部外科学系泌尿器科学教授1952年岡山県生まれ。1978年、京都大学医学部を卒業後、同大学泌尿器科、倉敷中央病院泌尿器科勤務を経て、1988年米国クリーブランドクリニック留学。1994年京都大学泌尿器科講師、副科長、助教授、天理よろづ相談所病院泌尿器科部長を経て、2002年より現職。2012年11月、日本泌尿器内視鏡学会理事長に就任した。1999年に日本で初め...

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最新ホルモン療法:Gn-RHアンタゴニストの新登場でホルモン療法はどう変わっていくか? 効かなくなっても、あきらめない。前立腺がんの最新ホルモン療法

2013年2月

「前立腺がんは新しい薬剤が次々と開発されています」と話す市川智彦さん 前立腺はホルモンと関係が深いだけに、ホルモン療法は、転移のある場合や、高齢で手術ができないという患者さんに対しても有効な治療法。昨年には新たなホルモン薬も登場しており、患者さんにとっては大きな武器が1つ増えたことになりました。男性ホルモンでがんが増殖男性ホルモン(アンドロゲン)によって増殖する前立腺がんには、男性ホルモンを遮断す...

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新しい道を次々に開拓していく内視鏡のゴッドハンド

2013年1月

工藤進英 くどう しんえい1947年秋田県生まれ。1973年新潟大学医学部を卒業後、同大外科で勤務する。1985年に秋田赤十字病院外科に赴任し、同年に「幻のがん」と呼ばれていた陥凹(かんおう)型大腸がんを発見。以後、膨大な症例の研究によってその存在を世界に認めさせた。2000年昭和大学教授、昭和大学横浜市北部病院消化器センター長に就任。2001年昭和大学横浜市北部病院副院長を兼務大腸がんの中でも、...

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初期からの緩和ケアで生活の質が改善される

2012年12月

「緩和ケア」というと、末期がんやホスピスを連想する人は、今も多くいます。厚生労働省が今年の6月に発表した「がん対策推進基本計画」では、重点的に取り組むべき課題の1つに「がんと診断されたときからの緩和ケアの推進」が掲げられています。それだけに初期からの緩和ケアの重要性が今、問われているのです。痛みが和らぐと、治療意欲が高まる厚生労働省が2013年6月に発表した「がん対策推進基本計画」には、重点的に取...

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低侵襲で注目の腹腔鏡による子宮体がん手術

2012年12月

「腹腔鏡での治療は患者さんの負担を減らせます」と語る八幡哲郎さん子宮体がんの手術法として、今腹腔鏡下手術が注目されている。傷が小さいので、痛みが少なく回復も早い。また出血量も少なく、社会復帰も早いなど、多くの利点がある。新潟大学医学部産婦人科准教授の八幡哲郎さんによると「治療成績も開腹手術に劣らないという結果が出ている」そうだ。初期のがんが対象腹腔鏡下手術この日腹腔鏡下手術を受けるのは、56歳の女...

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こうすれば予防できる! 放射線皮膚炎

2012年12月

発赤など、皮膚の副作用である放射線皮膚炎は、ほぼすべての放射線治療で起こります。ただし、日々の生活のなかで患者さん自身が行う工夫と努力次第で、予防や軽減ができる副作用でもあるのです。治療を始める前に知っておきたい、放射線皮膚炎対策のポイントを紹介します。放射線皮膚炎は必ず出る副作用■図1 照射と影響を受ける皮膚「放射線治療は局所治療のため、照射した部位に治療効果も副作用も現れます。なかでも皮膚が赤...

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放射線の最強パワーを生み出す「増感放射線療法」の実力

2012年12月

強力な放射線療法を受けたくても、高額な費用の前に尻込みする人が多い。それがなんと、格安の方法で重粒子線並みの効果が期待できる治療法が開発された。その治療法とは?放射線治療で使われるX線の力は弱い■図1 増感剤の作用のメカニズム過酸化水素水を含んだヒアルロン酸を注入することで放射線の効果がフルに発揮できる放射線治療の分野で、「増感放射線療法KORTUC」という治療法が注目されている。簡単に説明すると...

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肺がん手術の強力な武器「術前化学放射線療法」

2012年12月

術前化学放射線療法とは、手術前に化学療法と放射線治療を同時に行い、がんを小さくして手術を行うことを目的に考案された治療法です。しかし、肺がんの術前化学放射線療法で治療効果が高い場合には、手術は行わず、そのまま化学放射線療法のみで治療を継続するケースもあります。単独治療より効果が高い術前化学放射線療法■図1 肺尖部胸壁浸潤がんの治療手順〈日本肺癌学会 肺癌診療ガイドライン 2012年版〉より高い治療...

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ピンポイントでがんを狙い撃ち! 副作用が少ない治療「サイバーナイフ」

2012年12月

サイバーナイフは、頭頸部・脊椎以外の病気でも保険診療が望まれていた。2009年、ついに肺、肝臓といったがんで、腫瘍の大きさや個数など制限つきではあるが保険適応となった。放射線治療の最先端でもあるサイバーナイフのメリット、デメリット、そして適応や限界はどうなっているのだろうか?ミサイルの技術を応用し、標的の動きを把握■図1 サイバーナイフについてがんの放射線治療の理想は、がん細胞に放射線があたり、ま...

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