検査・治療法

ASCOレポート 「免疫」の仕組みを利用したがん治療薬の時代へ より良いがん治療を受けるための最新知見!続々

2012年8月

世界中から3万人ものがん領域の専門家が集まり、最新の治療成果が発表される米国臨床腫瘍学会(ASCO)。 これまでの標準治療を大きく変え得る新薬登場など、今年もさまざまな最新トピックスが発表された。その最前線をレポートする。 研究投資の成果が毎年、6月に米国シカゴで開かれる米国臨床腫瘍学会(通称ASCO)。今年で48回目を迎え、本年は「がん撲滅のために協力しあおう」をテーマに世界各国から約3万200...

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増えるオピオイド鎮痛薬に、患者さんはどう対応したらよいか飲み間違いなどのメディケーションエラーを防ぐための患者さんと家族の心得

2012年8月

「痛みがコントロールされて いれば、同じ薬を継続的に 使ったほうがよい」と話す 岡本禎晃さん がん患者さんの約8割は、何らかの痛みを感じるといわれています。しかし、こうした痛みの多くは、医療用麻薬(オピオイド)を適切に使うことで和らげることが可能です。現在では様々な種類のオピオイド鎮痛薬が存在しており、飲み間違いや使い方の誤りといった事故(メディケーションエラー)が起こる危険性が増えています。こ...

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痛いときに自分ですぐに鎮痛薬の投与ができるスイッチ1つで痛みを緩和 秘密兵器、電動式PCAポンプとは?

2012年7月

いち早く電動式PCAポンプに 目をつけ、痛みの治療に取り組む 飯嶋哲也さん 痛みを感じたときに、ナースコールを押すことなく、患者さん自らが鎮痛薬を投与できる「電動式PCAポンプ」という 自己調節鎮痛法をご存知でしょうか?昨年1年間で2239人の患者さんに使用した山梨大学では、電動式PCAポンプを用いた痛みのケアで、「世界で1番痛みの少ない病院」を目指しています。 国内トップクラスのPCA使...

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がんの痛みは我慢しないで! 「痛み伝達シート」を活用し、生活の質向上を目指そう

2012年7月

緩和ケアの研究にも 熱心に取り組んでいる 山口 崇さん 痛み治療を受けることで、QOL(生活の質)を向上することができます。そして、それはより効果的ながん治療を受けられる体力を維持することにもつながっていきます。痛みは我慢するものと考える患者さんが多い日本で、「がんの痛み伝達シート」など痛みの自己評価ツールを活用しながら、痛みの除去に取り組む手稲渓仁会病院・緩和ケアチームに痛み治療の実際を聞き...

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自力排尿を可能に!「新膀胱」造設手術

2012年7月

「腸を使って新しい膀胱を造る ことができます」と話す 武藤智さん 膀胱の全摘手術を受けると、以前は腹壁に造った穴から尿を排泄することが多かった。しかし今では、小腸を使って「新膀胱」を造設することで、自分で排尿することが可能になった。帝京大学泌尿器科准教授の武藤智さんによると「条件さえ合えば何歳でも新膀胱は可能」だという。まずは膀胱を全摘 膀胱は、前立腺とともに全摘する 今日、手術を受け...

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ホットフラッシュ、関節痛、うつに対処し、治療を完遂する方法 ホルモン療法中のつらい副作用は、こうして乗り切る!

2012年7月

「ホルモン療法の副作用は、 関節痛が多いです」と話す 蒔田益次郎さん 乳がん手術後のホルモン療法に伴い、ほてりやのぼせ、うつなどの更年期症状が現れることがある。 また、関節痛や骨粗鬆症などの副作用で、ホルモン療法を中止せざるを得ないケースも少なくない。副作用を和らげる対処法を紹介する。 治療期間が長いと再発予防効果が高い乳がんの約7割の患者さんで行われるホルモン療法。ホルモン療法の薬剤には...

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高齢者でも可能になったミニ移植の成功のカギは?

2012年6月

「移植後の周囲のサポートが移植成功の秘訣です」と話す 鬼塚真仁さん これまで、高齢者には難しいとされてきた骨髄移植だが、東海大学医学部血液・腫瘍内科では、高齢者にも適応できる移植法を工夫。若い人並の治療成績をあげている。しかし、同科講師の鬼塚真仁さんによると、成功に一番重要なのは「家族や周囲のサポート」だという。老後を奪う骨髄異形成症候群 無菌室の様子。前処置である抗がん剤や放射線の量が少...

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化学療法と栄養療法併用で予後改善にも期待 栄養改善で元気回復!膵がん化学療法継続の秘訣

2012年6月

「化学療法継続とQOL維持に栄養療法が大切です」と話す、 庄雅之さん がんを治療するための化学療法にもかかわらず、それによって全身状態を悪化させる場合が少なくない。 とくに、栄養低下が深刻な膵がんの患者さんでは化学療法の継続・完遂が難しい。 そんななか、化学療法と並行して行う栄養療法の成果が期待される。 膵がん患者さんは栄養低下が深刻 [図1 膵がんの化学療法に、なぜ栄養サポートが必要なの...

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経腸栄養剤による栄養管理で副作用は軽減!? 強力な化学療法をサポートする経腸栄養剤の力

2012年6月

「患者さん栄養状態をサポート することで、副作用を軽減できるかもしれません」と話す 宮田博志さん 食道がんの化学療法はより強力な薬剤が使われるようになった。その結果、副作用をいかに抑えるかが課題となっている。 そんななか、副作用を抑える方法として今期待を集めているのが、"栄養管理"。 患者さんの栄養状態を改善することで、副作用が軽減されたという報告も出てきている。 食道...

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電気刺激を活用した日米共同開発の細胞処理技術 樹状細胞ワクチン療法の治療効果向上のカギを握る「エレクトロポレーション法」

2012年6月

がん細胞の目印を免疫細胞に覚え込ませて体内に戻し、がん細胞を効率的に攻撃させる樹状細胞ワクチン療法。その治療効果を高めるため様々な技術開発が進んでいる。 電気刺激による樹状細胞の能力向上がん細胞はその表面上に、がん特有の目印を出している。 免疫細胞の1つである樹状細胞は、その目印を取り込み、がん攻撃の実働部隊であるT細胞に攻撃目標として伝える"司令官"。樹状細胞ワクチン療法は...

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